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    【獣医師監修】犬がマーキングする理由とは?やめさせる方法とマナーについて

    愛犬のマーキングは自然な行為ですが、マーキングがひどい犬の場合、頭を悩ませる飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。特に去勢や避妊をしていない犬の飼い主さんからは、多くの悩み相談があります。 お散歩中に、他人の敷地内や家の前、公共の場である公園や道路でマーキングしてしまうとトラブルになることもあり、室外でのオシッコをやめさせたいと思っている人も多いでしょう。 マーキングを中心にトレーニングは基本的に子犬のうちから行うのが理想ですが、成犬になってからでも対処は可能です。愛犬がなぜマーキングをするのか理由を知ることが、マーキングをやめさせるための重要なポイントになります。 愛犬の気持ちや心理に基づいて、マーキング対策を行いましょう。 今回は、獣医師監修のもと、犬がマーキング行為をする理由ややめさせる方法、マナーについて解説します。 マーキングとは何か? そもそも、愛犬のマーキングは単なる排泄行為ではないということを最初に知っておく必要があります。ここでは、犬のマーキングの直し方の前提として重要となるマーキングの基本情報について説明させていただきます。 マーキングとは マーキングとは、犬が電柱や木の幹、家具などあちこちに自分のおしっこを頻繁に少量排泄することを指し、オス犬だけでなくメス犬にも見られる本能的な行為です。なお、去勢や避妊手術をしている犬であってもマーキングすることがあります。 膀胱におしっこが溜まり自然の摂理で排泄するのが通常のおしっこですが、同じおしっこでも意図的にあちこちに少量のおしっこをするのがマーキングで、この2つの排泄目的は大きく異なります。 前者の意図的な排泄に関しては、縄張り意識や他の犬に自分の存在を示すためにマーキングを繰り返すため、おしっこが微量、または全く出ないのにも関わらず、排尿ポーズを取ることもあります。 マーキング行為の意味 愛犬のオシッコには、性別や年齢、体の大きさ、健康状態、発情期か否かなどのさまざまな情報が含まれており、マーキング行為にはニオイ付けをして自分の存在をアピールするという理由があります。 マーキングの目的 オス犬や稀にメス犬がマーキング行為をする目的は、愛犬が自分の存在を アピールしたり、他の犬とおしっこの臭いで情報交換するコミュニケーションの一環であったり、自分の匂いを付けることで安心したりと、マーキングにはさまざまな意味が込められています。 マーキングの対象 マーキングは、いわば愛犬の名刺代わりのようなものです。そのため、電柱や草むらなど、どんなものでもマーキングの対象となり得ますが、特に室外でのマーキングが多いのが特徴です。 電柱や高い位置へのマーキング 愛犬が「自分は大きくて強い!」とアピールするときに見られるのが、電柱や木の幹、外壁などのより高い位置へのマーキングです。 片足を高く上げるだけでなく、自己主張が強い愛犬や去勢・去勢手術をしていない犬によっては逆立ちしてマーキングすることもありますが、逆立ちでのマーキングに関しては体の小さな小型犬に多くみられるといわれています。 散歩中のマーキング 電柱や木の幹はもちろん、他の家の外壁やプランター、草むらなどもマーキングの対象になり、オシッコをかけたがる犬は多いです。 特に他のワンちゃんのおしっこのニオイがする場所が対象になりやすく、反射的に自分のおしっこをかけてより自分の存在を強くアピールします。 このようなケースでは、本能的な行為ですので、犬の生物学上当たり前だということを前提に、愛犬の気持ちに寄り添って叱らないことが大切です。 自分の情報を伝えるマーキング 自分の情報を伝えるマーキングでは、低い高いに関わらずどんな場所でもマーキングの対象になります。 犬がマーキングする理由 犬のマーキングの目的は「排泄」ではなく「ニオイ付け」ですが、マーキングする理由はさまざまです。 ここでは、犬がマーキングする理由やマーキングの可能性を示す行動について解説します。 犬の心理とマーキング 愛犬にとってマーキング行為は本能的な行動ですが、状況によって心理は異なります。 テリトリー意識とマーキング 犬には縄張り意識があり、自分のテリトリーを主張するために自分のオシッコを排泄することでマーキングを行うことがあります。 マーキング理由で最も多いと考えられているのが、この縄張りを守るためのマーキングです。 しかし、論文によっては多くの猫のマーキング理由がテリトリー意識の強さによるものであるのに対し、犬においては他の犬に対しての情報伝達、オス犬に関してはマーキングによって性フェロモンを様々な場所に残すことにより、繁殖期にあることを他犬に伝達するケースが多いという意見もあります。 この理論から考えると、特に去勢をしていない犬に関してはマーキング頻度が多いのではないでしょうか。 参考論文|日鼻誌37(1): 1~4, 1998, 動物たちの嗅覚と行動 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi1982/37/1/37_1_1/_pdf/-char/ja ストレスとマーキング 犬によっては、ストレスによってマーキングをすることもありますので、このケースにおいては特にストレス要因を取り除くことを第一に考え、犬の気持ちに寄り添ってマーキング防止の練習を行うことが大切です。 これは、自分のニオイを付けることで安心感を得られるためで、不安や恐怖、寂しさ、運動不足、環境の変化など、さまざまな原因が考えられます。 室内でマーキングをしてしまう場合ではストレスが理由であることが多いですが、泌尿器系の病気を患っている可能性もあるため、急にマーキングするようになったと言う場合では一度獣医師に相談することをおすすめします。 病気が原因の場合は、オシッコの匂いや色に変化が生じるケースが多いのが特徴です。 なお、犬の場合は室外でのマーキングが多いのに対し、論文によるとストレスによるマーキングに関しては、床や壁など、室内でのマーキング行為が多いケースにおいてストレスが原因になっていると捉えることができます。 室内マーキングだけでなく、噛む・破壊行為など、マーキング以外の問題行動がみられる場合は、ストレス対策を行う必要があります。 参考論文|工学院大学大学院 工学研究科建築学専攻博士後期課程, 家庭動物と共棲する住環境の建築技術とシステムに関する研究 https://www.kogakuin.ac.jp/faculty/graduate_school/t5eu690000018q2w-att/a1616479567744.pdf 自己主張としてのマーキング オス犬もメス犬も犬は自己主張をするためにマーキングを行うケースがありますが、普段はマーキングしないメス犬が発情期であることをオス犬に知らせるためにマーキングを行うこともあります。 このメス犬のおしっこのニオイを嗅いだオス犬が、自分をアピールするために対象箇所にマーキングをすることもよく見られる行為です。 先述で、オス犬に関してはマーキングによって性フェロモ ンを様々な場所に残すことにより、繁殖期にあることを他犬に伝達するケースが多いことを説明させていただきましたが、稀にメス犬にも同様のことが起こります。 マーキングの可能性を示す行動 マーキングは犬の本能的な行動で、習慣化している場合では無理にやめさせるべきものではありませんが、臭いを嫌がる方が多いので、しっかりとオシッコに関してはマナーを守ることが基本です。 メリハリをつけることが大切で、マーキングの可能性を示す行動を知っておくことで対処しやすくなるでしょう。 行動の変化から見るマーキングの可能性 愛犬がマーキングをする前には予備動作が見られます。 予備動作は個体差があるため一概に「これをしたらマーキングする」と言うことはできませんが、対象物のニオイをクンクンと嗅ぎ、ソワソワしだしたらマーキングする可能性が高いでしょう。 また、他犬がマーキングした場所に上書きするケースが多いので、決まった臭いのする場所でマーキングする犬も多いのが特徴です。 愛犬の予備動作はどのようなものが見られるか、飼い主さんがよく観察することが大切です。 場所、時間、状況から見るマーキングの可能性 マーキングをする場所や時間、状況は犬によって異なります。トイレ以外でのオシッコが習慣化している場合では、いつ、どこで、どんな時にマーキングするかを確認しましょう。 なお、前述でご紹介させていただいたように、室内でのマーキング行為が多いケースにおいてストレスが原因になっているケースが多いので、マーキング対策の前にストレスケアを行うことが重要視されます。 室内でのマーキングの防止策 室内でマーキングをしてしまう場合、3つの原因が考えられます。 ■犬が室内でマーキングする理由 ①ストレス ②縄張り意識(テリトリー主張)によるもの ③加齢や病気 ストレスや加齢、病気によるものではそれぞれの原因に合わせて対処してあげることが大切ですが、縄張り意識(テリトリー主張)によるものでは、環境を整えてあげたりトレーニングを行うことでマーキングを減らすことができるでしょう。 マーキングをやめさせる方法 縄張り意識から室内でマーキング行為をしている場合、愛犬だけの場所(=縄張り)とトイレがしっかり区別できていないことが原因になっているケースが多いのが特徴です。 室内を完全フリーにして室内全部を愛犬の縄張りとするのではなく、犬が落ち着いて休めるハウスを用意して、ワンちゃんだけの場所を作ってあげましょう。 また、本来ワンちゃんは安全のために自分の寝床から離れた場所で排泄する習性があり、匂い対策も大変ですので、ハウスの中にトイレを用意するのではなく、トイレはトイレで場所を確保することが重要です。 さらに、マーキングしそうな対象物を置いておかない、マーキングの予備動作が見られたときは気を反らしたりハウスに入ってもらうなど、マーキングをしないサポートをすることも忘れないでくださいね。 適切なトイレトレーニング 外でトイレをさせている飼い主さんも多いと思いますが、病気や加齢、悪天候などでお散歩に行けない場合もあることを考え、基本的には室内でトイレができるようにしておきましょう。 トイレトレーニングは、排泄しやすいタイミングや排泄のサインが見られたらおやつなどを使ってトイレに誘導してください。 そして、トイレで排泄ができたら大げさなくらいにたくさん褒めてあげることがポイントです。ご自身で対処できない場合は、ドッグトレーナーへの相談も大切ですが、ドッグトレーナーを選ぶ時は飼い主さんが一緒に教えてもらえる(一緒にトレーニングに参加できる)ドッグトレーナーを選ぶことが大切です。 ドッグトレーナーに飼い主さんがトレーニング手順を教えてもらい、トレーニング場所と環境が異なる自宅を中心に、どんな場所でも飼い主さんが愛犬のオシッコのトレーニングができるようになることがポイントです。 マーキング行為は飼い主さんの悩みにもなりますが、犬の本能的行為であるケースが多いので、愛犬の気持ちに寄り添ってくれるトレーナーを選ぶことも大切です。 ■排泄しやすいタイミングと排泄のサイン 【タイミング】 ・寝起き ・食後 ・運動後 ・興奮したとき 【排泄のサイン】 ・床のニオイを嗅いで歩く ・グルグル回る ・ソワソワしている トイレに誘導しても排泄しなかった場合は、30分後に再度誘導してみましょう。 徐々におやつなしで誘導し、最終的には自分でトイレに行って排泄できるようになればトレーニング終了です。 失敗しても決して叱らず、無言で片付けることもトイレトレーニングの基本なので覚えておいてくださいね。マーキング行為は飼い主さんの悩みを大きくしてしまうケースがありますが、叱ってしまうと、愛犬は排泄することがいけないことだと思ってしまい、排泄を我慢して尿路系疾患を発症したり、隠れて排泄するようになってしまいます。 特に子犬の場合は、マーキングではなく粗相してしまうケースが多いのですが、子犬の粗相に関しては特に優しく時間をかけて教えてあげることが重要です。 マーキング後の掃除と消臭方法 愛犬が室内でマーキングしてしまったときは、トイレトレーニング同様に叱らず無言で片付けましょう。 室内でマーキングする理由がストレスであった場合、さらにストレスを与えてしまったり信頼を失ってしまうなど、マーキングを助長してしまうことにもなりかねません。 マーキングした場所の確認と消臭 どこにマーキングをしたか場所を確認し、ニオイが残っていると再びそこでマーキングしてしまうため、しっかり消臭してください。 犬の嗅覚は人よりも遥かに鋭いので、排泄専用のペット用スプレーでの消臭をおすすめします。 推奨される消臭アイテムの紹介 ・プリジア for ペット 愛犬が舐めてしまったり、手足にかかっても安全な除菌消臭水です。 次亜塩素酸水のスプレーですが、細菌やウイルスに含まれるタンパク質を直接分解・消滅させ、最後は水に戻ります。 もちろん飼い主さんの手肌にも優しく、ワンちゃんのものだけなく人間のものなどにも使用できるので、普段使いできるおすすめ消臭アイテムです。 愛犬のマーキングの悩みがある飼い主さんは、試してみると良いでしょう。 散歩中のマーキングとマナー お散歩中にマーキングしてしまう場合では、他の人の迷惑にならないようにマナーにも配慮が必要です。 ここでは、お散歩中にマーキングする理由とマナーとしての対処法を解説します。 散歩中にマーキングする理由 愛犬がお散歩中にマーキングをする場合、3つの理由が考えられます。 ■犬が散歩中にマーキングする理由 ①テリトリー主張 ②自己主張 ③コミュニケーションの一環として いずれも本能的な行動ですが、ワンちゃんの気を反らしたりニオイを長く嗅がせないなど、マーキングをコントロールしてできるだけマーキングさせないようにすることが大切です。 マナーとしての対処法 それでは、マナーとしてどのように対処したら良いのでしょうか。 散歩時のマナー まずは、お散歩の前に、家でトイレを済ませておきましょう。 また、マーキングをしてしまったときはその場所に水を流しますが、犬の嗅覚は鋭いので他犬のマーキングを誘発するリスク軽減はできません。 しかし、他人への配慮として非常に重要です。 室内でのマナー 自宅ではなく、ドッグカフェや宿泊施設、友人宅などを訪れる場合は、マナーパンツを着用させましょう。特に子犬の場合は、マーキングではなく粗相が多いので、外出先でのマナーパンツは必須です。 筆者プロフィール ■筆者 高田菜月(たかだ なつき) 2年間の愛犬(虹組)の介護中に老犬の飼育放棄の多さに驚愕。すべての犬猫が幸せで穏やかな時間を最期まですごしてもらうためにできることは何かを考え、飼い主さんのサポートや老犬・老猫のトータルケアができるサロンを開業するべく準備中。17歳のミニチュアダックスと16歳のチワックスと暮らす。<保有資格>・JKC愛犬飼育管理士・ペットフーディスト・ペット看護士・ペットセラピスト・トリマー・ペットスタイリスト・ペットスタイリスト・動物介護士 獣医師プロフィール ■獣医師 千葉恵(ちば めぐみ) 2012年に大学を卒業し、小動物臨床獣医師として従事。人と同様に、愛玩動物の高齢化が進んでいるため、治療の他に、体に負担が少ない治療も取り入れていくために日々励む。現在、獣医師として活躍しながら、東洋医学(主に鍼灸)を学んでいる。多くの犬や猫たちが幸せな時間を過ごせるように努めている。 筆者プロフィール ■記事執筆 犬の管理栄養士 望月紗季(もちづき さき) 一般社団法人愛玩動物健康管理協会の代表理事。犬の管理栄養士、犬の管理栄養士/アドバンス、愛玩動物救命士、犬猫行動アナリスト、ペット介護士、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザーを中心に数多くのペット関連資格を保有。総合栄養食や流動食、アレルギー食や特定犬種の疾患に応じたペットフードの委託栄養設計や開発を行っております。

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    犬が喜ぶ噛むおもちゃの選び方とおすすめ商品

    噛むおもちゃは、犬の本能からくる「噛みたい欲求」を満たしてくれます。 さらに、デンタルケアやお留守番どきのストレス発散アイテムとしても重宝されるため、非常に人気のあるおもちゃです。 噛むおもちゃは、噛むだけではなく、嗅覚・味覚・聴覚など本能を刺激するようなさまざまな付加価値のある商品が展開されるようになりました。 そこで、本記事では、愛犬にあった噛むおもちゃを選びやすいように、人気商品やおすすめ商品についても解説していきます。 犬が噛む理由とは? 犬は、手で物をとったり言葉で伝えたりできない分、口で物をとり、噛むことで気持ちを伝えます。 恐怖心や驚き、痛さやストレスなどにより噛む行為につながりますが、犬にとって噛む行為は人間が「痛い」「やめて」と言葉にする場合と同じです。 また、子犬と成犬では噛む理由にも違いがあるため、それぞれ解説します。 子犬の噛む理由 噛む行為は犬にとっては、ごく自然なことです。 赤ちゃんが誰に教わることなくおっぱいを飲むように「噛む」ことも本能として備わっています。 例えば、驚いたり、怖がったりした際に人間が手を振り払うのと同じく、身を守ろうとしてとっさに噛んでしまうことがあります。 さらに、子犬は離乳する時期から歯が生え変わり始めるため、歯がむず痒くなるでしょう。そのため、物を噛むことが増えてきます。 大人の歯に生え変わる7〜8カ月頃までは、歯のむず痒さによる噛みつきが続きます。 歯が生え変わる時期はいろいろなものを噛もうとするため、人間の赤ちゃんの歯固めのような、犬用の噛むおもちゃを与えてあげましょう。 ただし、歯の生え変わりだからといって噛むことを許容してはいけません。この時期にしっかりと、人間社会で生きていくための噛むことについての「しつけ」をします。 噛み癖をつけたまま成犬にさせてしまった場合、悩まされることになるでしょう。 たとえ噛む行為が犬にとっては自然な行為だとしても、成犬が本気で噛むと怪我だけでは済まない場合があります。 ただし、犬の噛む行為を完全になくそうとするのは、人間にとって「話すな」「感情をだすな」と同じことです。 完全に噛まないようにするのではなく、犬が人間社会で生きていくためのルールを教えましょう。 また、しつけは愛犬と飼い主との主従関係と信頼関係を結ぶためにも必要です。主従関係や信頼関係がしっかりしていなければ、犬は飼い主のいうことは聞きません。 飼い主が愛犬を制御できなければ、愛犬は人間社会で生きられなくなります。特に「噛む」ことについては、子犬の時期からしっかりとしつけることが大切です。 しつけをしている最中に噛まれて困っている場合は、噛まれて欲しくない家具など、なるべく子犬の視界に入らないようにしたり、市販の噛みつき防止スプレーを使用したりしてみましょう。 成犬の噛む理由 子犬の時期にしつけをされていたとしても、噛む行為は「犬の本能」としてあるため、恐怖を感じたり身を守ろうとしたりする場合は、噛みます。 例えば、いくら愛犬に人間を噛まないようにしつけていたとしても、見知らぬ人間が近づいてきて突然手を伸ばしてきた場合、愛犬は驚きと恐怖で噛んでしまう可能性があります。 人間にとっては愛情表現のつもりでも、犬にとっては突然攻撃してきたと感じてしまうことはあるでしょう。 また、犬もストレスが溜まっていると攻撃性が高くなっています。攻撃は噛む行為につながるため、ストレスを溜めさせないことが大切です。 運動不足もストレスの原因となりますが、犬は群れとして生きることを本能的に必要とするため、留守番ばかりで家族とのコミュニケーション不足はストレスを溜めてしまいます。 しっかりとお散歩や運動をさせ、コミュニケーションをとることでストレスを発散させるようにしましょう。 また、病気やケガによって痛みを感じている箇所があり、痛い箇所に触れられてしまった場合、犬は反射的に噛んでしまうことがあります。 触れただけで噛んだ場合やいつもと様子が違う場合は、一度、動物病院で診てもらいましょう。 犬用噛むおもちゃの選び方 犬の本能のひとつに、獲物を捕まえたい欲求があります。 獲物を追いかけて口にくわえ、振り回して引きちぎって食べることが動物としての本来の生き方でもあります。 そのため、おもちゃで少しでも欲求を満たしてあげましょう。 安全性と素材の選定 犬だけが遊ぶためのおもちゃは、飲み込んでしまったり、引きちぎって食べてしまったりしないような大きさと硬さのあるおもちゃにしましょう。 犬は噛む力が強いため、思いもよらず壊して食べてしまう場合があります。食べてしまうことを想定した場合、食べても害のない安全な素材であれば安心感があります。 例えば、主原料がとうもろこしなどでできている100%食品のおもちゃもあるため、おもちゃを購入する際には主原料もチェックしましょう。 また、飲み込んでしまった場合を考えた際、内臓が傷つかないようなシンプルな形状であれば、さらに安心です。 犬の好みや興味に基づいたおもちゃの選び方 「狩猟本能」など、犬が持つ本能を満たせるおもちゃは喜びます。 「噛む」「追う」「捕まえる」「振り回す」「嗅覚を使う」などの満足度は高いでしょう。 例えば次の3つのタイプのおもちゃがおすすめです。 デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃ 引っ張るタイプのおもちゃ 追いかけ持ってこさせるタイプのおもちゃ ひとりでお留守番のときに重宝するおもちゃが、デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃです。特におやつを入れるタイプは嗅覚も刺激するため、長時間遊んでくれる場合も多いでしょう。 犬は家族と遊ぶことを非常に喜びます。 ロープ型などで引っ張りあうことで、獲物に噛みついて仕留めるような狩猟本能を満たせます。 獲物を追いかけて仕留めるような狩猟本能を満たせるのが、ボールやフライングディスクでしょう。 運動ができて、家族とも遊べ、本能も満たせる3要素が入っているため、愛犬にとって万能な遊び方です。ただし、屋外が主となります。 愛犬と一緒に、遊びながらしつけや信頼関係の構築をしていきましょう。 犬の体型・口の大きさに適したおもちゃを選ぶ 犬に対して、おもちゃの大きさが大きすぎると口にくわえることが難しく、小さすぎると誤飲してしまう危険性があります。 大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用のサイズのおもちゃを選びましょう。 また、おもちゃの硬さや噛み心地もポイントとなります。 子犬のようにまだ噛む力も歯も弱い状態で、硬いおもちゃを与えてしまうと、歯が欠けてしまったり顎を痛めてしまうため注意しましょう。 また、おもちゃにしてはいけないのは「人間の手」です。 犬が人間の手にじゃれてくる場合は、誘いに乗らず、すぐ、おもちゃを与えてください。人間の手で遊んでしまうと「人間の手は噛んでもよい対象」となってしまいます。 音・香り付きのおもちゃで愛犬を飽きさせない工夫 音や香りつきのおもちゃは、聴覚や嗅覚を刺激されます。 そのため、動物の本能的な部分が刺激されることから、比較的よく遊んでくれるでしょう。 香りはスイーツやフルーツなど多くのバリエーションがあるため、飽きさせずに楽しませられるでしょう。お留守番中や動きが静かなシニア犬にもおすすめです。 音つきのおもちゃの音は、犬が一般的に好きな音です。そのためテンションがあがり、遊びにさそう仕草をみせることも多くあります。 お留守番のときに、香りつきと音の出るおもちゃを入れて、少しでもさみしさを紛らわせてあげましょう。 おすすめの犬用噛むおもちゃ 犬用のおもちゃは、多種多様です。 デンタルケアができるものや知育タイプ、耐久性があるものなど、愛犬のタイプや生活環境・状況によって選択できるため、一部ご紹介します。 耐久性のある犬用おもちゃ 出典:小型犬用エゾ鹿の角 | ケアオール|エバナース株式会社 人気が高い、耐久性のあるおもちゃは「鹿の角」です。 耐久性の面で考えると非常に高い耐久性のため、どのおもちゃも噛んで壊してしまう犬でも壊れることは、ほぼありません。 「鹿の角」は人気が高いため、多くのお店で販売されています。 そのため、超小型犬・小型犬用以外にも、中型犬用・大型犬用のサイズ展開をしている場合も多くあります。 子犬・シニア犬については、硬すぎることで歯や顎を痛める可能性があるため、注意が必要です。 デザインの特徴 出典:ハンター ドイツのペット用品専門店(日本正規輸入代理店) ジャーマンペット HUNTERは欧州最大級のペットブランドで、オシャレで目を引くデザイン性の高い商品が多くあり、一見すると人間の子ども用に感じます。贈り物としても人気の高いおもちゃです。 また、デザイン性だけではなく品質や安全性にもこだわり、構造試験・燃焼試験・化学試験に合格しています。 水に浮かべて遊ぶものや凍らせて遊ぶものなど、楽しい商品も盛りだくさんです。 犬のサイズ別のおすすめおもちゃ 犬のおもちゃは、飼い主と一緒に遊べるおもちゃや自立して遊ぶおもちゃ、知育やデンタルケアができるおもちゃなど、目的に合わせて選べます。 おもちゃのサイズは愛犬の体格にあわせて選ぶことが大切です。 小型犬向け 出典:コングジャパン株式会社 ゴム製のおもちゃは人気がありますが、中でも超小型犬用か〜大型犬まで繊細なサイズ展開をしてくれている「コング」は、おすすめです。 サイズだけではなく、硬さについても子犬向けからシニア犬向け、成犬の中でも特に噛む力が強い犬向けと豊富に展開されています。 コングの中には、おやつだけではなく、ウェットなごはんも入れられるため、遊びながら時間をかけて食べてもらえます。 小型犬だけではなく、中型犬や大型犬にもおすすめですが、超小型犬用のサイズがあることや子犬やシニア犬でも利用できる硬さがあることから、小型犬向けでおすすめしました。 中型犬向け 出典:犬屋:「70cm超巨大 マグロ ぬいぐるみ」 中型犬から超大型犬まで対応とされている、鳴き笛入りの超巨大ぬいぐるみです。 大人が抱いても大きいと感じるほどの迫力ある大きさのため、格闘するような遊びかたをするなど本能を刺激してくれる商品です。 しっかりと厚みはありますが、やはりパーツが破損したり外れたりする可能性はあります。大型犬においては、早い段階でちぎられてしまう場合もあるため、ここでは中型犬向けのおすすめとして紹介します。 時々なる鳴き笛にテンションがあがる犬も多く、楽しそうな愛犬の姿を見て、ほつれを縫いながら使用したり、リピートしたりする飼い主さんもいるほど重宝するおもちゃです。 大型犬向け 出典:Jolly Pets 大型犬におもちゃを与えると、壊れにくくて丈夫とされているおもちゃですら、瞬時に破壊されることは珍しくありません。 破壊されずに遊べるおもちゃを探している大型犬の飼い主さんも多いでしょう。 丈夫で壊れにくく大型犬がおもいっきり遊べるおもちゃといえば、パンクしないと人気の米国ロングセラーのジョリーボールです。 取っ手と甘い香りつきのボールは、よく弾み、よく浮き、激しい噛みつきでもパンクしない優れものです。使用されているゴムは天然ゴムと安全性にも配慮されています。 弾ませれば予測できない動きをして、大型犬同士で引っ張り合って遊んでも破壊できないボールに夢中になる犬も多いでしょう。 デンタルケアおもちゃの種類 犬のデンタルケアもできるおもちゃの種類は豊富にありますが、主なタイプは次の4つです。 ロープ型 ゴム素材型 鹿の角 ガム ロープ型は、飼い主と引っ張りあったり、太いロープを自分で噛んだりしながら歯垢を除去します。ただし、ロープの繊維を飲みこんでしまっている場合も多いため、注意しましょう。 ゴム素材型は食べ物を中に入れて長時間噛ませることで、歯垢を除去します。少しくらい飲み込んでも問題ないような天然素材のゴムを使用している場合がほとんどです。 鹿の角は、非常に強度があるため、長い時間噛ませられることで歯垢も除去されていきます。すぐにかみ砕いてしまう大型犬や噛む力が強い犬に、おすすめです。 デンタルガムは美味しく食べながら、歯垢を除去します。 味も大きさも豊富にあるため、おやつとして好んで食べたがることも珍しくありません。 ただし、噛む力の強い大型犬の場合は、太めの骨タイプのガムでもすぐに噛みちぎってしまうことがあります。早い段階で嚙みちぎってしまう場合、のどに詰まらせてしまい、取り返しのつかない事態もあるため、注意が必要です。 使用方法と効果 デンタルケアの使用方法は前述したとおり、遊びながら歯垢をとっていきます。 ただし、デンタルケアのおもちゃを使用しているから、歯磨きをしなくてもよいわけではありません。 デンタルケアのおもちゃが当たらなかった歯の箇所には汚れがたまったままです。 デンタルケアのおもちゃは、補助的なものと考えましょう。 そのため、しっかりと歯垢を除去していくためには、歯磨きは欠かせません。 ただし、愛犬に歯磨きは楽しいと思わせることが大切なため、嫌がる場合は無理強いせずにデンタルケアのおもちゃを小まめに楽しく使用してもらいましょう。 犬は虫歯になりにくいとはいわれますが、歯周病になる可能性はあります。 歯周病になってしまうと、骨や内臓にまで影響がでる可能性が高くなるため、歯周病の原因となる歯垢はしっかりと落としていきましょう。 知育おもちゃとおやつを組み合わせた犬用おもちゃ 知育おもちゃを活用することで、愛犬におやつで満足感を与えながら、楽しく頭をつかわせ、歯の歯垢を落とせます。 おやつと歯垢を落とすことを同時に行うことは、意味がないと考える人も少なくないでしょう。しかし、犬の歯垢を落とすためには、しっかりと噛んでもらうことが何より大切です。 また、歯垢になるには4日前後かかるといわれているため、毎日の歯のケアの継続を無理なくできるようにしましょう。 関連記事と人気の商品 犬の本能的な部分を満足させながら、歯垢をとったりストレスを解消させたりなど、効率的な使用ができるおもちゃは、飼い主としても助かります。 噛むおもちゃは、愛犬と飼い主の双方に必要とされる人気のおもちゃです。 そこで、売れ筋商品とおすすめ商品について、それぞれベスト5をご紹介します。 犬用噛むおもちゃの売れ筋ランキング 犬用噛むおもちゃ売れ筋ランキングベスト5をご紹介します。 第5位 【プラッツ PLATZ:SPORN スポーン マローボーン プチ】 ボーンの中心にジャーキーフレーバーペーストを入れ込んだ全く新しいデンタルケア用品です。 遊びながら噛むことで、デンタルケアができます。 無毒性の硬質ナイロンで作られているため、耐久性も高く素材の安心感もあります。 第4位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:犬 歯磨き おもちゃ デンタルトイ ティーザー S-M 】 楽しく噛みながら、歯の汚れを取る歯磨きおもちゃ(デンタルトイ)です。 のどの奥に入りにくいおにぎり型がポイントです。 しっかり噛むことで歯垢が取れます。 ベーコンフレーバー付きのため、強く噛んでしまいがちですが丈夫なナイロン素材で耐久性が高めです。 第3位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:ハーツデンタル チューリング S~M ベーコンフレーバー】 4つのパーツがクルクルと回り、噛み方によってパーツが動くため、飽きずに遊べます。 また、パーツは噛み心地の違う形状でフレーバー付きです。 第2位 【ペットステージ Petstages:PTPS216 ウッディー・タフ・スティック スモール】 天然木チップを新技術で固めたチュートイです。 天然木の香りと本物の木を噛んでいるような噛み応えがあるため、犬の本能を刺激します。 噛んでもささくれになりにくく安心です。 噛む欲求の強い犬のストレス解消に役立つでしょう。 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 第1位は、2位とサイズ違いのペットステージ PetstagesのPTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージです。 天然木チップを新技術で固めているため、素材の安心感とささくれが出にくいことから怪我につながりにくい安全性も人気に繋がっています。 また、香りと噛む感触が、犬の本能を満たしてくれます。 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動) おすすめの犬用噛むおもちゃランキングTOP5 おすすめの犬用噛むおもちゃ5つをランキング形式でご紹介します。 第5位 【PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)キャタピーJr. 小型犬】 出典:PLATZ 第5位は、PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)のキャタピーJr.小型犬用です。 見た目が非常にかわいいことでも人気があります。 ポイントは、体の節ごとに入っているスクィーカーによって音がでることです。 肌ざわりは柔らかく、耐久性もあります。 第4位 【ドキーマン:毎日ハミガキコットンステックSサイズ】 出典:Doggy Man 第4位は、ドキーマン:毎日ハミガキコットンスティックSサイズです。 ハミガキコットンのスティックサイズは「Mini・SS・S」と3つあります。 定番のロープタイプで噛みやすく、ほどよい硬さです。 飼い主や犬同士で引っ張りあって楽しみながら歯垢を落とせます。 第3位 【ハーツ(Hartz):デンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバー】 出典:Hartz 第3位は、ハーツ(Harts)のデンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバーです。 硬さやサイズのバリエーションも豊富にあり、商品タイプによっては、いちごや青りんごフレーバーも用意されています。 また、丈夫なナイロン素材のため、耐久性が高めです。 歯の汚れを落としながら歯茎までマッサージできるため、噛めば噛むほど歯の歯垢もとれやすくなります。 第2位 【JW Pet:ホーリーローラーボール 中型犬 Mサイズ ライトブルー】  出典:PLATZ     第2位は、JW Petのホーリーローラーボールです。 100%ナチュラルラバーです。80℃以上の高温に耐えるため、熱湯消毒ができます。 耐久性も高く、中におやつなどを入れて楽しめます。 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 第1位は、北海道の天然物のエゾ鹿の角です。 鹿の角を時間かけて半割加工しているため、犬の嗅覚を刺激しやすくなっていることで食いつきが違います。怪我をしないように加工処理や熱処理殺菌をしているため安心です。 鹿の角は、強度が高く長く噛みつづけられます。 デンタルケアとしても優秀です。 実際に使用した愛犬家の意見やレビュー 売れ筋商品とおすすめ商品、それぞれの第1位の商品について、実際に愛犬家が愛犬に利用したときの口コミをご紹介します。 売れ筋商品 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動)  飽きそうで飽きずによく噛んでいます。 (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ ラブのために購入 あげた瞬間からガジガジ齧りまくりで数日しか持ちませんでした(汗) 最後は手のひらサイズまで削り取られました 齧っても細かい破片にしかならないので食べても問題はなさそうです もう少し値段が安ければリピートしてたかなぁ (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ おすすめ商品 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 購入の決め手は、「無添加で自然素材」だったことです。 結論から言うと、購入して良かった。 何よりも、食いつきが違います。 何かに取り付かれたかのように 一心不乱にカミカミしています。 食事のあと、おやつのあとに与えていますが 歯磨き効果もあるようで 食後のフードの臭いが軽減されているように思います。 ママ、例のあれ忘れないでね?とばかりに 食後の鹿角をおねだり。 しまってあるところを分かっているので 扉の前に座って待っています。 今年の誕生日プレゼントは とても気に入ってもらえたようです。 犬友にも、おススメしたいと思います! 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  • 犬がご飯食べる

    【専門家が解説!】与えてはダメ!犬が食べてはいけないもの

    人間が普通に食べていいものであっても、ワンちゃんが食べてはいけない危険なものがあることをご存知ですか? ワンちゃんが食べてはいけないものの中には、中毒を起こしたり、命を落とす可能性があるものもあり、愛犬のためにも食べていいものと食べてはいけないものを知っておくことは大切なことです。 そこで本記事では、ワンちゃんが食べてはいけないものやその理由、誤って食べてしまったときの対処法を解説します。 また、ワンちゃんが食べていいものであっても、注意が必要なものもあるため、しっかり覚えておいてくださいね。 具体的な食べ物とその理由 ワンちゃんが絶対に食べてはいけないものは、そう多くはないです。しかし、身近な食べ物のため、食べられないように注意するのはもちろん、ゴミの処理にも配慮しましょう。 ここでは、ワンちゃんが絶対に食べてはいけない野菜類や果物類、その他の食べ物を理由と共にご紹介します。 犬が食べてはいけない野菜類 まずは、ワンちゃんが絶対に食べてはいけない野菜類や生で食べさせてはいけない野菜類、多量に食べてはいけない野菜類をそれぞれご覧ください。 ■犬が絶対に食べてはいけない野菜類一覧 ・玉ねぎなどのネギ類(玉ねぎ、青ネギ、白ネギ、長ネギ、万能ねぎ、わけぎ、あさつき、小ネギ、エシャロット、ニラ、ラッキョウ、リーキなど) ・緑色のじゃがいも・熟していない青いトマト・じゃがいもの芽・トマトやナスのヘタ じゃがいもの芽やナスやトマトのヘタは人間でも食べることはない部位で、飼い主さんが進んで与えることはないと思いますが、わんちゃんがあさって食べることがないように生ごみの処理には十分に注意してください。 これらの野菜類の危険性は、「犬にとって危険な野菜とその危険性」で解説します。 ■犬が生で食べてはいけない野菜類一覧 ・ほうれん草 ・チンゲンサイ ・小松菜・もやし ・とうもろこし ・里芋 ・じゃがいも ・さつまいも ・かぼちゃ・豆類全般 ・きのこ類全般 生で食べるとシュウ酸が多すぎて尿石症になるリスクが高まったり、消化不良や腹痛を起こす可能性があるため、加熱して与えるようにしてください。 ■犬が多量に食べてはいけない野菜類・ぎんなん ワンちゃんの薬膳などに使用されることもあり、少量(1~2粒程度)であれば、食べても問題はありませんが、たくさん食べるとビタミンB6の働きが阻害されたり、中毒症状を起こす可能性があるため注意が必要です。 犬にとって危険な野菜とその危険性①玉ねぎなどのネギ類 ネギ類に含まれる「有機チオ硫酸化合物」は、ネギ中毒を起こす可能性があります。 ワンちゃんは有機チオ硫酸化合物を分解する酵素を持っておらず、ワンちゃんの体内に入ると赤血球を破壊します。 赤血球が破壊されることで体中に酸素を運ぶことができなくなって貧血や呼吸困難を起こす可能性があり、最悪の場合は命を落とすこともあるため絶対に与えないようにしてください。 ワンちゃんに玉ねぎを与えた研究結果によれば、体重1kgあたり5g以上の玉ねぎを食べると体に異変が起こる可能性が高いとされていますが、個体差があるのはもちろん、柴犬や秋田犬など和犬は中毒症状が出やすい傾向にあるため、十分に注意が必要です。(※1) また、加熱や乾燥、エキスにしても毒性が残るため、ネギ類が含まれている加工品にも注意してください。 犬にとって危険な野菜とその危険性②緑色のじゃがいもやじゃがいもの芽 じゃがいもの芽や緑色のじゃがいもに含まれる「ソラニン」や「チャコニン」は、中毒を起こす可能性があります。 ソラニンやチャコニンは自然毒の「グリコアルカロイド」の1種で、摂取すると食中毒を起こしたり、けいれんや呼吸困難といった重篤な神経症状が出ることもあり、実際にじゃがいものグリコアルカロイドによる健康被害は人間でも多数報告されています。(※2) 加熱しても毒性は残るため、緑色になった部分はしっかり取り除くか、与えないほうが安心です。 じゃがいもは、長時間蛍光灯や太陽の光にさらされると芽が出やすくなったり緑色になるため、購入する際は緑がかっていないかよく確認することをおすすめします。 犬にとって危険な野菜とその危険性②熟していない青いトマトやトマトのヘタ トマトのヘタや熟していない青いトマトに含まれる「トマチン」は、トマチン中毒を起こす可能性があります。 トマチンは自然毒の「グリコアルカロイド」の1種で、摂取すると食中毒を起こしたり、けいれんや呼吸困難といった重篤な神経症状が出ることもあり、注意が必要です。 熟したトマトにトマチンはほとんど含まれなくなるため、愛犬にトマトを与える際は熟したトマトを与えてくださいね。 ■トマチン含有量の違い(※3) ・トマトの茎:896mg / kg ・熟していない青いトマトの果実部分:465mg / kg・熟したトマトの果実部分:0.4mg / kg 犬が食べてはいけない果物類 ワンちゃんは多くの果物を食べることができますが、絶対に食べてはいけない果物や注意しなければいけない果物があります。 ■犬が絶対に食べてはいけない果物類一覧・ぶどう ・未熟なプルーン(プルーン、プラム、すももなど)・未熟なアボカド ワンちゃんが絶対に食べてはいけない果物類は、命に係わることがあるものばかりです。 詳しくは、「犬にとって危険な果物とその危険性」で解説します。 ■犬が生で食べてはいけない果物類・栗 生のままでは消化不良を起こす可能性があるため、必ず加熱して与えましょう。 ■犬が多量に食べてはいけない果物類・いちじく 少量であれば問題はありませんが、たくさん食べると嘔吐や下痢といった中毒症状のほかに、タンパク質分解酵素である「フィシン」の作用によって口腔内の粘膜が荒れてよだれが出る可能性があります。 犬にとって危険な果物とその危険性①ぶどう ぶどうの何がワンちゃんの体に悪影響を与えるかはまだ解明されていませんが、ぶどう中毒を起こす可能性があり、実際に日本や海外で中毒症状を起こしたわんちゃんがいることが多数報告されています。 ワンちゃんがぶどうを摂取すると、腎臓をはじめとするさまざまな臓器に悪影響を及ぼすことが確認されており、急性腎不全で命を落としたり、後遺症で慢性腎臓病となることもあるため十分に注意が必要です。(※4、5) 干しぶどうであるレーズンでも中毒は報告されているため、絶対に与えないようにしてください。 犬にとって危険な果物とその危険性②未熟なアボカド 未熟なアボカドには自然毒の「ペルシン」が含まれており、人間には無害でもワンちゃんには悪影響を及ぼし、最悪命を落としてしまう可能性があります。 ペルシンは嘔吐や下痢といった軽い症状から、心筋組織の損傷や肝障害、呼吸困難など重篤な症状を引き起こす恐れがあるため、十分に注意が必要です。 どれくらいの量を食べたら危険なのかはまだわかっていないため、少量でも与えないほうが安心と言えます。 熟したアボカドにはペルシンはほとんど含まれませんが、品種によって含有量は異なるので心配な場合は避けておきましょう。 犬にとって危険な果物とその危険性③未熟なプルーン 未熟なプルーンに含まれる「アミグダリン」は、青酸中毒を引き起こす可能性があります。 摂取すると体内で猛毒のシアン化水素(青酸ガス)を発生させ、けいれんや呼吸困難を起こしたり、命を落としてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。 また、熟すと果肉中のアミグダリンは消失しますが、ドライプルーンはカリウムを特に多く含み、高カリウム血症を起こすリスクが高まるので与えないようにしてください。 犬が食べてはいけないその他の食べ物 野菜や果物だけでなく、ワンちゃんが注意しなければいけない食べ物はほかにもあります。 ■犬が絶対に食べてはいけないもの一覧 ・チョコレート ・キシリトール ・アルコール ワンちゃんの食べ物ではないため、飼い主さんが進んであげることはないと思いますが、盗み食いをされないように注意が必要です。 ■犬が生で食べてはいけないもの・レバー 生のレバーには、食中毒を起こす菌やE型肝炎ウイルス、寄生虫がついている可能性があり、必ず中まで加熱してから与えてください。 ■犬が多量に食べてはいけないもの ・マカダミアナッツ なぜ中毒を起こすかはわかっていませんが、多量に食べると嘔吐や下痢を引き起こすことが報告されています。また、消化しにくいため、丸ごと飲み込んでしまうと腸閉塞を起こすこともあるため注意が必要です。 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性①チョコレート 原材料のカカオに含まれる「テオブロミン」や「カフェイン」などのメチルキサンチンが、血管拡張作用や神経刺激作用などを引き起こし、最悪の場合突然死することもあります。 ワンちゃんは体内でメチルキサンチンを分解する能力が低く、摂取してから分解して排出するまでに時間がかかるため、体内に残っている時間が長いことでメチルキサンチンの作用が強く出てしまうため、注意が必要です。 ほかにも、コーヒーや緑茶、紅茶などにもカフェインは含まれているため、与えないようにしましょう。 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性②キシリトール キシリトールは野菜や果物にも微量に含まれいるため、少量を舐めた程度では中毒を起こすことはありませんが、人間用に加工されたデンタルケア用品やおやつ、缶詰などはキシリトールが多く使用されているため注意が必要です。 ワンちゃんが人間用に加工されたキシリトールを食べてしまうと、衰弱や低血糖、肝障害などの中毒を起こす可能性があり、大量に摂取した場合では命を落とすこともあります。 ■人間用の食品でキシリトールが含まれるもの ガム、キャンディー、クッキー、チョコレート、果物の缶詰、清涼飲料水、ゼリーなど 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性③アルコール ワンちゃんがアルコールを摂取すると、少量でもアルコール中毒を起こす可能性があり、舐めただけでも危険です。 ワンちゃんは体内でアルコールを分解することができないため、完全に排出されるまでの間体内にアルコールがとどまり、内臓全般にさまざまな悪影響を及ぼし、命を落とすこともあります。 犬が中毒になっているときの症状と対処法 では、ワンちゃんが中毒を起こしている時の症状はどのようなものがあるのでしょうか。 また、食べてしまったときはどう対処すべきなのか、ここで詳しく見ていきましょう。 犬が中毒になっているときの症状 ワンちゃんの中毒にはさまざまなものがありますが、ほとんどの中毒で共通してみられるのは、嘔吐や下痢といった症状です。 嘔吐や下痢は中毒でなくても病気などでよく見られる症状ですが、嘔吐や下痢を起こす前に何を食べたかを考えてみましょう。 犬の中毒の初期症状と重篤な症状 ■犬の中毒の初期症状 ・嘔吐 ・下痢 ・腹痛・食欲不振 ・元気がなくなる ・食欲不振 ■犬の中毒の重篤な症状・繰り返し吐いたり頻繁に吐く ・ぐったりしている・ふらつく ・立ち上がれない ・けいれん ・震え ・呼吸困難・不正脈や頻脈 ・失神 ・意識混濁・昏睡  ワンちゃんが何を食べたかにもよって症状や症状が現れる時間は異なりますが、摂取してから30分〜数日後に上記のような症状が見られることがあります。 犬が間違って食べてしまったときの対処法 ワンちゃんが食べてはいけないものを食べてしまったときは、症状がなくたとえ元気にしていてもすぐに動物病院を受診してください。 中毒症状はすぐに出るとは限らず、数日後に起こることもあります。 このとき、「食べた時間」や「食べた物」、「食べた量」をすぐに伝えられるようにメモしておくと治療もスムーズです。 様子を見ていたら急変したということも多々あるため、自己判断しないことが大切です。 犬が食べてはいけない物を食べてしまった時の対処法|自分では吐かせない ワンちゃんを吐かせる方法がネット上で紹介されていますが、どれも危険な方法で、効果がないばかりか逆に状態を悪化させてしまう可能性もあるため、絶対に飼い主さんが自分で吐かせるようなことはしないでください。 また、ワンちゃんが口にしたものによっては吐かせてはいけないものもあります。愛犬のためにも必ず動物病院で処置をしてもらいましょう。 犬の年齢と食事の注意点 ここでは、ワンちゃんの年齢における食事の注意点について見ていきましょう。 子犬(0歳)の食事について ■子犬期について ・超小型犬…生後9ヶ月頃まで ・小型犬…生後10ヶ月頃まで ・中型犬…生後12ヶ月頃まで ・大型犬…生後16ヶ月頃まで ・超大型犬…生後18ヶ月頃まで 基本的に子犬は、健やかな成長のために栄養バランスの取れた子犬用の総合栄養食を与えましょう。 子犬は、消化器官が未発達のため、消化に負担がかからないように食事の回数を増やす必要があります。 ■子犬の食事回数の目安 ・生後2~3ヶ月…3~5回 ・生後4~6ヶ月…3~4回 ・生後6ヶ月~1歳…3~2回 ・1歳~…2回 注意するべき食べ物と与え方 子犬が注意すべき食べ物は、消化に負担がかかる生野菜や生肉、生魚です。 イカやエビなどは加熱したものであっても与えないほうがいいでしょう。 野菜や肉、魚は必ず加熱して与え、消化しやすいように細かく刻んだりペースト状にして与えてください。 果物を与える場合では、こちらも消化しやすいように細かく刻んで、与える量はごく少量にとどめましょう。 また、はちみつはワンちゃんが食べてもいいものですが、子犬期では避けておいたほうが安心です。 成犬(0~8歳)の食事について ■成犬期について ・超小型犬…7~8歳頃まで ・小型犬…7歳頃まで・中型犬…6~7歳頃まで ・大型犬…4~5歳頃まで ・超大型犬…5歳頃まで 成犬の食事は、ワンちゃんの体質や好みにあった成犬用の総合栄養食を与えましょう。 また、避妊手術や去勢手術をすると太りやすくなるため、適正な給与量を与えることが大切です。 注意するべき食べ物と与え方 成犬では、1日2回の食事回数が一般的で、注意すべき食べ物は特にありませんが、食物アレルギーなどがある場合では、アレルギーの原因となる食べ物は与えないようにしましょう。 また、骨などを与える場合は、喉や消化器官を傷つけないように圧力鍋などで柔らかく煮て与えることをおすすめします。 老犬(8歳以上)の食事について ■シニア期について ・超小型犬、小型犬、中型犬…7歳~・大型犬、超大型犬…5歳~ シニア期に入ると、見えない体の内部で徐々に老化が始まるため、消化や代謝に配慮した老犬用(シニア犬用)フードの切り替えを検討しましょう。 老化には個体差があるため、シニア期に入ったからすぐに老犬用に切り替えなくてはいけないということはなく、切り替えについては獣医師と相談することをおすすめします。 ■老犬の食事の回数の目安 ・老犬…3~4回・高齢犬…4~5回 注意するべき食べ物と与え方 老犬は内臓や消化機能が衰えてくることから、消化に負担がかかる生野菜や生肉、生魚などは注意が必要です。 与える際は柔らかくなるまで加熱して、細かく刻んだりすりつぶす、ペースト状にするなどしてあげましょう。 また、病気がある場合では、栄養素の制限が必要なこともあるため、何を食べてはいけないかは獣医師に確認してください。 犬の健康を守るための食事管理と対策 愛犬の健康を守るためには飼い主さんによる食事管理が重要ですが、何気ない日常にもワンちゃんが食べてはいけない草や植物はあり、お散歩や庭の散策、室内に飾っている観葉植物など、口にしないように注意しましょう。 犬が食べてはいけない草や植物 身近な場所に生えている草や植物の中には、ワンちゃんが食べてはいけないものもあります。 ■犬が食べてはいけない草や植物一覧 ・ツツジ ・ユリ ・スズラン ・スイセン ・オシロイバナ ・アジサイの葉・アサガオの種子 ・ナンテン・アイビー ・ポトス・ドラセナ ・カラジウム ・モンステラ・ディフェンバキア ・ポインセチア ・アロエ ・キク ・カーネーションなど 犬が食べてはいけない草や植物は、これら以外にもたくさんあり、どれも中毒を起こす可能性があるため注意が必要です。 犬にとって有害な草やハーブとその理由 ワンちゃんにとって、外に生えている草や植物はすべて注意が必要です。毒性がある草や植物では中毒症状を起こす可能性があるのはもちろん、食べても問題のない草であっても除草剤や農薬がついている可能性があります。 除草剤や農薬は摂取した量によっては命を落とすこともあるため、お散歩コースで除草剤や農薬が撒かれていないか常にチェックしてください。 また、基本的に人間が食べられるハーブは少量であればワンちゃんが食べても問題はないですが、持病があるワンちゃんや薬を飲んでいるワンちゃん、アレルギーがあるワンちゃんは注意が必要です。 人間の食事と犬の食事 基本的に、人間用の食事はワンちゃんにとって塩分や糖分などが多く、肥満や体調不良の原因となってしまうため、与えないようにしましょう。 そもそも、人間とワンちゃんでは必要な栄養素の比率が異なるのはもちろん、人間の食事の中にはワンちゃんが食べてはいけない危険な食材が使用されていることもあります。 また、味付けの濃い人間用の食事に慣れてしまうと、味の薄いワンちゃんの食事を食べなくなってしまうこともあるため、愛犬の健康のためにも人間の食事は与えないでくださいね。 犬の栄養バランスと適切な食事の摂り方 ワンちゃんに必要な栄養素は、「6大栄養素」と言われる以下のものです。 ・たんぱく質 ・脂質 ・炭水化物(糖質と食物繊維)・ビタミン・ミネラル・水分 これらをバランスよく適量を摂取することが大切で、ドッグフードの総合栄養食には水分以外の栄養素がワンちゃんに必要な量含まれています。 これらのバランスを偏らせないように、おやつやトッピングを与える必要があると言えます。 また、ワンちゃんに合わせて栄養バランスを考えるのはとても難しく、手作りご飯を与えている場合では、必要な栄養が足りていない可能性があり(※6)、ワンちゃんの栄養学や調理方法による栄養素の違いを学んでないない場合は、手作りご飯を毎食与えるのはおすすめできません。 専門家からのアドバイス ここでは、ワンちゃんが食べていいものであっても注意すべき食材や、食べ物による病気、毒性のある食べ物について解説します。 注意すべき食材とその成分 ワンちゃんが食べてもいいものであっても、持病があるワンちゃんや薬を飲んでいるワンちゃんでは、注意が必要なものもあります。 例えば、柑橘類はワンちゃんが食べてもいい果物ですが、薬の作用を強めてしまう成分「フラノクマリン」が含まれており、ワンちゃんではどの薬に相互作用するか確認されていないため、愛犬に柑橘類を与える場合は事前にかかりつけの獣医師に相談したほうが安心です。 ■フラノクマリンを多く含む柑橘類(※7) ・グレープフルーツ・スウィーティー・ダイダイ ・ブンタン ・はっさく・甘夏・金柑・ライム ライム グレープフルーツ はっさく 犬の食べ物による病気とその予防法 正確には、食べ物によって病気が起こるということはありませんが、食べてはいけないものを食べさせたり、栄養バランスを偏らせるような食べさせ方をした場合では、病気のリスクは高くなります。 基本的にワンちゃんが食べていいものを適量食べる分には、過剰に病気の心配をする必要はありませんが、例えば、バターや生クリーム、レバーばかりを毎日たくさん食べさせるといったことがあれば、膵炎などを引き起こす可能性はあるでしょう。 バランスよく適量を食べることが一番の予防法と言えます。 ワンちゃんが誤飲した際の対処法 慌てず冷静に、何をいつどれくらい食べたかを確認し、動物病院を受診してください。 できれば、家の近所で夜間救急など緊急時に診察してくれる動物病院を探しておくといいでしょう。 電話で獣医師に指示を仰ぐことも有効な手段の1つです。 毒性のある食物についての専門的解説 どんな食べ物にも何らかのリスクはあり、食べてはいけないもの以外では適量にとどめておくことが大切です。 長く健康に過ごすための食事の工夫 愛犬にいつまでも健康で過ごしてもらうために、簡単にできる食事の工夫についてご紹介します。 健康な犬の食事メニューの例 健康な成犬のワンちゃんの食事メニューは、朝と晩に総合栄養食の成犬用のドッグフードを与え、間食として野菜や果物をおやつとして少量与えるのが理想です。 本来であれば、水と総合栄養食を与えていればおやつも必要はありませんが、おやつの時間はコミュニケーションの時間でもあり、何よりもワンちゃんに食べる楽しみを与えてあげることは、精神的な満足度を与え結果として健康にもつながるでしょう。 病気になりにくい体を作る食事のポイント 病気には予防できる病気と予防できない病気がありますが、食事によってかからなくてもいい病気にさせない、病気になりにくい体を作るサポートはできます。 ドッグフードはワンちゃんに必要な栄養バランスを考えて作られているため、そのワンちゃんが1日に必要な適量を与え、おやつやトッピングは栄養バランスを偏らせない程度(1日の摂取カロリーの10%~20%以内)にとどめておくことが大切です。 また、ドッグフードに使用される添加物を過剰に心配する必要はありませんが、添加物の過剰摂取が体の負担になる可能性はあると考えられているため、人工添加物の使用されたドッグフードを長期にわたって継続的に与えることは避けた方がいいでしょう。 愛犬のために飼い主ができること 最後に、愛犬のために飼い主ができることを知っておきましょう。 犬に食べさせてはいけないものを知る ワンちゃんが食べてはいけないものや、注意が必要なものが何か知っておくことで、食べさせて体調不良にさせてしまうといったことが避けられます。 また、ワンちゃんが誤って食べてしまったときに、動物病院に行くべきか様子を見ていいかと悩むこともなく、適切な治療を受けさせてあげることができますね。 人間用の食事を食べさせない 人間用の食事はワンちゃんの肥満や体調不良を引き起こす原因となりかねないため、食べさせないようにしましょう。 食事の管理を徹底する ワンちゃんの食事は、飼い主さんが管理してあげなければいけません。1日に必要な食事量をきちんと与えることが大切です。 適切な食事を用意する ライフステージによって、ワンちゃんの食事内容は異なります。ライフステージと食事内容が合っていないと栄養不足や栄養過多などを引き起こすおそれがあるため、愛犬のライフステージに合わせた食事を用意しましょう。 また、ドッグフードが体質に合う合わないということもあるため、体質に合った食事を探してあげることも必要です。 散歩中に食べさせないこと 道端にはワンちゃんが食べてはいけない草や植物があったり、農薬などの薬剤がついている可能性があります。 体調不良や中毒の原因となってしまうため、食べないように注意してあげましょう。 しつけの大切さとその方法 何でもかんでも食べてしまうのは、ワンちゃんにとってとても危険です。落ちているものを食べないしつけをしておきましょう。 拾い食いをしないしつけの方法は、「マテ」や「ストップ」といったコマンドをいつでもどこでもできるようにしておくといいですね。 また、口に入れたものを離す「チョウダイ」も合わせてトレーニングしておくと、万が一拾い食いをしてしまったときでも飲み込む前に出してもらうことができて安心です。 訪問者にも協力してもらう 「マテ」や「チョウダイ」などのしつけは、訪問者にも協力してもらうと、より確実で安心です。 なかなか難しく時間はかかりますが、まずはできるできないではなく統一することが大切なので徹底しましょう。 まとめ:愛犬の健康を守るために飼い主がやるべきこと 今回は、犬が食べてはいけないものやその理由、対処法についてご紹介しました。 愛犬の健康を守るのは、飼い主さんの手にかかっています。食事の内容や食事の量、食事の回数など、食事に関するものだけでもたくさんあることがお分かり頂けたのではないでしょか。 特にワンちゃんが口にするものでは、命に係わる危険なものもあり、知らなかったでは済みませんね。 ワンちゃんは多くのものを食べることができますが、食べてはいけないものもあることをよく理解し、愛犬とのおやつタイムや食事の時間に役立ててください。 筆者プロフィール ■記事執筆 犬の管理栄養士 望月紗貴(もちづき さき) ■記事執筆者プロフィール 一般社団法人愛玩動物健康管理協会の代表理事。犬の管理栄養士、犬の管理栄養士/アドバンス、愛玩動物救命士、犬猫行動アナリスト、ペット介護士、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザーを中心に数多くのペット関連資格を保有。総合栄養食や流動食、アレルギー食や特定犬種の疾患に応じたペットフードの委託栄養設計や開発を行っております。 <参考文献> ※1:ペット栄養学会誌「禁忌食(その1)―タマネギなどのネギ属とイヌ・ネコの健康」 ※2:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジャガイモ」 ※3:一般社団法人日本植物生理学会「トマチン」 ※4:獣医師会会報「ぶどう中毒を発症した犬の考察」 ※5:日本小動物獣医学会誌「ブドウ接種後に急性腎不全を発症して死亡した犬の一例」 ※6:ケンブリッジ大学「Evaluation of the owner's perception in the use of homemade diets for the nutritional management of dogs」 ※7:大阪国際がんセンター「グレープフルーツ以外にも注意したい食材」

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    【犬の寒さ対策】寒がっているサインとは!?おすすめ防寒方法を紹介!

    犬が寒さを感じる度合いは、犬種や環境によって違います。 全ての犬が寒さに強いと考えている、または、寒さで病気になるわけがないと考えているのであれば、ぜひ本記事をご覧ください。 防寒対策の方法と合わせて、寒さで引き起こされる犬のリスクと対策について解説します。 ①理解する:犬の寒さと影響 犬の被毛は、次のように大きく分けられます。 毛質が硬いか柔らかいか ダブルコートかシングルコートか 体の表面にある、皮膚を保護するための上毛(オーバーコート)は長くて硬めの毛質です。上毛の下にある下毛(アンダーコート)は、保湿や保温など体温の調節をする、細めで柔らかい毛質です。 ダブルコートの場合、春秋に下毛(アンダーコート)の生え変わりがあります。 シングルコートの場合は、1年の中で少しずつ毛が生え変わっていきますが、生え変わる換毛期はありません。 ダブルコートの犬は、寒い環境であれば、寒さに適応させるために下毛(アンダーコート)の毛量が増加し、保温性を高くします。 シングルコートの犬は下毛(アンダーコート)がないため、寒さに弱い傾向にあります。 犬が寒さを感じるタイミングと症状 犬は人間よりも体温が高く、寒さに対する耐性も強い傾向です。 犬が寒さを感じる温度に個体差はあるものの、10℃を境に寒さを感じる傾向があり、5℃より低くなると震え始める犬もでてくるでしょう。 また、たとえ同じ犬種であっても、室内で飼われている場合と外で飼われている場合でも、寒さを感じる温度は変わります。 そこで、寒さに弱い犬種や犬が寒さを感じているときに出すサインについて、解説します。 寒さに弱い犬種と特徴 寒さに弱いとされている主な犬種は、原産国が暑い地域であり、下毛(アンダーコート)がないシングルコートや短毛の犬です。 また、大型犬より小型犬の方が弱く、子犬や高齢犬についても体温調整が難しく寒さを感じやすいでしょう。 たとえ原産国が暑い地域であったり、ダブルコートや長毛の犬であったりしても、室内で育ってきた場合は、寒さに対する抵抗力が弱くなっています。 そのため、愛犬が寒さに強いとされている犬種であっても、寒がっていないか観察しましょう。 犬が示す寒さのサイン 犬が寒いと感じているときのサインは、主に次の5つです。 小さく丸まっている 小刻みに震えている 布団などにもぐる 水を飲む頻度が少なくなる 散歩を嫌がる 犬も寒さを感じると、人間と同じような行動をとります。 散歩が大好きな犬でも、寒いために暖房の近くにじっと座り、散歩の誘いにのらないなどの行動も見られるでしょう。 寒い日に、オシッコの回数や量が通常より少ない場合は、体を冷やしたくないため水分を控えている場合があります。 少量で色の濃いおしっこが見られる場合は注意が必要です。ドライフードであれば、ぬるま湯やお肉のゆで汁などでふやかしたり、野菜を煮込んだスープをかけたりしてみましょう。 ウェットフードにするのもおすすめです。 犬の寒さのリスクと対策 寒さは、体力のない子犬や高齢犬、病気を患っている犬にとってはリスクです。 体温をあげるためには、多くのエネルギーを必要とするため、体力がない状態にある場合は高リスクになります。 そこで、寒さによって引き起こされる病気や適切な温度や湿度について、解説します。 寒さによる病気リスク 寒さによって、あまり水を飲まなくなってしまった場合、気づかずにそのままにしてしまうと、脱水症状になってしまう可能性があります。 水分量とオシッコの減少によって、腎臓病や歯周病、尿路や膀胱に異常がででくるなど病気を引き起こすことにも繋がるでしょう。 室内の適切な温度と湿度 冬場に犬が快適に過ごせる室内の温度の目安は、23〜26℃です。 体温調節しにくい子犬や高齢犬、病気を患っている犬については、ブランケットを用意してあげたり、お洋服などで調整してあげましょう。 犬用の湯たんぽなどもおすすめです。 冬場の温度の低さや乾燥は、犬の皮膚や呼吸器、循環器に悪影響を及ぼします。 そのため、湿度については50℃ほどを目安に調整しましょう。 ②寒さに備える:室内と室外の対策 犬を室内で飼っている場合と室外で飼っている場合では、寒さに対する耐性も違ってきますが、寒さに対する対策も違います。 そこで、室内・室外それぞれに適切な暖房器具やグッズ、寒さ対策や注意点について解説します。 室内での寒さ対策 室内で暖房器具を使用していたとしても、温かい空気は上に行くため、床が冷えていることも少なくありません。 そのため、床から寒さが伝わることを防ぐために、毛布などをひいてあげるだけでも寒さを和らげられるでしょう。 犬用の暖房器具やグッズを取り入れるのもおすすめです。 選び方や活用方法について解説します。 適切な犬の暖房器具の選び方と利用法 犬を室内で飼っている場合は、人間と同じ空間で過ごすため、人間が使用しているエアコンやストーブなどの暖房器具で暖をとることも多いでしょう。 しかし、犬は人間より体温が高めです。犬種によっては寒さに耐性がある場合は、人間が快適な温度と愛犬が快適に感じる温度は違います。 犬自身で温度の調節ができないため、暑いと感じたときに気温が低い場所に愛犬が自由に行ける状態にすると良いでしょう。 また、人間用の暖房器具ではなく、ペット用のコタツやヒーター、湯たんぽなどで調節ができます。 寝床の工夫や犬の暖房グッズの活用方法 温かい空気は上に流れ、冷たい空気は下に溜まりやすいため、クレートなど周りを囲んだ空間を寝床にすることで、クレートなどの中の保温性を保てます。 さらに、クレートなどの周囲を毛布などで囲むと、より保温性を高められるでしょう。 室外での犬の寒さ対策 愛犬を外で飼っている場合の寒さ対策としては、まず、日がよく当たる場所に犬小屋を移動させましょう。 犬小屋の中に毛布などくるまれるものを用意し、入口に風除けを設置します。 さらに、保温性の高い素材で犬小屋の周りを囲み、風を防ぎながら犬小屋内の保温性を高めます。 寒い日に散歩するときは、愛犬にも防寒対策をしましょう。 防寒対策としては、犬用の保温性のある洋服を着させてあげるのもひとつの方法です。 雪の日は足を冷やさないための犬用ソックスを履かせるのもおすすめですが、洋服やソックスを嫌がる場合は、無理強いせずに散歩をお休みさせても良いでしょう。 雪が積もる地域での犬の注意点 氷点下を下回るような雪が降るほどの寒さがある場合は、愛犬を玄関やガレージなどの建物の中に入れ、毛布などを用意するようにしましょう。 寒さの厳しい地方では、愛犬が凍死や低体温症などの危険な状態で運び込まれることは珍しくありません。 たとえ昼間は太陽が当たり、温かいと感じても、夜になると急激に冷え込むことがあります。たとえ雪が降っていなくても、気温が下がる冬の夜はなるべく室内、もしくは建物の中に入れるようにしましょう。 ③寒さ対策グッズ:愛犬と一緒に選ぶ 犬の寒さ対策として、犬用の服を着せたり、犬用の暖房器具やグッズを利用したりする方法があります。 そこで、犬用の保温性が高い洋服やヒーターなど、冬に活躍するアイテムの選び方や活用法についてご紹介します。 保温力抜群の「犬用洋服」 防寒性が高い犬用の服を選ぶ場合、ダウンやニットを手に取る人も多いでしょう。 ダウンやニットは、原産国が暑い地域やシングルコートの犬であれば、おすすめです。 しかし、犬の被毛がダブルコートかシングルコートかによっても選び方は違います。 原産国が寒い地域でダブルコートの犬であれば、寒さに耐えやすいため、着させすぎや保温性が高いものを選びすぎてしまうと、着用させることでストレスを感じさせてしまいます。 そのため、コットンなどあまり熱がこもらず蒸れにくいものがおすすめです。 ドッグウェアの選び方とおすすめポイント ドッグウェアの選び方は、原産国の気候や被毛がダブルかシングルかも選び方のひとつになりますが、室内用か散歩用など用途によって変わります。 室内での寒さ対策で着させる場合、軽くて動きやすいコットンやニットなどの素材がおすすめです。 また、抜け毛が多い場合は、身体全体を包んでくれるような「つなぎ」タイプを着せることで抜け毛を抑えられるでしょう。 愛犬のタイプによっても選び方があります。 例えば、噛み癖が強い場合は、誤飲の危険性を無くすためにも装飾の少ないシンプルな服にすると安心です。 また、洋服を嫌がる、ヘルニアなどで腰を悪くしている犬には、素早く着せられる背中側で開閉できる服がおすすめです。 頭から足元までを保護する犬用アイテム 犬用の帽子は、オシャレとして被る場合だけではなく、直射日光を遮ったり、耳のしもやけ防止や怪我の防止にもなるなどのメリットがあります。 抜け毛対策としても使用できる「つなぎ」タイプの中には、アレル物質の吸着や皮膚病から保護してくれるものがあります。 また、犬用の靴や靴下によって足の保護が可能です。 ツルツルと滑りやすい床の場合、靴や靴下を履かせることで怪我や関節を痛めずにすみます。 また、散歩についても炎天下による道路の暑さや、冬の冷たさによるしもやけなどから守れるでしょう。 犬の冬用ベッドとマット 犬の寒さ対策として、保温性が高い素材などでつくられた冬用のベッドを取り入れることもおすすめです。 ベッドは、縁のないマット型・かまくらのようなドーム型・低く縁があるカドラー型・ベッドの1辺だけ縁がないボルスター型などがあります。 低反発やコットン、コーデュロイなど多くの素材があるため、愛犬のタイプや好みの素材、愛犬に適した大きさのベッドを選びましょう。 清潔に使用するためには、自宅で洗濯ができるかどうかがポイントです。 ヒーター付きベッドや暖房マットの使用方法 ヒーター付きベッドや暖房マットは、モバイルバッテリーのタイプとコードタイプがあります。コードをかじられる心配はありますが、ペット用はコードにカバーがされていたり、本体からコードが抜けにくい作りになっています。 もしも愛犬が噛む力の強いタイプであれば、コードカバーをさらに強化しておきましょう。 ヒーター付きベッドや暖房マットについては、たとえ温度が低くても、同じ箇所を長時間温め続けることで低温火傷の可能性がでてきます。そのため、タイマー付のタイプがおすすめです。 また、愛犬の肌に直接触れることがないように寝具の下に入れて使用してください。 タイマーを設定できれば、寝る前やお留守番の際にも使用できるでしょう。 また、ヒーター付きベッドや暖房マットの使用で愛犬が暑いと感じた場合、避難できる場所を準備しておくことが大切です。 湯たんぽやブランケットの活用法 温かさだけではなく、安全面や経済面においても優しい寒さ対策は、湯たんぽの使用です。 一度温めるだけで、10時間以上、じんわり優しく温かさが残るタイプもあるため、タイマーがなくても安心して就寝前やお留守番の際に利用できます。 人間用の湯たんぽでも使用は可能ですが、犬が多少噛んでも丈夫にできている犬用湯たんぽの方が安心して使用できるでしょう。 また、ふわふわで保温性が高いブランケットを寝床やマットなどの上に置いておくのもおすすめです。 犬が自分でブランケットの中に入り込むことが多く、自身の体温とブランケットの保温性で温まるでしょう。オールシーズン使用できるタイプもあります。 PeCaretのおすすめ犬の寒さ対策アイテムリスト 寒さに備えて、用意しやすい主な防寒対策のアイテムをご紹介します。 防寒アイテムの紹介 犬の防寒として利用しやすいアイテムはウェアとマフラー、犬用ヒーターとカーペットです。デザイン性の高いものも多くあるため、愛犬をかわいく着飾ることもできます。 防寒ウェアとマフラー 出典:【犬服 / ドッグウェア】裏ボア付きフェアアイルニット ベストパーカー / DOG DEPT (ドッグデプト) ONLINE SHOP 裏ボア付きのため、見た目よりも保温性があります。 帽子付きのため、雪が降ったり気温が下がったときにサッと被せられます。 出典:【DOG GOODS】チェックマフラー 外出時に手軽な防寒具として利用できるのがマフラーです。 デザイン性の高いものが多くあるため、オシャレに防寒できます。 犬用ヒーターとカーペット 出典:季節のおすすめ商品 | ペットライフのよきパートナー DoggyMan-ドギーマン- サイズが豊富のため、愛犬に合わせて選べます。 温度も2段階調整ができるため、愛犬や気温に合わせやすいでしょう。 遠赤外線のため、熱効率がよく深部から温めることができます。 冬の愛犬ケアグッズの紹介 愛犬の寒さ対策として、ヒーター付きのベッドやマットを用意してあげたり、遊んであげたりすることで身体の体温をあげられます。 床冷えから守るためもありますが、関節を痛めたり怪我をしたりしないように、ご紹介するようなラグやマットなどをひいてあげましょう。 ヒーター付きベッドや犬用マット 出典:ペキュート Pecute ペット用 ホットカーペット 厚手 猫 犬用 ヒーターマット ペットカーペット Mサイズ 50×40cm カバー2枚付き 過熱保護 生地がふわふわで手触りが良く、洗濯機で丸洗いもできます。 高温燃焼防止装置があり、過熱すると自動的に電源が切れる2重保護デザインです。 38°C〜40℃の快適な温度を保ってくれます。 犬の快適な室内環境を作るラグやジョイントマット 出典:doramun88|タイルカーペットタイルマット 毛玉ができにくく耐久性があります。 また、吸着面の粘着率が高いため、愛犬が暴れてもズレにくいでしょう。 さらに防音効果もあるため、物が落ちる音であったり、ペットの鳴き声も抑えられます。 【まとめ】犬の冬季対策と寒さ対策の重要性 寒さは、愛犬の健康状態を阻害したり、場合によっては命を奪ってしまう危険性があります。 犬は寒さに強い、脱水症状は夏だけなどの間違った認識のままでいることは危険です。 寒い地方では、外で飼っている愛犬が凍死してしまうことが毎年起きています。 寒さから水分を取らずにいることから、脱水症状だけではなく腎臓病など病気の可能性も増えてしまうことなどの認識は必要です。 愛犬と一緒に過ごす冬の準備 犬がダブルコートかシングルコートかなど、被毛の状態や環境によって着せる防寒着や温度も違ってきます。 また、外で飼っている場合は犬小屋でも寒さをある程度はしのげるように、犬小屋の中だけではなく、周りについても保温性を高めるようにします。 真冬の厳しい寒さがあるうちは、玄関や建物の中で過ごせるようにする準備も必要です。 室内で飼っている場合、毛布やヒーターなどの用意も大切ですが、水分の取り方やオシッコがしっかり出ているかのチェックもしましょう。 適切な対策で愛犬の健康を守る 愛犬の被毛の状態や原産国、現在の過ごし方などによって、寒さを感じる度合いは違います。愛犬の健康を守るためにも、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察しましょう。 いつもは散歩に行きたがる犬が頑なに散歩を拒否する場合でも、何か通常と違う部分はないか、様子を見てください。 小刻みに震えていないか、水分は通常どおり取れているか、オシッコの量や色が極端に変化していないかなど、通常の様子と違うサインを見逃さないようにすることが大切です。 変化に気づいた場合は、動物病院につれていくなどすぐに適切な対応をしましょう。

  • おもちゃに噛み付く犬

    犬が喜ぶ噛むおもちゃの選び方とおすすめ商品

    噛むおもちゃは、犬の本能からくる「噛みたい欲求」を満たしてくれます。 さらに、デンタルケアやお留守番どきのストレス発散アイテムとしても重宝されるため、非常に人気のあるおもちゃです。 噛むおもちゃは、噛むだけではなく、嗅覚・味覚・聴覚など本能を刺激するようなさまざまな付加価値のある商品が展開されるようになりました。 そこで、本記事では、愛犬にあった噛むおもちゃを選びやすいように、人気商品やおすすめ商品についても解説していきます。 犬が噛む理由とは? 犬は、手で物をとったり言葉で伝えたりできない分、口で物をとり、噛むことで気持ちを伝えます。 恐怖心や驚き、痛さやストレスなどにより噛む行為につながりますが、犬にとって噛む行為は人間が「痛い」「やめて」と言葉にする場合と同じです。 また、子犬と成犬では噛む理由にも違いがあるため、それぞれ解説します。      子犬の噛む理由 噛む行為は犬にとっては、ごく自然なことです。 赤ちゃんが誰に教わることなくおっぱいを飲むように「噛む」ことも本能として備わっています。 例えば、驚いたり、怖がったりした際に人間が手を振り払うのと同じく、身を守ろうとしてとっさに噛んでしまうことがあります。 さらに、子犬は離乳する時期から歯が生え変わり始めるため、歯がむず痒くなるでしょう。そのため、物を噛むことが増えてきます。 大人の歯に生え変わる7〜8カ月頃までは、歯のむず痒さによる噛みつきが続きます。 歯が生え変わる時期はいろいろなものを噛もうとするため、人間の赤ちゃんの歯固めのような、犬用の噛むおもちゃを与えてあげましょう。 ただし、歯の生え変わりだからといって噛むことを許容してはいけません。この時期にしっかりと、人間社会で生きていくための噛むことについての「しつけ」をします。 噛み癖をつけたまま成犬にさせてしまった場合、悩まされることになるでしょう。 たとえ噛む行為が犬にとっては自然な行為だとしても、成犬が本気で噛むと怪我だけでは済まない場合があります。 ただし、犬の噛む行為を完全になくそうとするのは、人間にとって「話すな」「感情をだすな」と同じことです。 完全に噛まないようにするのではなく、犬が人間社会で生きていくためのルールを教えましょう。 また、しつけは愛犬と飼い主との主従関係と信頼関係を結ぶためにも必要です。主従関係や信頼関係がしっかりしていなければ、犬は飼い主のいうことは聞きません。 飼い主が愛犬を制御できなければ、愛犬は人間社会で生きられなくなります。特に「噛む」ことについては、子犬の時期からしっかりとしつけることが大切です。 しつけをしている最中に噛まれて困っている場合や、噛まれて欲しくない家具など、なるべく子犬の視界に入らないようにしたり、市販の噛みつき防止スプレーを使用したりしてみましょう。 成犬の噛む理由 子犬の時期にしつけをされていたとしても、噛む行為は「犬の本能」としてあるため、恐怖を感じたり身を守ろうとしたりする場合は、噛みます。 例えば、いくら愛犬に人間を噛まないようにしつけていたとしても、見知らぬ人間が近づいてきて突然手を伸ばしてきた場合、愛犬は驚きと恐怖で噛んでしまう可能性があります。 人間にとっては愛情表現のつもりでも、犬にとっては突然攻撃してきたと感じてしまうことはあるでしょう。 また、犬もストレスが溜まっていると攻撃性が高くなっています。攻撃は噛む行為につながるため、ストレスを溜めさせないことが大切です。 運動不足もストレスの原因となりますが、犬は群れとして生きることを本能的に必要とするため、留守番ばかりで家族とのコミュニケーション不足はストレスを溜めてしまいます。 しっかりとお散歩や運動をさせ、コミュニケーションをとることでストレスを発散させるようにしましょう。 また、病気やケガによって痛みを感じている箇所があり、痛い箇所に触れられてしまった場合、犬は反射的に噛んでしまうことがあります。 触れただけで噛んだ場合やいつもと様子が違う場合は、一度、動物病院で診てもらいましょう。 犬用噛むおもちゃの選び方 犬の本能のひとつに、獲物を捕まえたい欲求があります。 獲物を追いかけて口にくわえ、振り回して引きちぎって食べることが動物としての本来の生き方でもあります。 そのため、おもちゃで少しでも欲求を満たしてあげましょう。 安全性と素材の選定 犬だけ遊ぶためのおもちゃは、飲み込んでしまったり、引きちぎって食べてしまったりしないような大きさと硬さのあるおもちゃにしましょう。 犬は噛む力が強いため、思いもよらず壊して食べてしまう場合があります。食べてしまうことを想定した場合、食べても害のない安全な素材であれば安心感があります。 例えば、主原料がとうもろこしなどでできている100%食品のおもちゃもあるため、おもちゃを購入する際には主原料もチェックしましょう。 また、飲み込んでしまった場合を考えた際、内臓が傷つかないようなシンプルな形状であれば、さらに安心です。 犬の好みや興味に基づいたおもちゃの選び方 「狩猟本能」など、犬が持つ本能を満たせるおもちゃは喜びます。 「噛む」「追う」「捕まえる」「振り回す」「嗅覚を使う」などの満足度は高いでしょう。 例えば次の3つのタイプのおもちゃがおすすめです。 デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃ 引っ張るタイプのおもちゃ 追いかけ持ってこさせるタイプのおもちゃ ひとりでお留守番のときに重宝するおもちゃが、デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃです。特におやつを入れるタイプは嗅覚も刺激するため、長時間遊んでくれる場合も多いでしょう。 犬は家族と遊ぶことを非常に喜びます。 ロープ型などで引っ張りあうことで、獲物に噛みついて仕留めるような狩猟本能を満たせるタイプのおもちゃです。 獲物を追いかけて仕留めるような狩猟本能を満たせるのが、ボールやフライングディスクでしょう。 運動ができて、家族とも遊べ、本能も満たせる3要素が入っているため、愛犬にとって万能な遊び方です。ただし、屋外が主となります。 愛犬と一緒に、遊びながらしつけや信頼関係の構築をしていきましょう。 犬の体型・口の大きさに適したおもちゃを選ぶ 犬に対して、おもちゃの大きさが大きすぎると口にくわえることが難しく、小さすぎると誤飲してしまう危険性があります。 大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用のサイズのおもちゃを選びましょう。 また、おもちゃの硬さや噛み心地もポイントとなります。 子犬のようにまだ噛む力も歯も弱い状態で、硬いおもちゃを与えてしまうと、歯が欠けてしまったり顎を痛めてしまうため注意しましょう。 また、おもちゃにしてはいけないのは「人間の手」です。 犬が人間の手にじゃれてくる場合は、誘いに乗らず、すぐ、おもちゃを与えてください。人間の手で遊んでしまうと「人間の手は噛んでもよい対象」となってしまいます。 音・香り付きのおもちゃで犬を飽きさせない工夫 音や香りつきのおもちゃは、聴覚や嗅覚を刺激されます。 そのため、動物の本能的な部分が刺激されることから、比較的よく遊んでくれるでしょう。 香りはスイーツやフルーツなど多くのバリエーションがあるため、飽きさせずに楽しませられるでしょう。お留守番中や動きが静かなシニア犬にもおすすめです。 音つきのおもちゃの音は、犬が一般的に好きな音です。そのためテンションがあがり、遊びにさそう仕草をみせることも多くあります。 お留守番のときに、香りつきと音の出るおもちゃを入れて、少しでもさみしさを紛らわせてあげましょう。 おすすめの犬用噛むおもちゃ 犬用のおもちゃは、多種多様です。 デンタルケアができるものや知育タイプ、耐久性があるものなど、愛犬のタイプや生活環境・状況によって選択できるため、一部ご紹介します。 耐久性のある犬用おもちゃ 出典:小型犬用エゾ鹿の角 | ケアオール|エバナース株式会社 人気が高い、耐久性のあるおもちゃは「鹿の角」です。 耐久性の面で考えると非常に高い耐久性のため、どのおもちゃも噛んで壊してしまう犬でも壊れることは、ほぼありません。 「鹿の角」は人気が高いため、多くのお店で販売されています。 そのため、超小型犬・小型犬用以外にも、中型犬用・大型犬用のサイズ展開をしている場合も多くあります。 子犬・シニア犬については、硬すぎることで歯や顎を痛める可能性があるため、注意が必要です。 デザインの特徴 出典:ハンター ドイツのペット用品専門店(日本正規輸入代理店) ジャーマンペット HUNTERは欧州最大級のペットブランドで、オシャレで目を引くデザイン性の高い商品が多くあり、一見すると人間の子ども用に感じます。贈り物としても人気の高いおもちゃです。 また、デザイン性だけではなく品質や安全性にもこだわり、構造試験・燃焼試験・化学試験に合格しています。 水に浮かべて遊ぶものや凍らせて遊ぶものなど、楽しい商品も盛りだくさんです。 犬のサイズ別のおすすめおもちゃ 犬のおもちゃは、飼い主と一緒に遊べるおもちゃや自立して遊ぶおもちゃ、知育やデンタルケアができるおもちゃなど、目的に合わせて選べます。 おもちゃのサイズは愛犬の体格にあわせて選ぶことが大切です。 小型犬向け 出典:コングジャパン株式会社 ゴム製のおもちゃは人気がありますが、中でも超小型犬用か〜大型犬まで繊細なサイズ展開をしてくれている「コング」は、おすすめです。 サイズだけではなく、硬さについても子犬向けからシニア犬向け、成犬の中でも特に噛む力が強い犬向けと豊富に展開されています。 コングの中には、おやつだけではなく、ウェットなごはんも入れられるため、遊びながら時間をかけて食べてもらえます。 小型犬だけではなく、中型犬や大型犬にもおすすめですが、超小型犬用のサイズがあることや子犬やシニア犬でも利用できる硬さがあることから、小型犬向けでおすすめしました。 中型犬向け 出典:犬屋:「70cm超巨大 マグロ ぬいぐるみ」 中型犬から超大型犬まで対応とされている、鳴き笛入りの超巨大ぬいぐるみです。 大人が抱いても大きいと感じるほどの迫力ある大きさのため、格闘するような遊びかたをするなど本能を刺激してくれる商品です。 しっかりと厚みはありますが、やはりパーツが破損したり外れたりする可能性はあります。大型犬においては、早い段階でちぎられてしまう場合もあるため、ここでは中型犬向けのおすすめとして紹介します。 時々なる鳴き笛にテンションがあがる犬も多く、楽しそうな愛犬の姿を見て、ほつれを縫いながら使用したり、リピートしたりする飼い主さんもいるほど重宝するおもちゃです。 大型犬向け 出典:Jolly Pets 大型犬におもちゃを与えると、壊れにくくて丈夫とされているおもちゃですら、瞬時に破壊されることは珍しくありません。 破壊されずに遊べるおもちゃを探している大型犬の飼い主さんも多いでしょう。 丈夫で壊れにくく大型犬がおもいっきり遊べるおもちゃといえば、パンクしないと人気の米国ロングセラーのジョリーボールです。 取っ手と甘い香りつきのボールは、よく弾み、よく浮き、激しい噛みつきでもパンクしない優れものです。使用されているゴムは天然ゴムと安全性にも配慮されています。 弾ませれば予測できない動きをして、大型犬同士で引っ張り合って遊んでも破壊できないボールに夢中になる犬も多いでしょう。 犬用デンタルケアおもちゃの種類 犬のデンタルケアもできるおもちゃの種類は豊富にありますが、主なタイプは次の4つです。 ロープ型 ゴム素材型 鹿の角 ガム ロープ型は、飼い主と引っ張りあったり、太いロープを自分で噛んだりしながら歯垢を除去します。ただし、ロープの繊維を飲みこんでしまっている場合も多いため、注意しましょう。 ゴム素材型は食べ物を中に入れて長時間噛ませることで、歯垢を除去します。少しくらい飲み込んでも問題ないような天然素材のゴムを使用している場合がほとんどです。 鹿の角は、非常に強度があるため、長い時間噛ませられることで歯垢も除去されていきます。すぐにかみ砕いてしまう大型犬や噛む力が強い犬に、おすすめです。 デンタルガムは美味しく食べながら、歯垢を除去します。 味も大きさも豊富にあるため、おやつとして好んで食べたがることも珍しくありません。 ただし、噛む力の強い大型犬の場合は、太めの骨タイプのガムでもすぐに噛みちぎってしまうことがあります。早い段階で嚙みちぎってしまう場合、のどに詰まらせてしまい、取り返しのつかない事態もあるため、注意が必要です。 使用方法と効果 デンタルケアの使用方法は前述したとおり、遊びながら歯垢をとっていきます。 ただし、デンタルケアのおもちゃを使用しているから、歯磨きをしなくてもよいわけではありません。 デンタルケアのおもちゃが当たらなかった歯の箇所には汚れがたまったままです。 デンタルケアのおもちゃは、補助的なものと考えましょう。 そのため、しっかりと歯垢を除去していくためには、歯磨きは欠かせません。 ただし、愛犬に歯磨きは楽しいと思わせることが大切なため、嫌がる場合は無理強いせずにデンタルケアのおもちゃを小まめに楽しく使用してもらいましょう。 犬は虫歯になりにくいとはいわれますが、歯周病になる可能性はあります。 歯周病になってしまうと、骨や内臓にまで影響がでる可能性が高くなるため、歯周病の原因となる歯垢はしっかりと落としていきましょう。 知育おもちゃとおやつを組み合わせた犬用おもちゃ 知育おもちゃを活用することで、愛犬におやつで満足感を与えながら、楽しく頭をつかわせ、歯の歯垢を落とせます。 おやつと歯垢を落とすことを同時に行うことは、意味がないと考える人も少なくないでしょう。しかし、犬の歯垢を落とすためには、しっかりと噛んでもらうことが何より大切です。 また、歯垢になるには4日前後かかるといわれているため、毎日の歯のケアの継続を無理なくできるようにしましょう。 関連記事と人気の商品 犬の本能的な部分を満足させながら、歯垢をとったりストレスを解消させたりなど、効率的な使用ができるおもちゃは、飼い主としても助かります。 噛むおもちゃは、愛犬と飼い主の双方に必要とされる人気のおもちゃです。 そこで、売れ筋商品とおすすめ商品について、それぞれベスト5をご紹介します。 犬用噛むおもちゃの売れ筋ランキング 犬用噛むおもちゃ売れ筋ランキングベスト5をご紹介します。 第5位 【プラッツ PLATZ:SPORN スポーン マローボーン プチ】 ボーンの中心にジャーキーフレーバーペーストを入れ込んだ全く新しいデンタルケア用品です。 遊びながら噛むことで、デンタルケアができます。 無毒性の硬質ナイロンで作られているため、耐久性も高く素材の安心感もあります。 第4位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:犬 歯磨き おもちゃ デンタルトイ ティーザー S-M 】 楽しく噛みながら、歯の汚れを取る歯磨きおもちゃ(デンタルトイ)です。 のどの奥に入りにくいおにぎり型がポイントです。 しっかり噛むことで歯垢が取れます。 ベーコンフレーバー付きのため、強く噛んでしまいがちですが丈夫なナイロン素材で耐久性が高めです。 第3位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:ハーツデンタル チューリング S~M ベーコンフレーバー】 4つのパーツがクルクルと回り、噛み方によってパーツが動くため、飽きずに遊べます。 また、パーツは噛み心地の違う形状でフレーバー付きです。 第2位 【ペットステージ Petstages:PTPS216 ウッディー・タフ・スティック スモール】 天然木チップを新技術で固めたチュートイです。 天然木の香りと本物の木を噛んでいるような噛み応えがあるため、犬の本能を刺激します。 噛んでもささくれになりにくく安心です。 噛む欲求の強い犬のストレス解消に役立つでしょう。 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 第1位は、2位とサイズ違いのペットステージ PetstagesのPTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージです。 天然木チップを新技術で固めているため、素材の安心感とささくれが出にくいことから怪我につながりにくい安全性も人気に繋がっています。 また、香りと噛む感触が、犬の本能を満たしてくれます。 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動) おすすめの犬用噛むおもちゃランキングTOP5 おすすめの犬用噛むおもちゃ5つをランキング形式でご紹介します。 第5位 【PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)キャタピーJr. 小型犬】 出典:PLATZ 第5位は、PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)のキャタピーJr.小型犬用です。 見た目が非常にかわいいことでも人気があります。 ポイントは、体の節ごとに入っているスクィーカーによって音がでることです。 肌ざわりは柔らかく、耐久性もあります。 第4位 【ドキーマン:毎日ハミガキコットンステックSサイズ】 出典:Doggy Man 第4位は、ドキーマン:毎日ハミガキコットンスティックSサイズです。 ハミガキコットンのスティックサイズは「Mini・SS・S」と3つあります。 定番のロープタイプで噛みやすく、ほどよい硬さです。 飼い主や犬同士で引っ張りあって楽しみながら歯垢を落とせます。 第3位 【ハーツ(Hartz):デンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバー】 出典:Hartz 第3位は、ハーツ(Harts)のデンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバーです。 硬さやサイズのバリエーションも豊富にあり、商品タイプによっては、いちごや青りんごフレーバーも用意されています。 また、丈夫なナイロン素材のため、耐久性が高めです。 歯の汚れを落としながら歯茎までマッサージできるため、噛めば噛むほど歯の歯垢もとれやすくなります。 第2位 【JW Pet:ホーリーローラーボール 中型犬 Mサイズ ライトブルー】  出典:PLATZ     第2位は、JW Petのホーリーローラーボールです。 100%ナチュラルラバーです。80℃以上の高温に耐えるため、熱湯消毒ができます。 耐久性も高く、中におやつなどを入れて楽しめます。 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 第1位は、北海道の天然物のエゾ鹿の角です。 鹿の角を時間かけて半割加工しているため、犬の嗅覚を刺激しやすくなっていることで食いつきが違います。怪我をしないように加工処理や熱処理殺菌をしているため安心です。 鹿の角は、強度が高く長く噛みつづけられます。 デンタルケアとしても優秀です。 実際に使用した愛犬家の意見やレビュー 売れ筋商品とおすすめ商品、それぞれの第1位の商品について、実際に愛犬家が愛犬に利用したときの口コミをご紹介します。 売れ筋商品 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動)  飽きそうで飽きずによく噛んでいます。 (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ ラブのために購入 あげた瞬間からガジガジ齧りまくりで数日しか持ちませんでした(汗) 最後は手のひらサイズまで削り取られました 齧っても細かい破片にしかならないので食べても問題はなさそうです もう少し値段が安ければリピートしてたかなぁ (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ おすすめ商品 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 購入の決め手は、「無添加で自然素材」だったことです。 結論から言うと、購入して良かった。 何よりも、食いつきが違います。 何かに取り付かれたかのように 一心不乱にカミカミしています。 食事のあと、おやつのあとに与えていますが 歯磨き効果もあるようで 食後のフードの臭いが軽減されているように思います。 ママ、例のあれ忘れないでね?とばかりに 食後の鹿角をおねだり。 しまってあるところを分かっているので 扉の前に座って待っています。 今年の誕生日プレゼントは とても気に入ってもらえたようです。 犬友にも、おススメしたいと思います! (“鹿の角 鹿角 半割り 犬 おもちゃ 中型犬 15cm 無添加 おやつ エゾジカ 国産 鹿 角 ガム デンタルケア - 本革レザーのボディバッグ・ウエストバッグ メンズ 革製品のモノライフ通販”)https://monolifes.shop-pro.jp/?pid=145448004 売れ筋商品とおすすめ商品のどちらも、1位は「鹿の角」でした。 自然素材であることや食いつきがよく耐久性も非常に高いことから、長らく人気商品です。 噛み癖のしつけの最中や噛む力が強すぎて、おもちゃを瞬時に破壊してしまう大型犬などにも重宝されています。 ただし、サイズが合わないものを愛犬が使用すると、顎が外れたり歯が欠けたりする可能性もあるため、噛むおもちゃについても愛犬の体格にあわせたサイズ選びが大切です。

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    犬の歯磨きの効果的な方法:口臭や歯周病予防に役立つケアのポイント

    犬の歯磨きの重要性 犬の歯磨きは愛犬の健康維持のためにとても重要です。 定期的な歯磨きによって口腔内の細菌や食べかすを除去し、口臭を軽減することができます。また、歯周病の予防にも効果的です。歯周病は進行すると歯の脱落や口腔トラブルを引き起こす可能性があります。さらに、歯磨きによって歯垢や歯石を予防し、歯の健康を維持することも重要です。犬の口腔ケアは、愛犬の日々の健康につながるので、定期的な歯磨きを習慣化しましょう。 歯磨きができない犬のコンディション 犬の歯磨きができない主な要因の一つは、歯磨きを嫌がることです。歯磨きが苦手な犬は、歯ブラシや歯磨き粉の使用に抵抗を示すことがあります。また、犬の口内に問題がある場合も、歯磨きが難しくなります。例えば、歯茎の炎症や歯の欠損がある場合、犬は痛みや不快感を感じるため、歯磨きを避けることがあります。 犬が歯磨きをする理由 歯磨きによって口腔内の細菌や食べかすが除去され、口臭を軽減し、歯周病のリスクを低減することができます。 口臭は、口腔内の細菌や食べかすが蓄積することによって引き起こされます。 歯周病は、歯垢や歯石の形成によって引き起こされる炎症性の疾患であり、重大な口腔問題を引き起こすことがあります。 定期的な歯磨きは、これらの問題を予防するために重要です。歯磨きは歯の健康維持にも役立ち、痛みや歯の損傷を防ぐことができます。しかし、犬が歯磨きを嫌がる場合や口内の問題が進行している場合、代替方法を利用することがとても重要です。 例えば、歯磨きが難しい犬には、歯磨きシートや歯磨きガムなどの歯磨き代替品を使用することができます。これらのアイテムは口内の細菌を抑制し、歯石の蓄積を防ぐ効果があります。また、定期的な歯科検診や獣医師の指導を受けることも重要です。獣医師や獣医衛生士に相談し、愛犬の口腔ケアの最適な方法を見つけることが大切です。 犬の歯磨きは、愛犬の健康に直結する重要なケアの一つです。定期的な歯磨きと適切な口腔ケアを行うことで、犬の口臭や歯周病の予防に役立ちます。定期的な歯磨きを習慣化しましょう! 犬用歯磨きアイテムとその使い方 歯ブラシ 犬用歯ブラシを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう! 1. サイズと形状: 犬用歯ブラシは、犬の口に適したサイズと形状を選ぶことが重要です。犬の大きさや口の大きさに合わせて選び、歯ブラシが犬の口内に適切にフィットすることを確認しましょう。 2. 柔らかさ: 歯ブラシの毛先は柔らかくなっているものを選びましょう。犬の歯や歯茎はデリケートなので、硬いブラシを使用すると犬に不快感や痛みを与える可能性があります。 3. ハンドルの使いやすさ: 歯ブラシのハンドルは、握りやすくコントロールしやすいものが望ましいです。犬の歯磨きは継続的な作業なので、飼い主さんが使いやすい歯ブラシを選ぶことで効果的に歯磨きができます。 4. 専用の犬用歯ブラシを選ぶ: 犬用歯ブラシは、犬の口に合わせて特別に設計されています。人間用の歯ブラシを使用することは避け、犬用の専用歯ブラシを選ぶことをおすすめします。 また、歯磨きのやりやすさや犬の好みに合わせて、歯磨きフィンガーブラシや歯磨きスポンジなどの代替商品を使用してみましょう。獣医師や獣医衛生士に相談して、最適な犬用歯ブラシを選ぶこともおすすめです! 歯磨き粉 犬用歯磨き粉は、口臭対策や歯石予防に効果的な成分を含んでいます。 抗菌成分により口腔内の細菌を抑制し、口臭を軽減します。 また、歯石予防成分が歯石の形成を抑えるため、歯周病のリスクを低減します。 犬用歯磨き粉は口臭や歯の健康をサポートするため、定期的な使用が推奨されます。 歯磨きシート・ガム・おやつ 犬が嫌がらずに楽しんで歯磨きができる方法です。 犬にとって美味しいおやつや噛むことが好きなガムとして利用することで、歯磨きの時間を楽しい経験に変えることができます。これらのアイテムには口臭予防や歯石除去の効果があり、犬の口腔ケアをサポートします。定期的な使用で犬の歯の健康を保ちながら、ストレスのない歯磨きを実現しましょう。 犬の歯磨きの方法 基本的な歯磨き方法 犬用歯ブラシを使用して歯磨きしましょう。歯ブラシを犬の口にフィットさせ、優しく歯や歯茎を磨きます。奥歯(臼歯)の磨き方は、歯ブラシを45度の角度で歯と歯茎に当て、小刻みに動かします。特に奥歯は歯垢や歯石が蓄積しやすいため、丁寧に磨くことが重要です。犬の歯磨きには犬用の歯磨きペーストを使用し、犬の好みに合わせた味を選ぶと効果的です。 歯磨きの頻度 犬の歯磨きの頻度は、一般的に週に数回から毎日行うことが推奨されます。 毎日の歯磨きが理想的ですが、実際には犬の性格や口腔の状態によって異なります。犬の歯磨きは口臭や歯周病の予防に効果的であり、定期的に行うことで口腔の健康を維持できます。獣医師の指示や犬の口腔の状態を考慮し、適切な頻度を決定しましょう。また、歯磨き以外にも、歯磨きシートやガムなどの代替アイテムを活用することも有効です。 犬の口腔ケアは日常的な習慣として取り入れ、定期的な歯科検診も行うことが大切です。 犬が歯磨きを嫌がるときの対処法 綿棒を使う方法 綿棒を使う方法では、歯磨きペーストを綿棒につけて、優しく犬の歯や歯茎を拭いて綺麗にします。愛犬にとってストレスのない方法で歯磨きを行えます。 犬用の歯磨きガムやシートを利用する方法 歯磨きガムやシートを利用する方法です。犬が好む味の歯磨きガムや歯磨きシートを与えることで、犬が楽しんで噛みながら歯磨き効果を得ることができます。口臭対策や歯石予防に効果的です。 犬用の歯磨きおもちゃ(歯磨きトイ)を利用する方法 歯磨きおもちゃ(歯磨きトイ)を利用して綺麗にする方法もあります。歯磨きおもちゃには歯ブラシの形状や歯磨き効果のある素材が組み込まれており、犬が遊びながら歯を磨くことができます。愛犬にとって楽しい体験となり、歯磨きが苦手なワンちゃんにもおすすめです。 これらの対処法を活用し、愛犬の歯磨きを楽しく行いながら口腔ケアを促しましょう。 ※ただし、獣医師の指示や犬の個別の状態に合わせた適切な方法を選ぶことが重要です! 愛犬に適した歯磨き習慣の築き方 子犬から始める歯磨きの練習 子犬に歯ブラシや歯磨き用品に慣れさせるために、優しく触れることから始めましょう! 指で口や歯茎をなでたり、犬用歯ブラシを咥えさせたりして慣れさせます。 次に、歯磨きペーストを少量与え、舐めさせることで味に慣れさせます。 最後に、歯ブラシに歯磨きペーストをつけ、優しく子犬の歯を磨きます。最初は数秒から始め、徐々に時間を延ばして慣れさせましょう。 練習を楽しくするために、ご褒美やたくさん褒めることも大切です!定期的に練習を続けることで、子犬は歯磨きに慣れ、健康な口腔ケアを維持できるようになります。 歯磨きが苦手な犬の慣らし方 歯磨きが苦手な犬の慣らし方にはいくつかのアプローチ方法があります。 まず、犬に慣れてもらうためにはゆっくりとしたステップで進めましょう。 最初は歯ブラシや指に触れるだけで終わり、徐々に歯磨きペーストを使ったり、歯を優しく触れたりするようにします。犬が落ち着いているときに行い、リラックスした状態を維持します。また、ご褒美やたくさん褒めることも効果的です。嫌がる場合は、代替アイテム(歯磨きガムやシート)を使ったり、獣医師や獣医衛生士の指導を受けることも検討してみましょう!継続的なトレーニングと忍耐が必要ですが、徐々に愛犬の歯磨きの苦手意識を克服することに繋がります。 歯磨き後のご褒美や口臭ケアの方法 1.おやつやおもちゃを活用して楽しく歯磨き 歯磨き後におやつやおもちゃを活用することで、歯磨きを楽しい経験に変えることができます。歯磨き後にお気に入りのおやつを与えたり、噛むことが好きなおもちゃで遊んだりすることで、犬は歯磨きを楽しい、嬉しいものだと思うことができます。 2.犬用口臭ケア用のガムやサプリメントの活用 口臭ケア用のガムやサプリメントを活用することも効果的です。口臭を軽減する成分が含まれたガムやサプリメントは、犬の口腔の健康をサポートします。これらのアイテムを定期的に与えることで、犬の口臭を抑えることができます。 歯磨き後のご褒美や口臭ケアは、愛犬との絆を深めながら口腔ケアを行う重要な要素です。愛犬の好みや健康状態に合わせて適切なおやつやガムを選び、楽しく歯磨きを行いましょう! ※ただし、与えるアイテムは適切な量を守り、獣医師の指示に従うことが大切です。 犬用デンタルケア商品の選び方 品質や安全性を重視する 犬用のデンタルケア商品を選ぶ際には、品質や安全性を重視することが重要です。 成分・原材料・製品のチェック 成分や原材料をチェックし、犬の健康に良いものを選びましょう。天然由来の成分や口腔ケアに効果的な成分(抗菌剤や歯石予防成分)が含まれているか確認しましょう。 信頼できるブランドや国産商品を選ぶ 製品の安全性についても注意が必要です。製品が適切な基準や規制に準拠しているかを確認しましょう。信頼できるブランドやメーカーからの製品を選ぶことで、品質や安全性についての信頼性が高まります。 さらに、国産商品を選ぶことも一つの方法です。日本では品質管理が徹底された製品が多く、信頼性が高いです。国内で製造された商品は、原材料や製造プロセスの安全性についても厳格な管理が行われています。 デンタルケア商品を選ぶ際には、成分・原材料・製品のチェックや信頼できるブランドや国産商品を選ぶことで、愛犬の健康と安全を保護することができます。獣医師や獣医衛生士のアドバイスも参考にしながら、最適なデンタルケア商品を選びましょう! 犬の好みやサイズに合わせて選ぶ 歯ブラシや歯磨き粉の種類 歯ブラシや歯磨き粉の種類を選ぶ際には、犬の口に合ったサイズや形状を選びましょう。 犬用歯ブラシは小型犬と大型犬では異なるものがありますので、犬のサイズに合わせて選びます。また、歯磨き粉も犬用のものを選び、愛犬の好みに合う味や香りを選びましょう。 ご褒美用のおやつやガムの選び方 ご褒美用のおやつやガムの選び方も重要です。愛犬が喜ぶおやつやガムを選び、歯磨き後のご褒美として与えましょう。噛むことが好きな犬には噛むタイプのおやつやガムが適しており、口臭ケアや歯石予防の効果があるものを選びます。ただし、与えるおやつやガムの量には注意し、獣医師の指示に従いましょう。 愛犬の好みやサイズに合わせて適切な歯ブラシや歯磨き粉を選び、褒美用のおやつやガムも口臭ケアや歯石予防に効果的なものを選ぶことで、犬のデンタルケアを充実させることができます。定期的な歯磨きと適切なデンタル商品の利用を組み合わせましょう! 犬の歯磨きの注意点 歯石がついてしまった場合の犬の対処 歯石がついてしまった場合の対処法についてです。 歯石は硬化した歯垢であり、定期的な歯磨きが行われないと蓄積されます。 歯石がついてしまった場合は、獣医師の診断と処置が必要です。専門的な歯石除去を行うために、獣医師に相談しましょう。一般的な処置方法は、麻酔下での超音波スケーリングや手作業によるスケーリングです。歯石の除去はプロの手によって行われるべきで、自己処理は避けましょう。 また、歯石の再発を予防するためには、定期的な歯磨きと口腔ケアが重要です。歯磨きを日常的な習慣にし、獣医師の指示に従って適切なデンタルケア商品を使用しましょう。また、食事によって歯石が蓄積しにくい食事療法も検討できます。 犬の歯石は口腔の健康を脅かす要素となるため、早期の対処と定期的なケアが重要です。 獣医師の診断と適切な処置を受けながら、口腔ケアを継続しましょう。 人間用歯磨き粉の注意 犬に人間用歯磨き粉を使用してしまった場合、人間用歯磨き粉には、犬の体にとって有害な成分や香料が含まれている場合があります。 まず、すぐに獣医師に相談しましょう。人間用歯磨き粉による犬の摂取量や体重によって、犬の健康への影響が異なるため、獣医師の指示を仰ぐことが重要です。 また、人間用歯磨き粉は泡立ちやフッ素の含有量が高く、犬にとっては飲み込むことができない場合があります。飲み込んだ場合は消化器系の問題を引き起こす可能性がありますので、すぐに獣医師に相談してください。 今後の予防策としては、犬用の歯磨き粉を使用しましょう。犬用歯磨き粉は犬の体に適した成分と配合比率が調整されており、安全に使用できます。 犬に人間用歯磨き粉を使用した場合は、獣医師の指示に従い対処することが大切です。定期的な獣医の診察や適切なデンタルケアの実施を心がけましょう。 まとめ 犬の歯磨きは口腔の健康維持の為にとても重要です。犬の歯磨きには口臭の改善や歯周病予防などの効果があります。歯磨きによって歯垢や歯石を除去することで、口腔内の細菌の繁殖を抑え、口臭を軽減することができます。また、定期的な歯磨きによって歯周病のリスクを低減し、歯茎や歯の健康を維持することができます。 さらに、歯磨きは犬の全身の健康にも影響を与えます。歯周病は炎症を引き起こし、細菌が血流を介して他の臓器に広がる可能性があります。これによって心臓病や腎臓病などの重篤な疾患のリスクが増加します。歯磨きによって口腔の炎症を抑え、全身の健康を維持することができます。 また、犬の歯磨きは早期から始めることが重要です。子犬の頃から歯磨きに慣れさせることで、成長しても歯磨きがストレスなく行えます。また、定期的な歯科検診も重要です。獣医師による専門的なチェックや歯石の除去によって、口腔の健康を守ることができます。 愛犬の歯磨きは飼い主さんの責任です。歯磨きが苦手な犬には代替アイテムを活用したり、練習を行い、最後にはたくさんの愛情を与えましょう。正しい歯磨きの方法や適切なデンタルケア商品を選ぶことも重要です。 最後に、犬の歯磨きは口臭の改善や歯周病予防だけでなく、全身の健康にも関わる重要なケアです。定期的な歯磨きと口腔の健康管理は愛犬の幸せと長寿につながるため、飼い主として責任を持って努めましょう。獣医師のアドバイスなども受けながら、犬の口腔の健康をサポートしましょう!

  • 【2023年】犬 爪切りおすすめランキング!嫌がる犬の爪切り対処法

    犬の爪には血管と神経があるため、犬の爪切りの際には切る側も切られる側も不安を感じてしまうことは少なくありません。 犬の爪切りをしなければ、肉球に爪が刺さってケガをしたり、歩きにくくなったりする可能性があります。 さらに、爪の中の血管と神経も一緒に伸びてしまうことから、爪と一緒に血管と神経まで処置が必要になってしまう場合もあり、爪切りをせずに放置してしまうことは非常に危険です。 そこで、本記事では人気の爪切りやおすすめの爪切りの紹介とともに、爪切りを嫌がる犬についての対処法を詳しく解説していきます。 犬用爪切りの選び方と注意点 犬用の爪切りは、ニッパー(ハサミ)・ギロチンタイプ・ヤスリタイプ・電動ヤスリタイプなど種類が多めです。 犬の爪は白っぽい場合と、黒っぽい場合があり、白っぽい爪であれば、血管や神経が通っている部分が透けて見えます。しかし、黒っぽい爪は血管や神経のある部分がわかりにくいため、切りづらさがあります。 そこで、愛犬に痛い思いをさせないように、扱いやすい爪切り選びが必要です。 爪切りそれぞれの特徴から、犬に合わせた爪切りの選び方、安全性などについて解説します。 犬種やサイズに合わせた選び方  爪がしっかりしている犬種や大型犬などは、切れ味のしっかりしている「ギロチンタイプ」であれば、スムーズに切りやすいでしょう。 反対に爪が柔らかく細い小型犬や子犬の時期であれば、犬種に関係なく「ハサミタイプ」がおすすめです。 ただし、飼い主さんが扱いやすい爪切りであることが、非常に大切です。 犬用爪切りの種類と特徴 犬用の爪切りは、主に5種類あります。 ・ニッパータイプ ・ハサミタイプ ・ギロチンタイプ ・ピコットタイプ ・電動タイプ 初心者におすすめな爪切りはニッパータイプです。 手で握りやすい大きさのものが多く、小型犬や子犬のような細くて小さめの爪でも使用しやすいでしょう。大型犬や爪が太めで大きい犬の場合は、大きめサイズのニッパーがおすすめです。 ハサミタイプは、子犬や小型犬、爪切りを嫌がる犬の爪の先だけを切るときにおすすめです。通常のハサミのような間隔で使用できますが、大型犬や爪が太く大きめの場合には、歯も小さめで力も必要となるため、負担が大きくなります。 ギロチンタイプは、小型犬から大型犬まで幅広く使用されています。切れ味が良いため、初心者でも使用できますが、切るときに怖いと感じてしまう場合もあるでしょう。そのため、ギロチンタイプは、血管や神経の部分が見えやすい白っぽい爪の犬におすすめです。 巻き爪になりやすい犬であれば、爪の横から差し込むピコットタイプがおすすめです。 小さい爪や柔らかい爪でも切りやすいため、爪切りを怖がる小型犬にも使用しやすいでしょう。 電動タイプは、電動の爪ヤスリです。 爪切り後の爪を整えたり、爪切りを怖がる犬に使用したりできます。また、普段のお手入れとして気軽に使用できるため、大変便利です。 電動タイプの振動や音を苦手とする犬もいますが、犬の血管や神経の部分を、誤って傷つける不安も少なくなります。 切れ味と安全性の重要性 ギロチンタイプ、ピコックタイプは、それほど力を入れなくても爪が切れます。 そのため、少し力を入れただけで思いもよらない長さを切ってしまい、愛犬に痛い思いをさせてしまう可能性があります。 ただし、切れ味が悪いと力が必要になるため、切る位置が悪いと愛犬にかかる負荷が非常に大きくなるでしょう。 どの種類の爪切りでも、切れ味が悪いと扱いにくく、爪を切る側も切られる犬も負担が増すため、切れ味の良さは大切です。 犬の爪は、血管と神経が薄っすらと見えている場合もありますが、境目がわかりにくいため、切りすぎに注意しなければなりません。そのため、爪を切る側の爪切りの握りやすさと力の入れやすさは非常に大切です。 持ちやすく力を入れやすい「ラバークリップ」を持ち手に使用していたり、爪の切りすぎを防止する「安全ストッパー」がついていたり、安全性に配慮した商品もあります。 爪切りは、定期的なケアが必要なため、少しでも安全に使用できる商品を選びましょう。 2023年最新!犬用爪切りおすすめ人気ランキング 国内3大ネット通販サイトである、Yahoo!ショッピング・Amazon・楽天市場より、2023年度「犬の爪切り」最新ランキングをご紹介します。 Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング Yahoo!ショッピングによる「犬の爪切り」売れ筋ランキング、2023年最新ベスト3をご紹介します。 1位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:Yahoo!ショッピング 創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられている、ペット用のつめ切りです。日本刀と同じ本格鍛造から70年の技を取り入れているため、群を抜いた切れ味です。 太くて硬い爪も、力を入れることなくキレイに切れます。刃の切れ味をドライバー一本で調整できることもポイントです。 また、切り口を滑らかに整えられるヤスリが付属されています。 2位:高輝度LEDライト付き ネイルトリマー|初心者も安心の高機能ニッパータイプ 出典:Yahoo!ショッピング 初心者でも扱いやすく機能的なことから、人気が高いニッパーです。 愛犬の爪を切るとき、血管や神経の部分を傷つけてしまいそうで、爪切りができなかったり、苦手意識を持っていたりする人も少なくありません。 しかし、商品に搭載されているLEDライトによって、見づらかった爪の中の血管や神経のある部分が見やすくなります。 さらに、グリップも握りやすい形で、刃先も丸いため、安心感は高めです。 ヤスリまで収納されているため、こちらの商品ひとつでしっかりと爪のお手入れができます。 3位:Pateker(パテッカー) グラインダーネイルケア|インスタでも話題の電動爪ヤスリタイプ 出典:Yahoo!ショッピング 全犬種対応の電動爪ヤスリです。小型犬・中型犬・大型犬用と3つのグラインダーを使用できます。 また、4.8ボルトのハイパワーモーター搭載とダイヤモンドビットホイールの使用により、他社製品で苦戦していたような大型犬の硬い爪を、数分で終わらせることも可能です。 研磨速度は通常モードと高速モードの2段階ですが、音や振動も非常に少ないため、音や振動に敏感な犬でもケアをしやすいでしょう。 USB充電式コードレスで3時間の充電で2時間使用可能です。 Amazonランキング Amazonによる「犬の爪切り」売れ筋ランキング、2023年最新ベスト3をご紹介します。 1位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:Amazon Yahoo!ショッピング売れ筋ランキングでも1位となった、創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられている「Zan-斬-」ギロチンタイプが、Amazonランキングでも堂々の1位です。 Amazonのレビューにおいても、切れ味のすごさを評価している声が目立ちました。刃の先が薄いことから、切る際に血管や神経の部分が刃に隠れることなく目視しやすい安心感があります。過度の負担をかけずに手早くケアができるため、爪切りに慣れた人だけではなく、初心者でも扱いやすいでしょう。 2位:Dudi Pet ネイルクリッパー|初心者でも安心安全機能付きのニッパータイプ 出典:Amazon 人間工学に基づいた設計により、無駄な力を入れなくても扱いやすい爪切りです。小型犬・中型犬・大型犬の全てが使用できるように、MとLサイズが用意されています。 また、爪の切りすぎを防止する「セーフティーストップ」が備わっているため、犬の手を傷つけることも防ぎます。 必要以上に力を入れずに済むため、切り口をキレイに仕上げられるのもポイントです。 3位:Casfuy 犬爪切り電動|音と振動を抑えた電動爪ヤスリタイプ 出典:Amazon 商品に搭載された2つのLEDライトによって、爪の血管や神経が通る部分が見えやすくなります。 威力のあるモーターとダイヤモンドドラムビットグラインダーにより、大きくて硬い爪でもパワフルかつ安全に削れます。 また、使用時の振動と音を極力抑えた設計のため、爪切り時の振動や音が苦手な犬でも使用しやすいでしょう。 2種類の速度と3つの研削ポートがあり、小型犬・中型犬・大型犬それぞれに合わせた選択ができます。 USB充電式コードレスで3時間の充電で2時間使用可能です。 楽天市場ランキング 楽天市場ランキングによる「犬の爪切り」2023年最新ベスト3をご紹介します。 楽天市場は、Yahoo!ショッピングとAmazonのランキングとは、少々違うタイプのランキング結果でした。 1位:LEDライト付き ペット爪切り|人間工学に基づいた小型ハサミタイプ 出典:楽天市場 ハサミタイプは初心者には力の入れ具合などが難しく、扱いづらいイメージがあります。 しかし「LEDライト付き ペット爪切り」は、LEDライトと人間工学に基づいたQ型ハンドルにより、血管や神経が確認しやすく、無駄な力を入れずに爪を切れます。 小型犬向けの爪切りです。 安全ロックがあるため、小さなお子様がいるご家庭においても事故に繋がりにくく安心です。 また、UV紫外線ライトも搭載されており、犬の皮膚に照射すると皮膚病の一種である「白癬(はくせん)」が光ることで発見できます。 高性能のバッテリーにより、1度の充電で約半年間の使用ができるため手間もかかりません。 2位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:楽天市場 Yahoo!ショッピングとAmazonのランキングでは、1位の「Zan-斬-」ギロチンタイプは、楽天市場でも2位の人気商品です。 安全・安心の日本製に加えて、日本刀と同じ本格鍛造70年の技をもつ、創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられていることによる、群を抜く品質の良さがポイントです。 切れ味は折り紙つきでありながら、切れ味の調整もドライバー1本で簡単にできます。 商品は、小型犬と中型犬用・大型犬用の2サイズから選べます。 3位:「Zan-斬-」ピコックタイプ|巻き爪におすすめのピコックタイプ 出典:楽天市場 3位も2位と同じく廣田工具製作所の「Zan-斬-」ですが、ギロチンタイプではなく、巻き爪も切りやすく、狼爪(ろうそう)用としても全犬種に使用可能なピコックタイプです。 気になる点は、刃の位置が左にあることにより、左利きの人が使用しにくい点です。 しかし、ギロチンタイプ同様、ピコックタイプも切れ味が素晴らしく調整もドライバー1本と簡単なため、巻き爪や狼爪(ろうそう)以外の爪にも使用しやすいでしょう。 見出し:人気商品紹介 犬用爪切りの人気商品の中から、おすすめ商品を3つご紹介します。 DKPlus No.1爪切り 出典:Amazon ひとつ目は、Yahoo!ショッピングでも上位にある「Dudi Petのニッパータイプ」です。 人間工学に基づいた設計により、グリップが握りやすく滑りにくいため、無駄な力を入れずに切れるでしょう。強度と切れ味の良いステンレススチール製の刃によって、硬めの爪も無理なく切れます。 また、爪を切りすぎて血管や神経を傷つけないように、セーフティーストップがついていたりするのもポイントです。 爪ヤスリが付属されているため、爪切り後の切り口もキレイに整えられ、日々の爪のケアに重宝します。 安全かつしっかりと爪を切れる「Dudi Petのニッパータイプ」は初心者にもおすすめです。 ドギーマン ペティオ プレシャンテ 「ドギーマン ペティオ プレシャンテ」はペットのために考えられた、ピンクカラーがポイントのグルーミングシリーズです。 爪切りについても、お手頃な価格でしっかりとケアができる商品が揃っているため、ドギーマン ペティオ プレシャンテの中から、犬用爪切り4つをご紹介します。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターストッパー付き 出典:楽天市場 一定の長さで爪をカットできる、深爪しにくいストッパー付きのハサミタイプです。ストッパーによって爪の部分が少し見づらく感じるなどの場合は、取り外すこともできます。 全犬種に適応し、小さい爪も切りやすいため、小型犬におすすめです。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターハサミ式 出典:楽天市場 お手頃な価格なのに切れ味が良いと評判の商品です。 硬い爪の場合は、力の入れ具合が難しい場合もありますが、それほど力を入れなくてもスムーズに爪が切れます。全犬種適用の商品です。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターギロチン式 全犬種適用で、刃もなめらかに動きます。硬い爪の場合は力の入れ具合が難しい場合もありますが、持ちやすく切れ味も良いため、初心者でも使用できます。 プレシャンテシリーズの刃の多くは、サビにも強く耐久性のあるステンレス製の刃を使用しているため、扱いやすいでしょう。 ペティオ プレシャンテ 電動ネイルヤスリ 出典:楽天市場 爪の飛び散りを防ぐカバー付きで、乾電池式のため、手軽に使用できます。 高めの回転音がするため、音に敏感な犬は怖がる可能性がありますが、音以外の理由で爪切りを怖がる犬や爪切りが不安な飼い主さんにおすすめの商品です。 WOLFWILL 電動爪ヤスリ 出典:楽天市場 「WOLFWILL 電動爪ヤスリ」は人間工学に基づいた設計により、パワフルに爪を削るため、爪切りに慣れてきた人におすすめの商品です。 ヤスリの部分にプラスチックカバーがついていることで、爪と粉が落ちることはある程度防止できます。ただし、カバーによって爪との接触部分が見づらく感じる場合もあるため、大型犬でも適用できますが、使用のおすすめは小型犬から中型犬です。 見出し:爪切りの正しい方法と頻度 犬の爪切りの頻度や手順、爪切りを嫌がる場合や出血したときの対応について、詳しく解説します。 犬の爪切りの知識 犬の爪切りの頻度は、月1回が目安です。ただし、ほぼ家で過ごしている場合は、2週間に1回を目安としてください。 また、犬が歩いているときに音がしたり、頻繁に足を気にする仕草が見られたりすることでも、爪が伸びているとの判断ができます。 爪を伸ばしたままの状態で放置してしまうことだけは避けてください。肉球に爪が刺さってしまったり、爪とともに伸びた血管や神経の手術をしたりする場合があります。 犬が爪切りを嫌がる場合は「1日1本」や「1週間に1度足一本分」のように、無理のない範囲で進めていきましょう。 正しい犬の爪切りの手順 爪を切る順番は、スムーズに爪切りをするために大切です。 例えば、爪を切るときは前から順番に切りたくなる場合も多くありますが、怖がられる可能性があります。 犬は、足の先・鼻の先・しっぽの先・口の先(マズル)など先端を触られることが、あまり得意ではありません。そのため、足の先を触ろうとする仕草や爪切りが視界に入ってしまうことで、怖がったり嫌がったりする可能性が出てきます。 まずは、念の為に止血剤とティッシュ、おやつ(ヨーグルトやペースト状の舐めやすいもの)を用意しておきましょう。そして、次の5つの順番で爪切りをします。 1.犬が逃げづらい場所に移動させる 犬が爪切りを嫌がって逃げ出しそうであれば、体を支えやすい台の上にのせます。 2.後ろ足の爪から切る 体を包み込むようにして足を持ち、足の指をしっかりと片手で固定して爪を切ります。 3.血管や神経の位置を確認する 白っぽい爪であれば、爪の中にうっすらとピンク色の血管が見えます。 黒っぽい場合は、少しずつ爪を切りつつ、切り口の状態を確認してください。パサついた感じの切り口は、血管部分から遠く、しっとりした感じの切り口は血管が近いと考え、切るのを止めましょう。 4.声をかけたり、おやつをあげたりしながら少しずつ爪を切る 爪の切り口と犬の様子を見ながら、少しずつ爪を切っていきます。 血管や神経のある位置より、余裕をもって切り終えましょう。 5.必要に応じて爪ヤスリを使用する 角が気になる場合は、ヤスリでなめらかにしましょう。服や絨毯に引っかからなくなります。 嫌がる犬に対する対処方法 爪切りを嫌がる犬に対する対処法は主に3つです。 1.逃げづらい場所で爪を切る 2.爪を切っている間、声をかけたり食べやすいおやつをあげたりする 3.一度にすべての爪を切らず、日にちを分けながら徐々に切る 犬が爪切りを嫌がる場合は、無理をさせずに、少しずつ慣らしていくことが大切です。 家での爪切りが難しい場合は、トリミングサロンや動物病院でやってもらいましょう。 出血した場合の犬の対応方法 止血剤が用意できていれば、まずは清潔なガーゼやティッシュで血を抑えた後、患部に止血剤を覆うようにつけてから押しつけるとすぐに血が止まります。 止血剤の代わりになるのは、小麦粉・片栗粉などを少量の水でかために溶いたものです。 止血剤や代用品がない場合は、清潔なガーゼやティッシュで患部を押さえながら、爪の横から優しく圧迫してください。そのまま3分間、犬が動かないようにしてもらいます。 血が止まらない場合は、さらに5分間圧迫します。 まだ少し血がにじむ場合は3分間、全く止まらない場合は、さらに5分間ほど圧迫を続けてください。それでも止まる気配がなければ、動物病院に連れていきましょう。 見出し:注意事項とメンテナンス 爪を切りすぎて出血した際の対応をしっかりしないことで起こる危険性や、爪切りを定期的にする重要性について解説します。 切りすぎによる危険と対策 犬の爪の中にある血管や神経を切りすぎて傷つけてしまうことで、痛い思いをさせてしまいます。また、出血した後、十分に処置をしないまま通常通りに散歩に連れて行ったことにより、菌に感染してしまう可能性があります。 犬の定期的な爪切りと手入れの重要性 爪のケアをしないまま、伸ばし続けると次のような危険があります。 ・爪が肉球に食い込んで傷つく ・長い爪によって地面をしっかり捉えられず足腰の関節を痛める ・爪が折れたり指骨折などの怪我をする 前述でもあるように、爪が伸びると同時に「血管と神経」も伸びていくため、犬の爪を伸ばし放題にした後に適切な長さにする場合「血管と神経」を切る手術も必要となります。 日頃の爪のケアによって、愛犬の怪我や痛みを抑えることに繋がるため、定期的な爪切りは大切です。 犬の爪切り傷ケアに必要な知識 爪切りで愛犬を傷つけてしまう可能性はゼロではないため、傷をつけてしまった際の対処法の基礎知識は非常に大切です。 「出血した場合の対応方法」でもお伝えしている止血の仕方と、止血後の過ごし方の2つについて、覚えておきましょう。 爪切りで傷ついた直後は、クレートなどで休ませることで、患部の状態が安定します。 かさぶたが取れるほどの激しい運動は避け、感染症を防ぐためにもお散歩は控えましょう。 ただし、お散歩が必要な場合は、犬用の靴下などで患部を保護することをおすすめします。 見出し:まとめ 犬用爪切り選びで大切なポイント  犬用爪切り選びで大切なポイントは主に次の3つです。 ・犬種やサイズに合っているか ・切れ味が良いもので安全に切りやすいか    ・持ちやすく切りやすく使いやすいか ただし、愛犬の状態によっても選ぶ爪切りのタイプが変わります。 例えば、爪切りを怖がる場合は電動ヤスリにすると無理なくケアできる場合もありますが、音や振動が苦手な犬の場合、短時間でサクサク切れる爪切りが良い場合もあります。 飼い主さんが使用しやすく、愛犬の不安が少しでも減るような爪切りを選びましょう。

  • 犬用シャンプーの選び方とおすすめ商品

    犬用シャンプーの種類は豊富です。オーガニック系や特定の犬種専門のシャンプー、皮膚トラブル改善のための薬用シャンプーなどがあります。 愛犬の皮膚を健やかに保つためにもシャンプー選びは大切です。本記事ではシャンプー選びの基準や正しいシャンプーの仕方などを詳しく解説します。 犬用シャンプーの必要性と選び方 犬用シャンプーではなく、人間用のシャンプーでもよいのではと考える場合も、少なくありません。 しかし、犬と人間では皮膚の厚さや状態が違います。そこで、人と犬のシャンプーの違いと、犬にとって安全で心地よいシャンプーの選び方について解説します。 犬用と人用の違いと適切なシャンプー成分 犬の皮膚は、人の皮膚の3分の1ほどの厚さしかありません。 人間の赤ちゃんの皮膚は、大人の皮膚の約2分の1であることから、犬の皮膚は非常にデリケートです。 シャンプーも含めた洗剤の成分は、水素イオン濃度pH(ペーハー)値によって「中性・酸性・アルカリ性」と大きく3つの成分に分けられます。 pH(ペーハー)値の最高値は14で、7が「中性」です。7より低ければ酸性となり、7より高ければアルカリ性となります。人間の肌のpH(ペーハー)値は4〜6ほどで、肌の細胞にとって心地よい状態が弱酸性です。そのため、人の肌は弱酸性に保つことで、皮膚表面の菌が増えにくくなります。 犬の皮膚のpH(ペーハー)値は、犬にもよりますが、おおよそ7.4 です。7よりも若干高めのため、弱アルカリ性となります。人間の肌とは逆の皮膚タイプであることからも、人間のシャンプーを犬に使用することは避けた方がよいでしょう。 シャンプーの主な成分は「界面活性剤」「添加剤」「補助剤」の3つです。 界面活性剤:主成分 添加剤:洗剤の性能をあげたり、香りや質感などをプラスαしたもの 補助剤:界面活性剤の働きをあげるもの 界面活性剤は、皮膚や毛の汚れを落とすための主成分であり、シャンプー選びで最も重要な成分でもあります。 界面活性剤は洗浄力が高ければ皮膚の油分を必要以上にとってしまい、毛をパサつかせてしまったり、皮膚にダメージを与えたりします。しかし、洗浄力が弱すぎるシャンプーは、汚れと皮膚の分泌が多めの犬には向きません。 界面活性剤には多くの種類がありますが、代表的なものは次の3つです。 ・高級アルコール系界面活性剤 ・石鹸系 ・アミノ酸系 高級アルコール系界面活性剤は、洗浄力も皮膚への刺激も特に強いため、肌が敏感であったり、アレルギー性皮膚炎など肌に少しでも異常があったりする場合は避けましょう。 石鹸系も洗浄力が強めです。石鹸は環境にとっては優しい成分ですが、皮膚に対しては刺激が強いため、皮膚が弱め・敏感肌・肌トラブルがある場合は避けましょう。 界面活性剤の代表的な3つの中でも、アミノ酸系は比較的新しいタイプです。 低刺激のため、皮膚にも毛にも優しくはありますが、しっかりした洗浄力を求めているのであれば、物足りなさを感じる場合があります。しかし、皮膚が弱い犬に対しても使用しやすく、保湿しながら汚れを落とせるメリットがあります。 皮膚に優しいだけでなく、洗浄力も欲しい場合は「ラウロイルメチルアラニンNa」というアミノ酸系界面活性剤のシャンプーがおすすめです。 ただし、補助剤としてラウレス硫酸Naやラウレス硫酸アンモニウムなどのラウレス硫酸タイプが入っている場合は、洗浄力が強化されます。皮膚への刺激が強すぎてしまう可能性もあるため注意しましょう。 犬用シャンプーで特に注意することは、成分表示が法律で義務付けられていないことです。 たとえ成分の記載がされていたとしても、全ての成分が表示されているわけではありません。 添加物として使用されている合成着色料の中には、アレルギー性を含むものや海外では禁止されているものがあります。 無添加と書かれているシャンプーにおいても、添加物が何も添加されていないと思われがちですが、ひとつの添加物だけ無添加の場合でも無添加表示されてしまうのです。 例えば、防腐剤は無添加ですが、海外では禁止されているようなタール系色素が入っている場合でも、無添加表示されています。そのため、どのような成分が無添加なのかの確認は大切です。 また、見落としがちなのが香料です。 人間にとって良いニオイと感じるシャンプーのニオイが、人間の1億倍ともいわれる嗅覚をもつ犬にとっては、非常につらい場合があります。 たとえ良いニオイだとしても、ニオイが強めのシャンプーは避け、無香料かニオイの優しいシャンプーにしてあげましょう。 犬種や肌質、コートタイプに基づく選び方 犬用シャンプーは、トイプードル向けやチワワ向けなどの犬種別もあります。 犬種別のシャンプーは、犬種ごとの毛や皮膚の特徴にあわせた成分でつくられているため、安心感があります。 例えば、特徴的なトイプードルの毛は抜けづらく非常に柔らかいため、シャンプーによって毛の仕上がりに違いがでやすいのです。そのため、トイプードルの毛に合わせてつくられたトイプードル向けのシャンプーによって、毛の仕上がりに期待できます。 また、チワワは肌が弱く、皮膚が炎症を起こしやすいため、洗浄成分が弱い低刺激のシャンプー向きです。 チワワ用であれば、チワワの皮膚の傾向に合わせた成分を配合しているため、トラブルを起こしにくく安心です。 ただし、皮膚に炎症がある場合は、薬用シャンプーを選びましょう。 薬用シャンプーには治療に有効な成分が配合されています。ただし、犬の皮膚の症状に合わせた薬用シャンプーを選ぶ必要があるでしょう。 薬用シャンプーには主に次のような6つのタイプがあります。どのような病状に有効かについては、次の表をご覧ください。 薬用シャンプーのタイプ病名または症状一般的な初期症状または原因抗菌用膿皮症皮膚に赤や白のブツブツが発生。痒みや脱毛などもみられる。抗真菌用マラセチア皮膚炎皮膚にべたつき感があり、フケや赤みがみられる。抗脂漏性用脂漏症皮膚にべたつき感があり、痒みや脱毛、乾燥がみられる。角質溶解用フケ乾燥・ストレス・感染性皮膚炎・アレルギー性・アトピー性・脱水・栄養不足など保湿用乾燥・肌あれ皮膚の薄さ・室内乾燥・過剰なシャンプー・栄養バランスなどかゆみ止めかゆみ皮膚の乾燥・シャンプー残り・エアコン等による乾燥・換毛期・虫刺され・ストレス・アレルギー・アトピー・感染症など 高温多湿であったり、ひどく乾燥していたりする環境やシャンプーの選び方とやり方によって、皮膚炎や感染症をひきおこしてしまう可能性があります。 犬の置かれている環境の調整や皮膚の状態にあわせたお手入れは、予防のひとつです。 子犬は成犬よりもさらに皮膚がデリケートで、環境によって体調を崩しやすいため、シャンプーにも気をつける必要があります。 子犬の初めてのシャンプーは、ワクチン前は感染症のリスクがあるため、3回目のワクチン接種が完了した2週間後からにしましょう。 また、まだ体力がないため、体調がよくないときや嫌がる場合は、無理にシャンプーをする必要はありません。ニオイや汚れが気になるときは、シャンプーシートや蒸しタオルなどで、優しくふき取るようにしてください。 子犬を初めてシャンプーする際に使用するシャンプーは、無添加で刺激が少ない天然由来のものがおすすめです。 おすすめの犬用シャンプー商品紹介 犬用のシャンプーは、オーガニックや天然由来、無添加や無香料などの刺激を抑えた肌に優しいもの、人気の高いブランドシャンプーやプロが使用するシャンプーなど多種多様です。 そのため、多くの犬用シャンプーから、選りすぐりのおすすめ商品をご紹介します。 オーガニック成分が豊富な犬用シャンプー オーガニックシャンプーは無添加シャンプーと混同されてしまう場合もありますが、似ているようで違います。 無添加シャンプーは着色料や香料、防腐剤などの合成化学物質を抑えたものに対して、オーガニックシャンプーは天然由来の成分を使用したものです。 どちらも皮膚や毛に優しいシャンプーといえますが、オーガニックにおいても合う合わないがあります。たとえオーガニックシャンプーであったとしても、初めて使用した場合は愛犬の皮膚の状態に注意しておきましょう。 オーガニックについては、オーガニック由来指数がひとつの目安です。 オーガニック由来指数とは、オーガニック原料とオーガニック由来部分が製品に何%含まれているかを示す指数です。ただし、表示は義務ではありません。 表示される指数は、使用原料の由来・処理方法により、以下の4つがあります。それぞれ水を含むか含まないかの表示もあります。 ・自然指数 ・自然由来指数 ・オーガニック指数 ・オーガニック由来指数 どのような天然成分がどれほどの割合で入っているのかがわかると、より安心です。 オーガニック成分が豊富なおすすめのシャンプーは、100%国産天然由来成分でできているオーガニックドッグシャンプー「LaNatule」です。 出典:楽天市場 洗浄成分は100%植物由来のため、肌への刺激を極力抑えながら汚れを落とせます。 また、消臭・虫よけ・保湿成分・リラックス効果のある香りなどの全てが天然由来からです。アミノ酸系のため、泡立ちがよく優しく洗えることから、肌が敏感でも安心して使用できます。 さらに、合成着色料・石油系界面活性剤・シリコン・パラベン・鉱物油・サルフェート・紫外線吸収剤の7つが無添加です。また、全成分が表示されていることも安心感に繋がるでしょう。優しさと安心感が詰まったオーガニックドッグシャンプー「LaNatule」は、おすすめです。 ティーツリーシャンプー ティーツリーはティートリーとも呼ばれる精油です。 ティーツリーの効能は、免疫調整・抗ウィルス・抗菌・抗真菌・抗炎症などですが、リフレッシュしたいときにも有効で、活力ももらえます。 ティーツリーシャンプーでおすすめは、オーストリア産「APDCのティーツリーシャンプー」です。 出典:楽天市場 主にティーツリー・紅藻エキス・ユーカリオイル・ローズマリーオイルなど、6つの植物成分が配合されています。 オーストラリアの植物科学者と共同開発し、安全と効果の両方にこだわったシャンプーです。 また「APDCのティーツリーシャンプー」のティーツリーコンディショナーも出ています。 愛犬の被毛にさらにハリやコシ、ボリューム感が欲しいと考えているのであれば、シャンプーとセットでの使用がおすすめです。 シャンプー&ボリュームアップコンディショナーミニボトルセット(各50ml)でお試しが可能です。 出典:楽天市場 長毛の犬種の被毛のもつれや毛玉を抑制し、ツヤ感ある仕上がりになる、紅藻エキス&植物性ヒアルロン酸など配合のティーツリーコンディショナーもあります。 出典:楽天市場 愛犬の皮膚や被毛に優しいだけではなく、コンディショナーとセットで使用すると理想の毛の状態になれる可能性もある、おすすめの商品です。 リンスインシャンプー 犬用のリンスインシャンプーでおすすめの商品は、ライオンペット株式会社の「毎日洗えるリンスインシャンプー」です。 出典:楽天市場 毎日洗えるほど優しい、100%植物生まれの洗浄成分が使用されています。無着色で微香性でもあるため、シャンプーのニオイが苦手な犬も安心です。 洗浄成分が優しいだけではなく、アミノ酸配合により泡立ち豊富で優しく洗えるため、肌が敏感でも利用しやすいでしょう。 液状のリンスインシャンプーシリーズは「ノミ・マダニとり」と、フケやかゆみを抑える「皮ふを守る」タイプを含めた3種類です。全てにボトルタイプ(330ml)・ポンプタイプ(550ml)つめかえ用(400ml)があります。 トリマー監修のプロ仕様犬用シャンプー トリマー監修のプロ仕様シャンプーでおすすめの商品は、WDPドッグサロンの専属プロトリマー監修の「ボタニカルドッグシャンプー」です。 出典:楽天市場 「アボカド油」「オリーブ油」「ひまわり種子油」の3種のオーガニック認証成分と15種の天然由来成分が配合されています。 また、パラベン・シリコン・鉱物油・サルフェート・紫外線吸収剤の5つが無添加です。 泡立ちと泡切れがよく、優しい使用感で愛犬の肌を守りながら、清潔にします。 仕上がりもコンディショニング成分配合のため、ふわふわです。 シャンプーの香りは、たとえ良い香りだとしても、人間の嗅覚の1億倍ともいわれる犬にとってはストレスとなる場合があります。 そのため、アロマセラピストが香りをブレンドして、香りの強さも意識しながら犬の好む香りにこだわってつくられています。 ポンプタイプのため、部分洗いなどの使用する範囲によって、シャンプーの量を調節しやすいことから、無駄に消費させることなく経済的です。 ボタニカルドッグシャンプーはシャンプーのしやすさとシャンプーによる心地よさの双方を考えてつくられている点でも、おすすめできます。 犬用シャンプーのおすすめブランド 犬用シャンプーにおいて信頼と実績のある、おすすめのブランドは次の3つです。 ・キールズ ・ライオン ・サロンフォードッグ キールズは、ニューヨークでアポセカリー(欧米の調剤薬局)として創業しました。薬草やさまざまな原料を用いて、薬やお茶を調合して販売するお店です。世界中の植物を研究し、厳選した天然由来成分の配合をしていました。 現在もその精神と経験を活かし、世界中の植物を研究しながら、天然由来成分を多く使用したスキンケアの開発を続けています。そのため、犬用シャンプーキールズドッググルーミングシャンプーについても、長年の研究や経験が活かされています。 出典:楽天市場 ライオンは、長く愛されている歴史あるブランドです。ペット用品以外では、歯ブラシ・洗剤・スキンケア・薬品など、数々の事業を展開しています。 ペット用品については、ライオンペット株式会社で展開をしており、犬用シャンプーは全て、洗浄成分の100%が植物生まれです。 世界的に注目されている最先端評価法である「皮ふ刺激性試験」を取りいれており、肌にやさしい「刺激性なし判定処方」との結果がでています。 ライオンのシャンプーはリンスインシャンプーが主です。 出典:楽天市場 大きく分けて「泡タイプ」「液体タイプ」「水のいらないシャンプー」と3つのタイプを扱っています。 毎日洗える・のみダニ・子犬子猫・ニオイ・肌ケア・香り・手足用など目的別でシャンプーがつくられているため、愛犬の状態に合わせたシャンプーが見つけやすいでしょう。 サロンフォードッグスは、トリミングサロンのプロのトリマーやドッグショーで活躍されている多くの人に愛用されています。 出典:楽天市場 サロンフォードッグスのシャンプーとコンディショナーは、企画・製造が日本です。 商品開発者の愛犬が、生まれつき皮膚が弱く刺激の強いシャンプーが合わないことがきっかけで、商品が開発されました。そのため、死海の天然ミネラルや天然植物エキスが多く配合された、皮膚に優しいシャンプーを開発しています。 また、毎日多くのシャンプーをするトリマーなどの、手荒れ予防にもなる成分でつくられており、犬だけではなくお世話する人にも優しいブランドです。 犬用シャンプーおすすめ人気ランキング 犬に優しく仕上がりの満足度も高い、犬用シャンプーおすすめ人気商品ベスト3をご紹介します。 1.レッドハート 自然流 全犬種用シャンプー おすすめ人気ランキング、1位は「レッドハート 自然流 全犬種用シャンプー」です。 出典:楽天市場 犬の皮膚と被毛にとことん優しくありながら、しっかり洗浄、仕上がりふんわりと三拍子そろった優秀なシャンプーです。 和漢洋のハーブや植物エキスが配合された天然素材100%であることに加え、化学合成の蛍光剤・漂白剤・香料・着色料、石油系の界面活性剤の使用はされていません。 肌や被毛に優しいシャンプーは、どうしても洗浄力が落ちてしまいがちですが、レッドハート 自然流 全犬種用シャンプーは刺激を抑えつつ、高い洗浄力でしっかりついた汚れも落とせます。 濃縮タイプのため、汚れの度合いや肌の状態に合わせて、シャンプーの濃度を調整可能です。 また、長毛タイプや毛の乾燥やフケ症などのトラブル肌であったり、シャンプー頻度を高めたりしたい場合には、スーパーグレードタイプがおすすめです。ただし、トラブル肌については獣医師にご相談のうえご使用ください。 2.サロンフォードッグス  おすすめ人気ランキング2位は、前述のおすすめブランドとしてもご紹介したサロンフォードッグスです。 出典:楽天市場 サロンフォードッグスのシャンプーとコンディショナーは、使用した後の仕上がりの良さを一度は体験して欲しい、おすすめ商品です。 生まれつき皮膚が弱い犬でも、安心して利用できる天然ミネラルや天然植物などを使用した優しいシャンプーでありながら、お世話する人にも優しく、満足感を与えてくれます。 皮膚に優しいだけではなく、レモングラスやイランイランなどが使用された上品で華やかな香りと圧倒的な美しいツヤのある仕上がりは、ドッグショーで活躍する方々が愛用するほどです。 3.プロフェム ベーシックシャンプー おすすめ人気ランキング3位はプロフェム ベーシックシャンプーです。 出典:楽天市場 愛犬に合うシャンプー選びに迷った場合、一度は利用して欲しいおすすめの商品です。 プロフェム ベーシックシャンプーは、犬猫の皮膚と被毛の科学を基に作られた、全犬種全猫種に利用可能なシャンプーであり、JIS規格により安全性が確認されている成分のみでつくられています。 シャンプーの際に注意していても、刺激に敏感な目や傷口に入ってしまう可能性がありますが、痛みを減らせる刺激低減成分(加水分解ローヤルゼリータンパク)の配合がされているため安心です。 また、汚れの度合いにより、原液〜5倍希釈で調整して利用ができるため、犬の肌にも優しく経済的です。 犬用シャンプーの使い方と注意点 シャンプーの事前準備やシャンプーの仕方、シャンプー後のケアなど、注意事項も含めて詳しく解説していきます。 犬のシャンプー前の準備と適切な頻度・量 シャンプーの負担を軽減したり、シャンプーの効果を高めたりするためにも、事前準備や適切なシャンプー頻度、適切なシャンプーの量にすることが大切です。 まずは、シャンプー前に4つの事前準備を行います。 1.ブラッシング できれば用意しておきたいものは、次の3つですが、コームなどのブラシだけでも問題ありません。 ・霧吹き ・スリッカー ・コームなどのブラシ まずは、シャンプー前に、ブラッシングします。 霧吹きなどで犬の被毛を湿らしてから、スリッカーで余分な毛やもつれた毛をほどいていきましょう。 最後にコームなどのブラシで毛並みを整えたら、シャンプー前のブラッシングは完了です。 スリッカーや霧吹きについては、必ずいるというわけではありません。しかし、ダブルコート(被毛をかき分けたとき地肌ではなく被毛が生えている2重毛)の犬にとっては、大きなメリットがあります。 シャンプー前に少し身体を湿らせて、スリッカーでムダ毛やもつれた毛を取り除く工程を行うことは、シャンプーをスムーズに行えるようにするメリットだけではありません。 被毛で見えない部分のケガやダニの付着を発見できる可能性もあります。 また、犬がシャンプーに緊張をしている場合、優しくブラッシングすることで、リラックスさせることもできるでしょう。 2.耳栓(脱脂綿など) 犬の耳に水が入らないようにするために、脱脂綿などで耳栓をします。耳栓が見えるくらいでよいため、奥に入れ過ぎないように注意しましょう。 3.身体を濡らす 犬のシャンプーに使用する適切なお湯の温度は、人間が少しぬるいと感じる37度前後です。 適切な温度のシャワーで身体を濡らしていきますが、濡らす方向は、お尻側から顔の方に向かって少しずつかけていきます。被毛の中までしっかり濡らすことが大切です。 シャワーで身体を濡らしていく際に、勢いよくお湯をはじかせないためには、犬の地肌近くまでシャワーヘッドを持ってきましょう。 シャワーを怖がったり嫌がったりした場合は、カラン(蛇口)からお湯をだしたり、洗面器などにお湯をためて、手で少しずつかけてください。慣れたころに、水圧を弱めたシャワーをかけてみましょう。怖がる場合は無理に続けず、その日は終わりにしてください。 頭のあたりを濡らすときは、犬の鼻にお湯が入らないように、鼻を上に向けましょう。 目に入る分には問題ありませんが、鼻に入ってしまうと、犬は息ができなくなるため注意が必要です。 4.肛門絞り 片手でしっぽを持ち上げます。 肛門の斜め下、時計でいうところの4時と8時の位置に、小さく盛り上がった2つの袋状のものがあります。人差し指と親指で挟み、下から押し出すように肛門に向かって絞りますが、このまま絞ると分泌物が飛び出してくるため、手のひらで覆うようにして絞ってください。力を入れすぎると痛がるため、優しく行いましょう。 出てきた分泌物のニオイは非常に強いため、すぐに洗い流してください。 シャンプー前の事前準備は以上です。 事前準備をしっかり行うことで、シャンプーも乾かす工程もスムーズに行えます。 肛門絞りは月に1度は行う必要があるため、シャンプーのときに一緒に行えば効率的です。 それでは、次の章でシャンプーの正しい方法を解説します。 犬のシャンプーの正しい方法 シャンプーが液体の場合は、洗面器などにお湯と少量のシャンプーを入れてからシャワーをあてて、しっかり泡立てておきましょう。 希釈タイプのシャンプーは、商品や犬の汚れなどの状態によって濃度の調節が可能です。そのため、ボトルに水とシャンプーを入れて希釈したものを利用する方法があります。ただし、希釈したボトルはカビや菌が繁殖する危険性があるため、そのまま保管せずに1回のみの使用にしましょう。 シャンプーの用意ができたら、順番に洗浄していきます。 シャンプーをしていく方向は、事前準備で身体を濡らしたときと同じように、お尻側から顔の方に向かって洗っていきます。なでると喜ぶ場所から洗い始めたり、慣れている場合は背中から洗い始めてもよいでしょう。 シャワーの温度も事前準備のときと同じく、37度前後です。 ①お尻やなでると喜ぶ場所の洗浄 片手でしっぽを持ち、お尻を洗います。 ②あしの洗浄 足先は汚れやすいため、指の間と肉球のすきまもよく洗います。 忘れがちな部分でもあるため、注意しましょう。 ➂背中や胸など全体の洗浄 爪をたてないように注意し、背中から優しくなでるように洗いましょう。 ④顔まわりの洗浄 シャンプーが目に入らないように注意しましょう。もし入ってしまった場合は、すぐに洗い流してください。 また、耳の縁の汚れや目ヤニは見落としがちです。目ヤニについては、お湯で十分ふやかしてから、指先でとってあげましょう。 ⑤顔から流す シャンプーを流すときは、鼻に入らないように顔から流していきます。 シャンプー残りがないように、ぬるついた感じがなくなるまで、しっかり流していきましょう。脇・お腹・お尻周り・足裏のすすぎ忘れに注意してください。 また、目にシャンプーが若干入ってしまっている可能性もあるため、最後に目も忘れずに流してください。 ⑥リンスやコンディショナーをする リンスインシャンプー以外の場合、シャンプーの後にリンスやコンディショナーをつけましょう。リンスやコンディショナーを手で全体に伸ばしてから、洗い流してください。 リンスやコンディショナーには、摩擦を軽減し、毛のもつれの原因ともなる静電気の発生を抑える目的もあります。 犬のシャンプー後のケアと皮膚トラブルを防ぐ方法 ドライヤーをあてる時間を短縮するためには、まず、毛の水分を手でとります。その後、数枚のタオルや吸水タオルを使用して、しっかりタオルドライしましょう。 タオルドライ後は、毛の根元からドライヤーで乾かします。しっかり乾かそうとしてドライヤーを近づけ過ぎないように、20cm〜30cmほど離して乾かしてください。  また、ドライヤーを顔まわりに使用する際は、後ろから冷風でかけるようにしましょう。 チワワやパピオンのように耳の毛が長い犬種は、癖のつきやすい耳から乾かすことがポイントです。 生乾きは菌の繁殖をおこす可能性があります。ドライヤーをかけ忘れがちな、指の間・わきの下・お腹・内またもしっかり乾かしましょう。 嫌がる犬への対処法とシャンプーの使用期限 犬がシャンプーを嫌がる理由は、恐怖心からくる場合が多いため、安心させてあげることから始めましょう。 嫌がる犬を強制的にシャンプーすることだけはしないでください。さらに恐怖心が強固なものとなってしまいます。 もしも、お風呂場に入ることすら怖がる場合は、次のような3つのスモールステップで、お風呂場に慣らすことから始めてください。      ①愛犬がシャンプーを嫌がる場合は、お風呂場自体に慣らすことから始めてください。 歩かせたり、その場でじっとさせたりするだけでも構いません。 飼い主は、お風呂場にいる愛犬に「お風呂だよ。こわくないよ」など声をかけてあげると、さらに良いでしょう。 ②場所に慣れてきたようであれば、カラン(蛇口)から、チョロチョロと水を流して見せてください。その際も「お水がでるね」など声をかけましょう。次にお湯をだして、蒸気がでる様子も見せてください。 怖がるようなことがあれば、その日はやめましょう。 怖がったらやめるの繰り返しで、少しずつ根気よく、恐怖心を取り除いてください。 お風呂場で一緒に遊んだり、お風呂場に入ったらおやつを与えるなど、お風呂場を楽しいものと認識させることも有効です。 ③シャワーをだし、お尻から優しくかけてみましょう。 シャワーを怖がる場合は、シャワーから出したお湯を洗面器などにためて、タオルで身体を優しく拭くことから始めます。 まずは、①と②を何日か繰り返し、お風呂場に慣れてから➂を行いましょう。 少しずつ、練習して恐怖心を取り除くことで、シャンプーができるようになります。 ただし、せっかく慣れたとしても、最初のシャワーやシャンプーで痛い思いや嫌な思いをしてしまうと、さらなる恐怖心をつくってしまいます。そのため、最初のシャンプーは刺激やニオイを極力抑えたものがおすすめです。 また、シャンプーの使用期限については記載されていないことが多いのですが、未開封であれば2年や3年としている商品もあります。ただし、開封してしまったら1年を目安に使い切るようにしましょう。 正確な使用期限や推奨されている使用期限については、シャンプーの成分にもよるため、商品に記載されているか、記載がなければ製造メーカーに問い合わせてください。 たとえ開封前のシャンプーであっても、保管方法によって変化がおきていないともいいきれないことから、皮膚トラブルを起こしてしまう可能性があります。 犬用のシャンプーも、できることなら数年放置はさけ、なるべく早めに使い切るようにしましょう。 まとめ 犬用のシャンプーは想像以上に多種多様です。 犬種や肌の状態、被毛のタイプなどによって、有効なシャンプーを選べます。 犬用シャンプーおいても、天然成分でつくられたボタニカルやオーガニック、無添加商品が人気です。ただし、皮膚や被毛に非常に優しい低刺激の成分でつくられているとしても、愛犬に合わない場合もあります。 かゆみやフケが出た場合は、低刺激のシャンプーではなく、薬用シャンプーが必要な場合もあるでしょう。ただし、肌トラブルにおいて薬用シャンプーを使用する場合は、自己判断せずに獣医師に相談することをおすすめします。 愛犬の肌と毛の状態は、健康のバロメーターにもなります。 日頃から愛犬の肌と毛の状態を把握し、新しい商品を使用した場合などは、注意して観察するようにしましょう。 その時々の愛犬の状態に合わせたシャンプー選びが、何より大切です。

  • おしっこする犬

    【獣医師監修】犬がマーキングする理由とは?やめさせる方法とマナーについて

    愛犬のマーキングは自然な行為ですが、マーキングがひどい犬の場合、頭を悩ませる飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。特に去勢や避妊をしていない犬の飼い主さんからは、多くの悩み相談があります。 お散歩中に、他人の敷地内や家の前、公共の場である公園や道路でマーキングしてしまうとトラブルになることもあり、室外でのオシッコをやめさせたいと思っている人も多いでしょう。 マーキングを中心にトレーニングは基本的に子犬のうちから行うのが理想ですが、成犬になってからでも対処は可能です。愛犬がなぜマーキングをするのか理由を知ることが、マーキングをやめさせるための重要なポイントになります。 愛犬の気持ちや心理に基づいて、マーキング対策を行いましょう。 今回は、獣医師監修のもと、犬がマーキング行為をする理由ややめさせる方法、マナーについて解説します。 マーキングとは何か? そもそも、愛犬のマーキングは単なる排泄行為ではないということを最初に知っておく必要があります。ここでは、犬のマーキングの直し方の前提として重要となるマーキングの基本情報について説明させていただきます。 マーキングとは マーキングとは、犬が電柱や木の幹、家具などあちこちに自分のおしっこを頻繁に少量排泄することを指し、オス犬だけでなくメス犬にも見られる本能的な行為です。なお、去勢や避妊手術をしている犬であってもマーキングすることがあります。 膀胱におしっこが溜まり自然の摂理で排泄するのが通常のおしっこですが、同じおしっこでも意図的にあちこちに少量のおしっこをするのがマーキングで、この2つの排泄目的は大きく異なります。 前者の意図的な排泄に関しては、縄張り意識や他の犬に自分の存在を示すためにマーキングを繰り返すため、おしっこが微量、または全く出ないのにも関わらず、排尿ポーズを取ることもあります。 マーキング行為の意味 愛犬のオシッコには、性別や年齢、体の大きさ、健康状態、発情期か否かなどのさまざまな情報が含まれており、マーキング行為にはニオイ付けをして自分の存在をアピールするという理由があります。 マーキングの目的 オス犬や稀にメス犬がマーキング行為をする目的は、愛犬が自分の存在を アピールしたり、他の犬とおしっこの臭いで情報交換するコミュニケーションの一環であったり、自分の匂いを付けることで安心したりと、マーキングにはさまざまな意味が込められています。 マーキングの対象 マーキングは、いわば愛犬の名刺代わりのようなものです。そのため、電柱や草むらなど、どんなものでもマーキングの対象となり得ますが、特に室外でのマーキングが多いのが特徴です。 電柱や高い位置へのマーキング 愛犬が「自分は大きくて強い!」とアピールするときに見られるのが、電柱や木の幹、外壁などのより高い位置へのマーキングです。 片足を高く上げるだけでなく、自己主張が強い愛犬や去勢・去勢手術をしていない犬によっては逆立ちしてマーキングすることもありますが、逆立ちでのマーキングに関しては体の小さな小型犬に多くみられるといわれています。 散歩中のマーキング 電柱や木の幹はもちろん、他の家の外壁やプランター、草むらなどもマーキングの対象になり、オシッコをかけたがる犬は多いです。 特に他のワンちゃんのおしっこのニオイがする場所が対象になりやすく、反射的に自分のおしっこをかけてより自分の存在を強くアピールします。 このようなケースでは、本能的な行為ですので、犬の生物学上当たり前だということを前提に、愛犬の気持ちに寄り添って叱らないことが大切です。 自分の情報を伝えるマーキング 自分の情報を伝えるマーキングでは、低い高いに関わらずどんな場所でもマーキングの対象になります。 犬がマーキングする理由 犬のマーキングの目的は「排泄」ではなく「ニオイ付け」ですが、マーキングする理由はさまざまです。 ここでは、犬がマーキングする理由やマーキングの可能性を示す行動について解説します。 犬の心理とマーキング 愛犬にとってマーキング行為は本能的な行動ですが、状況によって心理は異なります。 テリトリー意識とマーキング 犬には縄張り意識があり、自分のテリトリーを主張するために自分のオシッコを排泄することでマーキングを行うことがあります。 マーキング理由で最も多いと考えられているのが、この縄張りを守るためのマーキングです。 しかし、論文によっては多くの猫のマーキング理由がテリトリー意識の強さによるものであるのに対し、犬においては他の犬に対しての情報伝達、オス犬に関してはマーキングによって性フェロモンを様々な場所に残すことにより、繁殖期にあることを他犬に伝達するケースが多いという意見もあります。 この理論から考えると、特に去勢をしていない犬に関してはマーキング頻度が多いのではないでしょうか。 参考論文|日鼻誌37(1): 1~4, 1998, 動物たちの嗅覚と行動 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrhi1982/37/1/37_1_1/_pdf/-char/ja ストレスとマーキング 犬によっては、ストレスによってマーキングをすることもありますので、このケースにおいては特にストレス要因を取り除くことを第一に考え、犬の気持ちに寄り添ってマーキング防止の練習を行うことが大切です。 これは、自分のニオイを付けることで安心感を得られるためで、不安や恐怖、寂しさ、運動不足、環境の変化など、さまざまな原因が考えられます。 室内でマーキングをしてしまう場合ではストレスが理由であることが多いですが、泌尿器系の病気を患っている可能性もあるため、急にマーキングするようになったと言う場合では一度獣医師に相談することをおすすめします。 病気が原因の場合は、オシッコの匂いや色に変化が生じるケースが多いのが特徴です。 なお、犬の場合は室外でのマーキングが多いのに対し、論文によるとストレスによるマーキングに関しては、床や壁など、室内でのマーキング行為が多いケースにおいてストレスが原因になっていると捉えることができます。 室内マーキングだけでなく、噛む・破壊行為など、マーキング以外の問題行動がみられる場合は、ストレス対策を行う必要があります。 参考論文|工学院大学大学院 工学研究科建築学専攻博士後期課程, 家庭動物と共棲する住環境の建築技術とシステムに関する研究 https://www.kogakuin.ac.jp/faculty/graduate_school/t5eu690000018q2w-att/a1616479567744.pdf 自己主張としてのマーキング オス犬もメス犬も犬は自己主張をするためにマーキングを行うケースがありますが、普段はマーキングしないメス犬が発情期であることをオス犬に知らせるためにマーキングを行うこともあります。 このメス犬のおしっこのニオイを嗅いだオス犬が、自分をアピールするために対象箇所にマーキングをすることもよく見られる行為です。 先述で、オス犬に関してはマーキングによって性フェロモ ンを様々な場所に残すことにより、繁殖期にあることを他犬に伝達するケースが多いことを説明させていただきましたが、稀にメス犬にも同様のことが起こります。 マーキングの可能性を示す行動 マーキングは犬の本能的な行動で、習慣化している場合では無理にやめさせるべきものではありませんが、臭いを嫌がる方が多いので、しっかりとオシッコに関してはマナーを守ることが基本です。 メリハリをつけることが大切で、マーキングの可能性を示す行動を知っておくことで対処しやすくなるでしょう。 行動の変化から見るマーキングの可能性 愛犬がマーキングをする前には予備動作が見られます。 予備動作は個体差があるため一概に「これをしたらマーキングする」と言うことはできませんが、対象物のニオイをクンクンと嗅ぎ、ソワソワしだしたらマーキングする可能性が高いでしょう。 また、他犬がマーキングした場所に上書きするケースが多いので、決まった臭いのする場所でマーキングする犬も多いのが特徴です。 愛犬の予備動作はどのようなものが見られるか、飼い主さんがよく観察することが大切です。 場所、時間、状況から見るマーキングの可能性 マーキングをする場所や時間、状況は犬によって異なります。トイレ以外でのオシッコが習慣化している場合では、いつ、どこで、どんな時にマーキングするかを確認しましょう。 なお、前述でご紹介させていただいたように、室内でのマーキング行為が多いケースにおいてストレスが原因になっているケースが多いので、マーキング対策の前にストレスケアを行うことが重要視されます。 室内でのマーキングの防止策 室内でマーキングをしてしまう場合、3つの原因が考えられます。 ■犬が室内でマーキングする理由 ①ストレス ②縄張り意識(テリトリー主張)によるもの ③加齢や病気 ストレスや加齢、病気によるものではそれぞれの原因に合わせて対処してあげることが大切ですが、縄張り意識(テリトリー主張)によるものでは、環境を整えてあげたりトレーニングを行うことでマーキングを減らすことができるでしょう。 マーキングをやめさせる方法 縄張り意識から室内でマーキング行為をしている場合、愛犬だけの場所(=縄張り)とトイレがしっかり区別できていないことが原因になっているケースが多いのが特徴です。 室内を完全フリーにして室内全部を愛犬の縄張りとするのではなく、犬が落ち着いて休めるハウスを用意して、ワンちゃんだけの場所を作ってあげましょう。 また、本来ワンちゃんは安全のために自分の寝床から離れた場所で排泄する習性があり、匂い対策も大変ですので、ハウスの中にトイレを用意するのではなく、トイレはトイレで場所を確保することが重要です。 さらに、マーキングしそうな対象物を置いておかない、マーキングの予備動作が見られたときは気を反らしたりハウスに入ってもらうなど、マーキングをしないサポートをすることも忘れないでくださいね。 適切なトイレトレーニング 外でトイレをさせている飼い主さんも多いと思いますが、病気や加齢、悪天候などでお散歩に行けない場合もあることを考え、基本的には室内でトイレができるようにしておきましょう。 トイレトレーニングは、排泄しやすいタイミングや排泄のサインが見られたらおやつなどを使ってトイレに誘導してください。 そして、トイレで排泄ができたら大げさなくらいにたくさん褒めてあげることがポイントです。ご自身で対処できない場合は、ドッグトレーナーへの相談も大切ですが、ドッグトレーナーを選ぶ時は飼い主さんが一緒に教えてもらえる(一緒にトレーニングに参加できる)ドッグトレーナーを選ぶことが大切です。 ドッグトレーナーに飼い主さんがトレーニング手順を教えてもらい、トレーニング場所と環境が異なる自宅を中心に、どんな場所でも飼い主さんが愛犬のオシッコのトレーニングができるようになることがポイントです。 マーキング行為は飼い主さんの悩みにもなりますが、犬の本能的行為であるケースが多いので、愛犬の気持ちに寄り添ってくれるトレーナーを選ぶことも大切です。 ■排泄しやすいタイミングと排泄のサイン 【タイミング】 ・寝起き ・食後 ・運動後 ・興奮したとき 【排泄のサイン】 ・床のニオイを嗅いで歩く ・グルグル回る ・ソワソワしている トイレに誘導しても排泄しなかった場合は、30分後に再度誘導してみましょう。 徐々におやつなしで誘導し、最終的には自分でトイレに行って排泄できるようになればトレーニング終了です。 失敗しても決して叱らず、無言で片付けることもトイレトレーニングの基本なので覚えておいてくださいね。マーキング行為は飼い主さんの悩みを大きくしてしまうケースがありますが、叱ってしまうと、愛犬は排泄することがいけないことだと思ってしまい、排泄を我慢して尿路系疾患を発症したり、隠れて排泄するようになってしまいます。 特に子犬の場合は、マーキングではなく粗相してしまうケースが多いのですが、子犬の粗相に関しては特に優しく時間をかけて教えてあげることが重要です。 マーキング後の掃除と消臭方法 愛犬が室内でマーキングしてしまったときは、トイレトレーニング同様に叱らず無言で片付けましょう。 室内でマーキングする理由がストレスであった場合、さらにストレスを与えてしまったり信頼を失ってしまうなど、マーキングを助長してしまうことにもなりかねません。 マーキングした場所の確認と消臭 どこにマーキングをしたか場所を確認し、ニオイが残っていると再びそこでマーキングしてしまうため、しっかり消臭してください。 犬の嗅覚は人よりも遥かに鋭いので、排泄専用のペット用スプレーでの消臭をおすすめします。 推奨される消臭アイテムの紹介 ・プリジア for ペット 愛犬が舐めてしまったり、手足にかかっても安全な除菌消臭水です。 次亜塩素酸水のスプレーですが、細菌やウイルスに含まれるタンパク質を直接分解・消滅させ、最後は水に戻ります。 もちろん飼い主さんの手肌にも優しく、ワンちゃんのものだけなく人間のものなどにも使用できるので、普段使いできるおすすめ消臭アイテムです。 愛犬のマーキングの悩みがある飼い主さんは、試してみると良いでしょう。 散歩中のマーキングとマナー お散歩中にマーキングしてしまう場合では、他の人の迷惑にならないようにマナーにも配慮が必要です。 ここでは、お散歩中にマーキングする理由とマナーとしての対処法を解説します。 散歩中にマーキングする理由 愛犬がお散歩中にマーキングをする場合、3つの理由が考えられます。 ■犬が散歩中にマーキングする理由 ①テリトリー主張 ②自己主張 ③コミュニケーションの一環として いずれも本能的な行動ですが、ワンちゃんの気を反らしたりニオイを長く嗅がせないなど、マーキングをコントロールしてできるだけマーキングさせないようにすることが大切です。 マナーとしての対処法 それでは、マナーとしてどのように対処したら良いのでしょうか。 散歩時のマナー まずは、お散歩の前に、家でトイレを済ませておきましょう。 また、マーキングをしてしまったときはその場所に水を流しますが、犬の嗅覚は鋭いので他犬のマーキングを誘発するリスク軽減はできません。 しかし、他人への配慮として非常に重要です。 室内でのマナー 自宅ではなく、ドッグカフェや宿泊施設、友人宅などを訪れる場合は、マナーパンツを着用させましょう。特に子犬の場合は、マーキングではなく粗相が多いので、外出先でのマナーパンツは必須です。 筆者プロフィール ■筆者 高田菜月(たかだ なつき) 2年間の愛犬(虹組)の介護中に老犬の飼育放棄の多さに驚愕。すべての犬猫が幸せで穏やかな時間を最期まですごしてもらうためにできることは何かを考え、飼い主さんのサポートや老犬・老猫のトータルケアができるサロンを開業するべく準備中。17歳のミニチュアダックスと16歳のチワックスと暮らす。<保有資格>・JKC愛犬飼育管理士・ペットフーディスト・ペット看護士・ペットセラピスト・トリマー・ペットスタイリスト・ペットスタイリスト・動物介護士 獣医師プロフィール ■獣医師 千葉恵(ちば めぐみ) 2012年に大学を卒業し、小動物臨床獣医師として従事。人と同様に、愛玩動物の高齢化が進んでいるため、治療の他に、体に負担が少ない治療も取り入れていくために日々励む。現在、獣医師として活躍しながら、東洋医学(主に鍼灸)を学んでいる。多くの犬や猫たちが幸せな時間を過ごせるように努めている。 筆者プロフィール ■記事執筆 犬の管理栄養士 望月紗季(もちづき さき) 一般社団法人愛玩動物健康管理協会の代表理事。犬の管理栄養士、犬の管理栄養士/アドバンス、愛玩動物救命士、犬猫行動アナリスト、ペット介護士、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザーを中心に数多くのペット関連資格を保有。総合栄養食や流動食、アレルギー食や特定犬種の疾患に応じたペットフードの委託栄養設計や開発を行っております。

  • おもちゃで遊ぶ犬

    犬が喜ぶ噛むおもちゃの選び方とおすすめ商品

    噛むおもちゃは、犬の本能からくる「噛みたい欲求」を満たしてくれます。 さらに、デンタルケアやお留守番どきのストレス発散アイテムとしても重宝されるため、非常に人気のあるおもちゃです。 噛むおもちゃは、噛むだけではなく、嗅覚・味覚・聴覚など本能を刺激するようなさまざまな付加価値のある商品が展開されるようになりました。 そこで、本記事では、愛犬にあった噛むおもちゃを選びやすいように、人気商品やおすすめ商品についても解説していきます。 犬が噛む理由とは? 犬は、手で物をとったり言葉で伝えたりできない分、口で物をとり、噛むことで気持ちを伝えます。 恐怖心や驚き、痛さやストレスなどにより噛む行為につながりますが、犬にとって噛む行為は人間が「痛い」「やめて」と言葉にする場合と同じです。 また、子犬と成犬では噛む理由にも違いがあるため、それぞれ解説します。 子犬の噛む理由 噛む行為は犬にとっては、ごく自然なことです。 赤ちゃんが誰に教わることなくおっぱいを飲むように「噛む」ことも本能として備わっています。 例えば、驚いたり、怖がったりした際に人間が手を振り払うのと同じく、身を守ろうとしてとっさに噛んでしまうことがあります。 さらに、子犬は離乳する時期から歯が生え変わり始めるため、歯がむず痒くなるでしょう。そのため、物を噛むことが増えてきます。 大人の歯に生え変わる7〜8カ月頃までは、歯のむず痒さによる噛みつきが続きます。 歯が生え変わる時期はいろいろなものを噛もうとするため、人間の赤ちゃんの歯固めのような、犬用の噛むおもちゃを与えてあげましょう。 ただし、歯の生え変わりだからといって噛むことを許容してはいけません。この時期にしっかりと、人間社会で生きていくための噛むことについての「しつけ」をします。 噛み癖をつけたまま成犬にさせてしまった場合、悩まされることになるでしょう。 たとえ噛む行為が犬にとっては自然な行為だとしても、成犬が本気で噛むと怪我だけでは済まない場合があります。 ただし、犬の噛む行為を完全になくそうとするのは、人間にとって「話すな」「感情をだすな」と同じことです。 完全に噛まないようにするのではなく、犬が人間社会で生きていくためのルールを教えましょう。 また、しつけは愛犬と飼い主との主従関係と信頼関係を結ぶためにも必要です。主従関係や信頼関係がしっかりしていなければ、犬は飼い主のいうことは聞きません。 飼い主が愛犬を制御できなければ、愛犬は人間社会で生きられなくなります。特に「噛む」ことについては、子犬の時期からしっかりとしつけることが大切です。 しつけをしている最中に噛まれて困っている場合は、噛まれて欲しくない家具など、なるべく子犬の視界に入らないようにしたり、市販の噛みつき防止スプレーを使用したりしてみましょう。 成犬の噛む理由 子犬の時期にしつけをされていたとしても、噛む行為は「犬の本能」としてあるため、恐怖を感じたり身を守ろうとしたりする場合は、噛みます。 例えば、いくら愛犬に人間を噛まないようにしつけていたとしても、見知らぬ人間が近づいてきて突然手を伸ばしてきた場合、愛犬は驚きと恐怖で噛んでしまう可能性があります。 人間にとっては愛情表現のつもりでも、犬にとっては突然攻撃してきたと感じてしまうことはあるでしょう。 また、犬もストレスが溜まっていると攻撃性が高くなっています。攻撃は噛む行為につながるため、ストレスを溜めさせないことが大切です。 運動不足もストレスの原因となりますが、犬は群れとして生きることを本能的に必要とするため、留守番ばかりで家族とのコミュニケーション不足はストレスを溜めてしまいます。 しっかりとお散歩や運動をさせ、コミュニケーションをとることでストレスを発散させるようにしましょう。 また、病気やケガによって痛みを感じている箇所があり、痛い箇所に触れられてしまった場合、犬は反射的に噛んでしまうことがあります。 触れただけで噛んだ場合やいつもと様子が違う場合は、一度、動物病院で診てもらいましょう。 犬用噛むおもちゃの選び方 犬の本能のひとつに、獲物を捕まえたい欲求があります。 獲物を追いかけて口にくわえ、振り回して引きちぎって食べることが動物としての本来の生き方でもあります。 そのため、おもちゃで少しでも欲求を満たしてあげましょう。 安全性と素材の選定 犬だけが遊ぶためのおもちゃは、飲み込んでしまったり、引きちぎって食べてしまったりしないような大きさと硬さのあるおもちゃにしましょう。 犬は噛む力が強いため、思いもよらず壊して食べてしまう場合があります。食べてしまうことを想定した場合、食べても害のない安全な素材であれば安心感があります。 例えば、主原料がとうもろこしなどでできている100%食品のおもちゃもあるため、おもちゃを購入する際には主原料もチェックしましょう。 また、飲み込んでしまった場合を考えた際、内臓が傷つかないようなシンプルな形状であれば、さらに安心です。 犬の好みや興味に基づいたおもちゃの選び方 「狩猟本能」など、犬が持つ本能を満たせるおもちゃは喜びます。 「噛む」「追う」「捕まえる」「振り回す」「嗅覚を使う」などの満足度は高いでしょう。 例えば次の3つのタイプのおもちゃがおすすめです。 デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃ 引っ張るタイプのおもちゃ 追いかけ持ってこさせるタイプのおもちゃ ひとりでお留守番のときに重宝するおもちゃが、デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃです。特におやつを入れるタイプは嗅覚も刺激するため、長時間遊んでくれる場合も多いでしょう。 犬は家族と遊ぶことを非常に喜びます。 ロープ型などで引っ張りあうことで、獲物に噛みついて仕留めるような狩猟本能を満たせます。 獲物を追いかけて仕留めるような狩猟本能を満たせるのが、ボールやフライングディスクでしょう。 運動ができて、家族とも遊べ、本能も満たせる3要素が入っているため、愛犬にとって万能な遊び方です。ただし、屋外が主となります。 愛犬と一緒に、遊びながらしつけや信頼関係の構築をしていきましょう。 犬の体型・口の大きさに適したおもちゃを選ぶ 犬に対して、おもちゃの大きさが大きすぎると口にくわえることが難しく、小さすぎると誤飲してしまう危険性があります。 大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用のサイズのおもちゃを選びましょう。 また、おもちゃの硬さや噛み心地もポイントとなります。 子犬のようにまだ噛む力も歯も弱い状態で、硬いおもちゃを与えてしまうと、歯が欠けてしまったり顎を痛めてしまうため注意しましょう。 また、おもちゃにしてはいけないのは「人間の手」です。 犬が人間の手にじゃれてくる場合は、誘いに乗らず、すぐ、おもちゃを与えてください。人間の手で遊んでしまうと「人間の手は噛んでもよい対象」となってしまいます。 音・香り付きのおもちゃで愛犬を飽きさせない工夫 音や香りつきのおもちゃは、聴覚や嗅覚を刺激されます。 そのため、動物の本能的な部分が刺激されることから、比較的よく遊んでくれるでしょう。 香りはスイーツやフルーツなど多くのバリエーションがあるため、飽きさせずに楽しませられるでしょう。お留守番中や動きが静かなシニア犬にもおすすめです。 音つきのおもちゃの音は、犬が一般的に好きな音です。そのためテンションがあがり、遊びにさそう仕草をみせることも多くあります。 お留守番のときに、香りつきと音の出るおもちゃを入れて、少しでもさみしさを紛らわせてあげましょう。 おすすめの犬用噛むおもちゃ 犬用のおもちゃは、多種多様です。 デンタルケアができるものや知育タイプ、耐久性があるものなど、愛犬のタイプや生活環境・状況によって選択できるため、一部ご紹介します。 耐久性のある犬用おもちゃ 出典:小型犬用エゾ鹿の角 | ケアオール|エバナース株式会社 人気が高い、耐久性のあるおもちゃは「鹿の角」です。 耐久性の面で考えると非常に高い耐久性のため、どのおもちゃも噛んで壊してしまう犬でも壊れることは、ほぼありません。 「鹿の角」は人気が高いため、多くのお店で販売されています。 そのため、超小型犬・小型犬用以外にも、中型犬用・大型犬用のサイズ展開をしている場合も多くあります。 子犬・シニア犬については、硬すぎることで歯や顎を痛める可能性があるため、注意が必要です。 デザインの特徴 出典:ハンター ドイツのペット用品専門店(日本正規輸入代理店) ジャーマンペット HUNTERは欧州最大級のペットブランドで、オシャレで目を引くデザイン性の高い商品が多くあり、一見すると人間の子ども用に感じます。贈り物としても人気の高いおもちゃです。 また、デザイン性だけではなく品質や安全性にもこだわり、構造試験・燃焼試験・化学試験に合格しています。 水に浮かべて遊ぶものや凍らせて遊ぶものなど、楽しい商品も盛りだくさんです。 犬のサイズ別のおすすめおもちゃ 犬のおもちゃは、飼い主と一緒に遊べるおもちゃや自立して遊ぶおもちゃ、知育やデンタルケアができるおもちゃなど、目的に合わせて選べます。 おもちゃのサイズは愛犬の体格にあわせて選ぶことが大切です。 小型犬向け 出典:コングジャパン株式会社 ゴム製のおもちゃは人気がありますが、中でも超小型犬用か〜大型犬まで繊細なサイズ展開をしてくれている「コング」は、おすすめです。 サイズだけではなく、硬さについても子犬向けからシニア犬向け、成犬の中でも特に噛む力が強い犬向けと豊富に展開されています。 コングの中には、おやつだけではなく、ウェットなごはんも入れられるため、遊びながら時間をかけて食べてもらえます。 小型犬だけではなく、中型犬や大型犬にもおすすめですが、超小型犬用のサイズがあることや子犬やシニア犬でも利用できる硬さがあることから、小型犬向けでおすすめしました。 中型犬向け 出典:犬屋:「70cm超巨大 マグロ ぬいぐるみ」 中型犬から超大型犬まで対応とされている、鳴き笛入りの超巨大ぬいぐるみです。 大人が抱いても大きいと感じるほどの迫力ある大きさのため、格闘するような遊びかたをするなど本能を刺激してくれる商品です。 しっかりと厚みはありますが、やはりパーツが破損したり外れたりする可能性はあります。大型犬においては、早い段階でちぎられてしまう場合もあるため、ここでは中型犬向けのおすすめとして紹介します。 時々なる鳴き笛にテンションがあがる犬も多く、楽しそうな愛犬の姿を見て、ほつれを縫いながら使用したり、リピートしたりする飼い主さんもいるほど重宝するおもちゃです。 大型犬向け 出典:Jolly Pets 大型犬におもちゃを与えると、壊れにくくて丈夫とされているおもちゃですら、瞬時に破壊されることは珍しくありません。 破壊されずに遊べるおもちゃを探している大型犬の飼い主さんも多いでしょう。 丈夫で壊れにくく大型犬がおもいっきり遊べるおもちゃといえば、パンクしないと人気の米国ロングセラーのジョリーボールです。 取っ手と甘い香りつきのボールは、よく弾み、よく浮き、激しい噛みつきでもパンクしない優れものです。使用されているゴムは天然ゴムと安全性にも配慮されています。 弾ませれば予測できない動きをして、大型犬同士で引っ張り合って遊んでも破壊できないボールに夢中になる犬も多いでしょう。 デンタルケアおもちゃの種類 犬のデンタルケアもできるおもちゃの種類は豊富にありますが、主なタイプは次の4つです。 ロープ型 ゴム素材型 鹿の角 ガム ロープ型は、飼い主と引っ張りあったり、太いロープを自分で噛んだりしながら歯垢を除去します。ただし、ロープの繊維を飲みこんでしまっている場合も多いため、注意しましょう。 ゴム素材型は食べ物を中に入れて長時間噛ませることで、歯垢を除去します。少しくらい飲み込んでも問題ないような天然素材のゴムを使用している場合がほとんどです。 鹿の角は、非常に強度があるため、長い時間噛ませられることで歯垢も除去されていきます。すぐにかみ砕いてしまう大型犬や噛む力が強い犬に、おすすめです。 デンタルガムは美味しく食べながら、歯垢を除去します。 味も大きさも豊富にあるため、おやつとして好んで食べたがることも珍しくありません。 ただし、噛む力の強い大型犬の場合は、太めの骨タイプのガムでもすぐに噛みちぎってしまうことがあります。早い段階で嚙みちぎってしまう場合、のどに詰まらせてしまい、取り返しのつかない事態もあるため、注意が必要です。 使用方法と効果 デンタルケアの使用方法は前述したとおり、遊びながら歯垢をとっていきます。 ただし、デンタルケアのおもちゃを使用しているから、歯磨きをしなくてもよいわけではありません。 デンタルケアのおもちゃが当たらなかった歯の箇所には汚れがたまったままです。 デンタルケアのおもちゃは、補助的なものと考えましょう。 そのため、しっかりと歯垢を除去していくためには、歯磨きは欠かせません。 ただし、愛犬に歯磨きは楽しいと思わせることが大切なため、嫌がる場合は無理強いせずにデンタルケアのおもちゃを小まめに楽しく使用してもらいましょう。 犬は虫歯になりにくいとはいわれますが、歯周病になる可能性はあります。 歯周病になってしまうと、骨や内臓にまで影響がでる可能性が高くなるため、歯周病の原因となる歯垢はしっかりと落としていきましょう。 知育おもちゃとおやつを組み合わせた犬用おもちゃ 知育おもちゃを活用することで、愛犬におやつで満足感を与えながら、楽しく頭をつかわせ、歯の歯垢を落とせます。 おやつと歯垢を落とすことを同時に行うことは、意味がないと考える人も少なくないでしょう。しかし、犬の歯垢を落とすためには、しっかりと噛んでもらうことが何より大切です。 また、歯垢になるには4日前後かかるといわれているため、毎日の歯のケアの継続を無理なくできるようにしましょう。 関連記事と人気の商品 犬の本能的な部分を満足させながら、歯垢をとったりストレスを解消させたりなど、効率的な使用ができるおもちゃは、飼い主としても助かります。 噛むおもちゃは、愛犬と飼い主の双方に必要とされる人気のおもちゃです。 そこで、売れ筋商品とおすすめ商品について、それぞれベスト5をご紹介します。 犬用噛むおもちゃの売れ筋ランキング 犬用噛むおもちゃ売れ筋ランキングベスト5をご紹介します。 第5位 【プラッツ PLATZ:SPORN スポーン マローボーン プチ】 ボーンの中心にジャーキーフレーバーペーストを入れ込んだ全く新しいデンタルケア用品です。 遊びながら噛むことで、デンタルケアができます。 無毒性の硬質ナイロンで作られているため、耐久性も高く素材の安心感もあります。 第4位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:犬 歯磨き おもちゃ デンタルトイ ティーザー S-M 】 楽しく噛みながら、歯の汚れを取る歯磨きおもちゃ(デンタルトイ)です。 のどの奥に入りにくいおにぎり型がポイントです。 しっかり噛むことで歯垢が取れます。 ベーコンフレーバー付きのため、強く噛んでしまいがちですが丈夫なナイロン素材で耐久性が高めです。 第3位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:ハーツデンタル チューリング S~M ベーコンフレーバー】 4つのパーツがクルクルと回り、噛み方によってパーツが動くため、飽きずに遊べます。 また、パーツは噛み心地の違う形状でフレーバー付きです。 第2位 【ペットステージ Petstages:PTPS216 ウッディー・タフ・スティック スモール】 天然木チップを新技術で固めたチュートイです。 天然木の香りと本物の木を噛んでいるような噛み応えがあるため、犬の本能を刺激します。 噛んでもささくれになりにくく安心です。 噛む欲求の強い犬のストレス解消に役立つでしょう。 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 第1位は、2位とサイズ違いのペットステージ PetstagesのPTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージです。 天然木チップを新技術で固めているため、素材の安心感とささくれが出にくいことから怪我につながりにくい安全性も人気に繋がっています。 また、香りと噛む感触が、犬の本能を満たしてくれます。 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動) おすすめの犬用噛むおもちゃランキングTOP5 おすすめの犬用噛むおもちゃ5つをランキング形式でご紹介します。 第5位 【PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)キャタピーJr. 小型犬】 出典:PLATZ 第5位は、PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)のキャタピーJr.小型犬用です。 見た目が非常にかわいいことでも人気があります。 ポイントは、体の節ごとに入っているスクィーカーによって音がでることです。 肌ざわりは柔らかく、耐久性もあります。 第4位 【ドキーマン:毎日ハミガキコットンステックSサイズ】 出典:Doggy Man 第4位は、ドキーマン:毎日ハミガキコットンスティックSサイズです。 ハミガキコットンのスティックサイズは「Mini・SS・S」と3つあります。 定番のロープタイプで噛みやすく、ほどよい硬さです。 飼い主や犬同士で引っ張りあって楽しみながら歯垢を落とせます。 第3位 【ハーツ(Hartz):デンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバー】 出典:Hartz 第3位は、ハーツ(Harts)のデンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバーです。 硬さやサイズのバリエーションも豊富にあり、商品タイプによっては、いちごや青りんごフレーバーも用意されています。 また、丈夫なナイロン素材のため、耐久性が高めです。 歯の汚れを落としながら歯茎までマッサージできるため、噛めば噛むほど歯の歯垢もとれやすくなります。 第2位 【JW Pet:ホーリーローラーボール 中型犬 Mサイズ ライトブルー】  出典:PLATZ     第2位は、JW Petのホーリーローラーボールです。 100%ナチュラルラバーです。80℃以上の高温に耐えるため、熱湯消毒ができます。 耐久性も高く、中におやつなどを入れて楽しめます。 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 第1位は、北海道の天然物のエゾ鹿の角です。 鹿の角を時間かけて半割加工しているため、犬の嗅覚を刺激しやすくなっていることで食いつきが違います。怪我をしないように加工処理や熱処理殺菌をしているため安心です。 鹿の角は、強度が高く長く噛みつづけられます。 デンタルケアとしても優秀です。 実際に使用した愛犬家の意見やレビュー 売れ筋商品とおすすめ商品、それぞれの第1位の商品について、実際に愛犬家が愛犬に利用したときの口コミをご紹介します。 売れ筋商品 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動)  飽きそうで飽きずによく噛んでいます。 (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ ラブのために購入 あげた瞬間からガジガジ齧りまくりで数日しか持ちませんでした(汗) 最後は手のひらサイズまで削り取られました 齧っても細かい破片にしかならないので食べても問題はなさそうです もう少し値段が安ければリピートしてたかなぁ (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ おすすめ商品 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 購入の決め手は、「無添加で自然素材」だったことです。 結論から言うと、購入して良かった。 何よりも、食いつきが違います。 何かに取り付かれたかのように 一心不乱にカミカミしています。 食事のあと、おやつのあとに与えていますが 歯磨き効果もあるようで 食後のフードの臭いが軽減されているように思います。 ママ、例のあれ忘れないでね?とばかりに 食後の鹿角をおねだり。 しまってあるところを分かっているので 扉の前に座って待っています。 今年の誕生日プレゼントは とても気に入ってもらえたようです。 犬友にも、おススメしたいと思います! (“鹿の角 鹿角 半割り 犬 おもちゃ 中型犬 15cm 無添加 おやつ エゾジカ 国産 鹿 角 ガム デンタルケア - 本革レザーのボディバッグ・ウエストバッグ メンズ 革製品のモノライフ通販”)https://monolifes.shop-pro.jp/?pid=145448004 売れ筋商品とおすすめ商品のどちらも、1位は「鹿の角」でした。 自然素材であることや食いつきがよく耐久性も非常に高いことから、長らく人気商品です。 噛み癖のしつけの最中や噛む力が強すぎて、おもちゃを瞬時に破壊してしまう大型犬などにも重宝されています。 ただし、サイズが合わないものを愛犬が使用すると、顎が外れたり歯が欠けたりする可能性もあるため、噛むおもちゃについても愛犬の体格にあわせたサイズ選びが大切です。

  • 犬がご飯食べる

    【専門家が解説!】与えてはダメ!犬が食べてはいけないもの

    人間が普通に食べていいものであっても、ワンちゃんが食べてはいけない危険なものがあることをご存知ですか? ワンちゃんが食べてはいけないものの中には、中毒を起こしたり、命を落とす可能性があるものもあり、愛犬のためにも食べていいものと食べてはいけないものを知っておくことは大切なことです。 そこで本記事では、ワンちゃんが食べてはいけないものやその理由、誤って食べてしまったときの対処法を解説します。 また、ワンちゃんが食べていいものであっても、注意が必要なものもあるため、しっかり覚えておいてくださいね。 具体的な食べ物とその理由 ワンちゃんが絶対に食べてはいけないものは、そう多くはないです。しかし、身近な食べ物のため、食べられないように注意するのはもちろん、ゴミの処理にも配慮しましょう。 ここでは、ワンちゃんが絶対に食べてはいけない野菜類や果物類、その他の食べ物を理由と共にご紹介します。 犬が食べてはいけない野菜類 まずは、ワンちゃんが絶対に食べてはいけない野菜類や生で食べさせてはいけない野菜類、多量に食べてはいけない野菜類をそれぞれご覧ください。 ■犬が絶対に食べてはいけない野菜類一覧 ・玉ねぎなどのネギ類(玉ねぎ、青ネギ、白ネギ、長ネギ、万能ねぎ、わけぎ、あさつき、小ネギ、エシャロット、ニラ、ラッキョウ、リーキなど) ・緑色のじゃがいも・熟していない青いトマト・じゃがいもの芽・トマトやナスのヘタ じゃがいもの芽やナスやトマトのヘタは人間でも食べることはない部位で、飼い主さんが進んで与えることはないと思いますが、わんちゃんがあさって食べることがないように生ごみの処理には十分に注意してください。 これらの野菜類の危険性は、「犬にとって危険な野菜とその危険性」で解説します。 ■犬が生で食べてはいけない野菜類一覧 ・ほうれん草 ・チンゲンサイ ・小松菜・もやし ・とうもろこし ・里芋 ・じゃがいも ・さつまいも ・かぼちゃ・豆類全般 ・きのこ類全般 生で食べるとシュウ酸が多すぎて尿石症になるリスクが高まったり、消化不良や腹痛を起こす可能性があるため、加熱して与えるようにしてください。 ■犬が多量に食べてはいけない野菜類・ぎんなん ワンちゃんの薬膳などに使用されることもあり、少量(1~2粒程度)であれば、食べても問題はありませんが、たくさん食べるとビタミンB6の働きが阻害されたり、中毒症状を起こす可能性があるため注意が必要です。 犬にとって危険な野菜とその危険性①玉ねぎなどのネギ類 ネギ類に含まれる「有機チオ硫酸化合物」は、ネギ中毒を起こす可能性があります。 ワンちゃんは有機チオ硫酸化合物を分解する酵素を持っておらず、ワンちゃんの体内に入ると赤血球を破壊します。 赤血球が破壊されることで体中に酸素を運ぶことができなくなって貧血や呼吸困難を起こす可能性があり、最悪の場合は命を落とすこともあるため絶対に与えないようにしてください。 ワンちゃんに玉ねぎを与えた研究結果によれば、体重1kgあたり5g以上の玉ねぎを食べると体に異変が起こる可能性が高いとされていますが、個体差があるのはもちろん、柴犬や秋田犬など和犬は中毒症状が出やすい傾向にあるため、十分に注意が必要です。(※1) また、加熱や乾燥、エキスにしても毒性が残るため、ネギ類が含まれている加工品にも注意してください。 犬にとって危険な野菜とその危険性②緑色のじゃがいもやじゃがいもの芽 じゃがいもの芽や緑色のじゃがいもに含まれる「ソラニン」や「チャコニン」は、中毒を起こす可能性があります。 ソラニンやチャコニンは自然毒の「グリコアルカロイド」の1種で、摂取すると食中毒を起こしたり、けいれんや呼吸困難といった重篤な神経症状が出ることもあり、実際にじゃがいものグリコアルカロイドによる健康被害は人間でも多数報告されています。(※2) 加熱しても毒性は残るため、緑色になった部分はしっかり取り除くか、与えないほうが安心です。 じゃがいもは、長時間蛍光灯や太陽の光にさらされると芽が出やすくなったり緑色になるため、購入する際は緑がかっていないかよく確認することをおすすめします。 犬にとって危険な野菜とその危険性②熟していない青いトマトやトマトのヘタ トマトのヘタや熟していない青いトマトに含まれる「トマチン」は、トマチン中毒を起こす可能性があります。 トマチンは自然毒の「グリコアルカロイド」の1種で、摂取すると食中毒を起こしたり、けいれんや呼吸困難といった重篤な神経症状が出ることもあり、注意が必要です。 熟したトマトにトマチンはほとんど含まれなくなるため、愛犬にトマトを与える際は熟したトマトを与えてくださいね。 ■トマチン含有量の違い(※3) ・トマトの茎:896mg / kg ・熟していない青いトマトの果実部分:465mg / kg・熟したトマトの果実部分:0.4mg / kg 犬が食べてはいけない果物類 ワンちゃんは多くの果物を食べることができますが、絶対に食べてはいけない果物や注意しなければいけない果物があります。 ■犬が絶対に食べてはいけない果物類一覧・ぶどう ・未熟なプルーン(プルーン、プラム、すももなど)・未熟なアボカド ワンちゃんが絶対に食べてはいけない果物類は、命に係わることがあるものばかりです。 詳しくは、「犬にとって危険な果物とその危険性」で解説します。 ■犬が生で食べてはいけない果物類・栗 生のままでは消化不良を起こす可能性があるため、必ず加熱して与えましょう。 ■犬が多量に食べてはいけない果物類・いちじく 少量であれば問題はありませんが、たくさん食べると嘔吐や下痢といった中毒症状のほかに、タンパク質分解酵素である「フィシン」の作用によって口腔内の粘膜が荒れてよだれが出る可能性があります。 犬にとって危険な果物とその危険性①ぶどう ぶどうの何がワンちゃんの体に悪影響を与えるかはまだ解明されていませんが、ぶどう中毒を起こす可能性があり、実際に日本や海外で中毒症状を起こしたわんちゃんがいることが多数報告されています。 ワンちゃんがぶどうを摂取すると、腎臓をはじめとするさまざまな臓器に悪影響を及ぼすことが確認されており、急性腎不全で命を落としたり、後遺症で慢性腎臓病となることもあるため十分に注意が必要です。(※4、5) 干しぶどうであるレーズンでも中毒は報告されているため、絶対に与えないようにしてください。 犬にとって危険な果物とその危険性②未熟なアボカド 未熟なアボカドには自然毒の「ペルシン」が含まれており、人間には無害でもワンちゃんには悪影響を及ぼし、最悪命を落としてしまう可能性があります。 ペルシンは嘔吐や下痢といった軽い症状から、心筋組織の損傷や肝障害、呼吸困難など重篤な症状を引き起こす恐れがあるため、十分に注意が必要です。 どれくらいの量を食べたら危険なのかはまだわかっていないため、少量でも与えないほうが安心と言えます。 熟したアボカドにはペルシンはほとんど含まれませんが、品種によって含有量は異なるので心配な場合は避けておきましょう。 犬にとって危険な果物とその危険性③未熟なプルーン 未熟なプルーンに含まれる「アミグダリン」は、青酸中毒を引き起こす可能性があります。 摂取すると体内で猛毒のシアン化水素(青酸ガス)を発生させ、けいれんや呼吸困難を起こしたり、命を落としてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。 また、熟すと果肉中のアミグダリンは消失しますが、ドライプルーンはカリウムを特に多く含み、高カリウム血症を起こすリスクが高まるので与えないようにしてください。 犬が食べてはいけないその他の食べ物 野菜や果物だけでなく、ワンちゃんが注意しなければいけない食べ物はほかにもあります。 ■犬が絶対に食べてはいけないもの一覧 ・チョコレート ・キシリトール ・アルコール ワンちゃんの食べ物ではないため、飼い主さんが進んであげることはないと思いますが、盗み食いをされないように注意が必要です。 ■犬が生で食べてはいけないもの・レバー 生のレバーには、食中毒を起こす菌やE型肝炎ウイルス、寄生虫がついている可能性があり、必ず中まで加熱してから与えてください。 ■犬が多量に食べてはいけないもの ・マカダミアナッツ なぜ中毒を起こすかはわかっていませんが、多量に食べると嘔吐や下痢を引き起こすことが報告されています。また、消化しにくいため、丸ごと飲み込んでしまうと腸閉塞を起こすこともあるため注意が必要です。 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性①チョコレート 原材料のカカオに含まれる「テオブロミン」や「カフェイン」などのメチルキサンチンが、血管拡張作用や神経刺激作用などを引き起こし、最悪の場合突然死することもあります。 ワンちゃんは体内でメチルキサンチンを分解する能力が低く、摂取してから分解して排出するまでに時間がかかるため、体内に残っている時間が長いことでメチルキサンチンの作用が強く出てしまうため、注意が必要です。 ほかにも、コーヒーや緑茶、紅茶などにもカフェインは含まれているため、与えないようにしましょう。 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性②キシリトール キシリトールは野菜や果物にも微量に含まれいるため、少量を舐めた程度では中毒を起こすことはありませんが、人間用に加工されたデンタルケア用品やおやつ、缶詰などはキシリトールが多く使用されているため注意が必要です。 ワンちゃんが人間用に加工されたキシリトールを食べてしまうと、衰弱や低血糖、肝障害などの中毒を起こす可能性があり、大量に摂取した場合では命を落とすこともあります。 ■人間用の食品でキシリトールが含まれるもの ガム、キャンディー、クッキー、チョコレート、果物の缶詰、清涼飲料水、ゼリーなど 犬にとって危険な一般の食事やおやつとその危険性③アルコール ワンちゃんがアルコールを摂取すると、少量でもアルコール中毒を起こす可能性があり、舐めただけでも危険です。 ワンちゃんは体内でアルコールを分解することができないため、完全に排出されるまでの間体内にアルコールがとどまり、内臓全般にさまざまな悪影響を及ぼし、命を落とすこともあります。 犬が中毒になっているときの症状と対処法 では、ワンちゃんが中毒を起こしている時の症状はどのようなものがあるのでしょうか。 また、食べてしまったときはどう対処すべきなのか、ここで詳しく見ていきましょう。 犬が中毒になっているときの症状 ワンちゃんの中毒にはさまざまなものがありますが、ほとんどの中毒で共通してみられるのは、嘔吐や下痢といった症状です。 嘔吐や下痢は中毒でなくても病気などでよく見られる症状ですが、嘔吐や下痢を起こす前に何を食べたかを考えてみましょう。 犬の中毒の初期症状と重篤な症状 ■犬の中毒の初期症状 ・嘔吐 ・下痢 ・腹痛・食欲不振 ・元気がなくなる ・食欲不振 ■犬の中毒の重篤な症状・繰り返し吐いたり頻繁に吐く ・ぐったりしている・ふらつく ・立ち上がれない ・けいれん ・震え ・呼吸困難・不正脈や頻脈 ・失神 ・意識混濁・昏睡  ワンちゃんが何を食べたかにもよって症状や症状が現れる時間は異なりますが、摂取してから30分〜数日後に上記のような症状が見られることがあります。 犬が間違って食べてしまったときの対処法 ワンちゃんが食べてはいけないものを食べてしまったときは、症状がなくたとえ元気にしていてもすぐに動物病院を受診してください。 中毒症状はすぐに出るとは限らず、数日後に起こることもあります。 このとき、「食べた時間」や「食べた物」、「食べた量」をすぐに伝えられるようにメモしておくと治療もスムーズです。 様子を見ていたら急変したということも多々あるため、自己判断しないことが大切です。 犬が食べてはいけない物を食べてしまった時の対処法|自分では吐かせない ワンちゃんを吐かせる方法がネット上で紹介されていますが、どれも危険な方法で、効果がないばかりか逆に状態を悪化させてしまう可能性もあるため、絶対に飼い主さんが自分で吐かせるようなことはしないでください。 また、ワンちゃんが口にしたものによっては吐かせてはいけないものもあります。愛犬のためにも必ず動物病院で処置をしてもらいましょう。 犬の年齢と食事の注意点 ここでは、ワンちゃんの年齢における食事の注意点について見ていきましょう。 子犬(0歳)の食事について ■子犬期について ・超小型犬…生後9ヶ月頃まで ・小型犬…生後10ヶ月頃まで ・中型犬…生後12ヶ月頃まで ・大型犬…生後16ヶ月頃まで ・超大型犬…生後18ヶ月頃まで 基本的に子犬は、健やかな成長のために栄養バランスの取れた子犬用の総合栄養食を与えましょう。 子犬は、消化器官が未発達のため、消化に負担がかからないように食事の回数を増やす必要があります。 ■子犬の食事回数の目安 ・生後2~3ヶ月…3~5回 ・生後4~6ヶ月…3~4回 ・生後6ヶ月~1歳…3~2回 ・1歳~…2回 注意するべき食べ物と与え方 子犬が注意すべき食べ物は、消化に負担がかかる生野菜や生肉、生魚です。 イカやエビなどは加熱したものであっても与えないほうがいいでしょう。 野菜や肉、魚は必ず加熱して与え、消化しやすいように細かく刻んだりペースト状にして与えてください。 果物を与える場合では、こちらも消化しやすいように細かく刻んで、与える量はごく少量にとどめましょう。 また、はちみつはワンちゃんが食べてもいいものですが、子犬期では避けておいたほうが安心です。 成犬(0~8歳)の食事について ■成犬期について ・超小型犬…7~8歳頃まで ・小型犬…7歳頃まで・中型犬…6~7歳頃まで ・大型犬…4~5歳頃まで ・超大型犬…5歳頃まで 成犬の食事は、ワンちゃんの体質や好みにあった成犬用の総合栄養食を与えましょう。 また、避妊手術や去勢手術をすると太りやすくなるため、適正な給与量を与えることが大切です。 注意するべき食べ物と与え方 成犬では、1日2回の食事回数が一般的で、注意すべき食べ物は特にありませんが、食物アレルギーなどがある場合では、アレルギーの原因となる食べ物は与えないようにしましょう。 また、骨などを与える場合は、喉や消化器官を傷つけないように圧力鍋などで柔らかく煮て与えることをおすすめします。 老犬(8歳以上)の食事について ■シニア期について ・超小型犬、小型犬、中型犬…7歳~・大型犬、超大型犬…5歳~ シニア期に入ると、見えない体の内部で徐々に老化が始まるため、消化や代謝に配慮した老犬用(シニア犬用)フードの切り替えを検討しましょう。 老化には個体差があるため、シニア期に入ったからすぐに老犬用に切り替えなくてはいけないということはなく、切り替えについては獣医師と相談することをおすすめします。 ■老犬の食事の回数の目安 ・老犬…3~4回・高齢犬…4~5回 注意するべき食べ物と与え方 老犬は内臓や消化機能が衰えてくることから、消化に負担がかかる生野菜や生肉、生魚などは注意が必要です。 与える際は柔らかくなるまで加熱して、細かく刻んだりすりつぶす、ペースト状にするなどしてあげましょう。 また、病気がある場合では、栄養素の制限が必要なこともあるため、何を食べてはいけないかは獣医師に確認してください。 犬の健康を守るための食事管理と対策 愛犬の健康を守るためには飼い主さんによる食事管理が重要ですが、何気ない日常にもワンちゃんが食べてはいけない草や植物はあり、お散歩や庭の散策、室内に飾っている観葉植物など、口にしないように注意しましょう。 犬が食べてはいけない草や植物 身近な場所に生えている草や植物の中には、ワンちゃんが食べてはいけないものもあります。 ■犬が食べてはいけない草や植物一覧 ・ツツジ ・ユリ ・スズラン ・スイセン ・オシロイバナ ・アジサイの葉・アサガオの種子 ・ナンテン・アイビー ・ポトス・ドラセナ ・カラジウム ・モンステラ・ディフェンバキア ・ポインセチア ・アロエ ・キク ・カーネーションなど 犬が食べてはいけない草や植物は、これら以外にもたくさんあり、どれも中毒を起こす可能性があるため注意が必要です。 犬にとって有害な草やハーブとその理由 ワンちゃんにとって、外に生えている草や植物はすべて注意が必要です。毒性がある草や植物では中毒症状を起こす可能性があるのはもちろん、食べても問題のない草であっても除草剤や農薬がついている可能性があります。 除草剤や農薬は摂取した量によっては命を落とすこともあるため、お散歩コースで除草剤や農薬が撒かれていないか常にチェックしてください。 また、基本的に人間が食べられるハーブは少量であればワンちゃんが食べても問題はないですが、持病があるワンちゃんや薬を飲んでいるワンちゃん、アレルギーがあるワンちゃんは注意が必要です。 人間の食事と犬の食事 基本的に、人間用の食事はワンちゃんにとって塩分や糖分などが多く、肥満や体調不良の原因となってしまうため、与えないようにしましょう。 そもそも、人間とワンちゃんでは必要な栄養素の比率が異なるのはもちろん、人間の食事の中にはワンちゃんが食べてはいけない危険な食材が使用されていることもあります。 また、味付けの濃い人間用の食事に慣れてしまうと、味の薄いワンちゃんの食事を食べなくなってしまうこともあるため、愛犬の健康のためにも人間の食事は与えないでくださいね。 犬の栄養バランスと適切な食事の摂り方 ワンちゃんに必要な栄養素は、「6大栄養素」と言われる以下のものです。 ・たんぱく質 ・脂質 ・炭水化物(糖質と食物繊維)・ビタミン・ミネラル・水分 これらをバランスよく適量を摂取することが大切で、ドッグフードの総合栄養食には水分以外の栄養素がワンちゃんに必要な量含まれています。 これらのバランスを偏らせないように、おやつやトッピングを与える必要があると言えます。 また、ワンちゃんに合わせて栄養バランスを考えるのはとても難しく、手作りご飯を与えている場合では、必要な栄養が足りていない可能性があり(※6)、ワンちゃんの栄養学や調理方法による栄養素の違いを学んでないない場合は、手作りご飯を毎食与えるのはおすすめできません。 専門家からのアドバイス ここでは、ワンちゃんが食べていいものであっても注意すべき食材や、食べ物による病気、毒性のある食べ物について解説します。 注意すべき食材とその成分 ワンちゃんが食べてもいいものであっても、持病があるワンちゃんや薬を飲んでいるワンちゃんでは、注意が必要なものもあります。 例えば、柑橘類はワンちゃんが食べてもいい果物ですが、薬の作用を強めてしまう成分「フラノクマリン」が含まれており、ワンちゃんではどの薬に相互作用するか確認されていないため、愛犬に柑橘類を与える場合は事前にかかりつけの獣医師に相談したほうが安心です。 ■フラノクマリンを多く含む柑橘類(※7) ・グレープフルーツ・スウィーティー・ダイダイ ・ブンタン ・はっさく・甘夏・金柑・ライム ライム グレープフルーツ はっさく 犬の食べ物による病気とその予防法 正確には、食べ物によって病気が起こるということはありませんが、食べてはいけないものを食べさせたり、栄養バランスを偏らせるような食べさせ方をした場合では、病気のリスクは高くなります。 基本的にワンちゃんが食べていいものを適量食べる分には、過剰に病気の心配をする必要はありませんが、例えば、バターや生クリーム、レバーばかりを毎日たくさん食べさせるといったことがあれば、膵炎などを引き起こす可能性はあるでしょう。 バランスよく適量を食べることが一番の予防法と言えます。 ワンちゃんが誤飲した際の対処法 慌てず冷静に、何をいつどれくらい食べたかを確認し、動物病院を受診してください。 できれば、家の近所で夜間救急など緊急時に診察してくれる動物病院を探しておくといいでしょう。 電話で獣医師に指示を仰ぐことも有効な手段の1つです。 毒性のある食物についての専門的解説 どんな食べ物にも何らかのリスクはあり、食べてはいけないもの以外では適量にとどめておくことが大切です。 長く健康に過ごすための食事の工夫 愛犬にいつまでも健康で過ごしてもらうために、簡単にできる食事の工夫についてご紹介します。 健康な犬の食事メニューの例 健康な成犬のワンちゃんの食事メニューは、朝と晩に総合栄養食の成犬用のドッグフードを与え、間食として野菜や果物をおやつとして少量与えるのが理想です。 本来であれば、水と総合栄養食を与えていればおやつも必要はありませんが、おやつの時間はコミュニケーションの時間でもあり、何よりもワンちゃんに食べる楽しみを与えてあげることは、精神的な満足度を与え結果として健康にもつながるでしょう。 病気になりにくい体を作る食事のポイント 病気には予防できる病気と予防できない病気がありますが、食事によってかからなくてもいい病気にさせない、病気になりにくい体を作るサポートはできます。 ドッグフードはワンちゃんに必要な栄養バランスを考えて作られているため、そのワンちゃんが1日に必要な適量を与え、おやつやトッピングは栄養バランスを偏らせない程度(1日の摂取カロリーの10%~20%以内)にとどめておくことが大切です。 また、ドッグフードに使用される添加物を過剰に心配する必要はありませんが、添加物の過剰摂取が体の負担になる可能性はあると考えられているため、人工添加物の使用されたドッグフードを長期にわたって継続的に与えることは避けた方がいいでしょう。 愛犬のために飼い主ができること 最後に、愛犬のために飼い主ができることを知っておきましょう。 犬に食べさせてはいけないものを知る ワンちゃんが食べてはいけないものや、注意が必要なものが何か知っておくことで、食べさせて体調不良にさせてしまうといったことが避けられます。 また、ワンちゃんが誤って食べてしまったときに、動物病院に行くべきか様子を見ていいかと悩むこともなく、適切な治療を受けさせてあげることができますね。 人間用の食事を食べさせない 人間用の食事はワンちゃんの肥満や体調不良を引き起こす原因となりかねないため、食べさせないようにしましょう。 食事の管理を徹底する ワンちゃんの食事は、飼い主さんが管理してあげなければいけません。1日に必要な食事量をきちんと与えることが大切です。 適切な食事を用意する ライフステージによって、ワンちゃんの食事内容は異なります。ライフステージと食事内容が合っていないと栄養不足や栄養過多などを引き起こすおそれがあるため、愛犬のライフステージに合わせた食事を用意しましょう。 また、ドッグフードが体質に合う合わないということもあるため、体質に合った食事を探してあげることも必要です。 散歩中に食べさせないこと 道端にはワンちゃんが食べてはいけない草や植物があったり、農薬などの薬剤がついている可能性があります。 体調不良や中毒の原因となってしまうため、食べないように注意してあげましょう。 しつけの大切さとその方法 何でもかんでも食べてしまうのは、ワンちゃんにとってとても危険です。落ちているものを食べないしつけをしておきましょう。 拾い食いをしないしつけの方法は、「マテ」や「ストップ」といったコマンドをいつでもどこでもできるようにしておくといいですね。 また、口に入れたものを離す「チョウダイ」も合わせてトレーニングしておくと、万が一拾い食いをしてしまったときでも飲み込む前に出してもらうことができて安心です。 訪問者にも協力してもらう 「マテ」や「チョウダイ」などのしつけは、訪問者にも協力してもらうと、より確実で安心です。 なかなか難しく時間はかかりますが、まずはできるできないではなく統一することが大切なので徹底しましょう。 まとめ:愛犬の健康を守るために飼い主がやるべきこと 今回は、犬が食べてはいけないものやその理由、対処法についてご紹介しました。 愛犬の健康を守るのは、飼い主さんの手にかかっています。食事の内容や食事の量、食事の回数など、食事に関するものだけでもたくさんあることがお分かり頂けたのではないでしょか。 特にワンちゃんが口にするものでは、命に係わる危険なものもあり、知らなかったでは済みませんね。 ワンちゃんは多くのものを食べることができますが、食べてはいけないものもあることをよく理解し、愛犬とのおやつタイムや食事の時間に役立ててください。 筆者プロフィール ■記事執筆 犬の管理栄養士 望月紗貴(もちづき さき) ■記事執筆者プロフィール 一般社団法人愛玩動物健康管理協会の代表理事。犬の管理栄養士、犬の管理栄養士/アドバンス、愛玩動物救命士、犬猫行動アナリスト、ペット介護士、ドッグトレーニングアドバイザー、ドッグヘルスアドバイザーを中心に数多くのペット関連資格を保有。総合栄養食や流動食、アレルギー食や特定犬種の疾患に応じたペットフードの委託栄養設計や開発を行っております。 <参考文献> ※1:ペット栄養学会誌「禁忌食(その1)―タマネギなどのネギ属とイヌ・ネコの健康」 ※2:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ジャガイモ」 ※3:一般社団法人日本植物生理学会「トマチン」 ※4:獣医師会会報「ぶどう中毒を発症した犬の考察」 ※5:日本小動物獣医学会誌「ブドウ接種後に急性腎不全を発症して死亡した犬の一例」 ※6:ケンブリッジ大学「Evaluation of the owner's perception in the use of homemade diets for the nutritional management of dogs」 ※7:大阪国際がんセンター「グレープフルーツ以外にも注意したい食材」

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    【犬の寒さ対策】寒がっているサインとは!?おすすめ防寒方法を紹介!

    犬が寒さを感じる度合いは、犬種や環境によって違います。 全ての犬が寒さに強いと考えている、または、寒さで病気になるわけがないと考えているのであれば、ぜひ本記事をご覧ください。 防寒対策の方法と合わせて、寒さで引き起こされる犬のリスクと対策について解説します。 ①理解する:犬の寒さと影響 犬の被毛は、次のように大きく分けられます。 毛質が硬いか柔らかいか ダブルコートかシングルコートか 体の表面にある、皮膚を保護するための上毛(オーバーコート)は長くて硬めの毛質です。上毛の下にある下毛(アンダーコート)は、保湿や保温など体温の調節をする、細めで柔らかい毛質です。 ダブルコートの場合、春秋に下毛(アンダーコート)の生え変わりがあります。 シングルコートの場合は、1年の中で少しずつ毛が生え変わっていきますが、生え変わる換毛期はありません。 ダブルコートの犬は、寒い環境であれば、寒さに適応させるために下毛(アンダーコート)の毛量が増加し、保温性を高くします。 シングルコートの犬は下毛(アンダーコート)がないため、寒さに弱い傾向にあります。 犬が寒さを感じるタイミングと症状 犬は人間よりも体温が高く、寒さに対する耐性も強い傾向です。 犬が寒さを感じる温度に個体差はあるものの、10℃を境に寒さを感じる傾向があり、5℃より低くなると震え始める犬もでてくるでしょう。 また、たとえ同じ犬種であっても、室内で飼われている場合と外で飼われている場合でも、寒さを感じる温度は変わります。 そこで、寒さに弱い犬種や犬が寒さを感じているときに出すサインについて、解説します。 寒さに弱い犬種と特徴 寒さに弱いとされている主な犬種は、原産国が暑い地域であり、下毛(アンダーコート)がないシングルコートや短毛の犬です。 また、大型犬より小型犬の方が弱く、子犬や高齢犬についても体温調整が難しく寒さを感じやすいでしょう。 たとえ原産国が暑い地域であったり、ダブルコートや長毛の犬であったりしても、室内で育ってきた場合は、寒さに対する抵抗力が弱くなっています。 そのため、愛犬が寒さに強いとされている犬種であっても、寒がっていないか観察しましょう。 犬が示す寒さのサイン 犬が寒いと感じているときのサインは、主に次の5つです。 小さく丸まっている 小刻みに震えている 布団などにもぐる 水を飲む頻度が少なくなる 散歩を嫌がる 犬も寒さを感じると、人間と同じような行動をとります。 散歩が大好きな犬でも、寒いために暖房の近くにじっと座り、散歩の誘いにのらないなどの行動も見られるでしょう。 寒い日に、オシッコの回数や量が通常より少ない場合は、体を冷やしたくないため水分を控えている場合があります。 少量で色の濃いおしっこが見られる場合は注意が必要です。ドライフードであれば、ぬるま湯やお肉のゆで汁などでふやかしたり、野菜を煮込んだスープをかけたりしてみましょう。 ウェットフードにするのもおすすめです。 犬の寒さのリスクと対策 寒さは、体力のない子犬や高齢犬、病気を患っている犬にとってはリスクです。 体温をあげるためには、多くのエネルギーを必要とするため、体力がない状態にある場合は高リスクになります。 そこで、寒さによって引き起こされる病気や適切な温度や湿度について、解説します。 寒さによる病気リスク 寒さによって、あまり水を飲まなくなってしまった場合、気づかずにそのままにしてしまうと、脱水症状になってしまう可能性があります。 水分量とオシッコの減少によって、腎臓病や歯周病、尿路や膀胱に異常がででくるなど病気を引き起こすことにも繋がるでしょう。 室内の適切な温度と湿度 冬場に犬が快適に過ごせる室内の温度の目安は、23〜26℃です。 体温調節しにくい子犬や高齢犬、病気を患っている犬については、ブランケットを用意してあげたり、お洋服などで調整してあげましょう。 犬用の湯たんぽなどもおすすめです。 冬場の温度の低さや乾燥は、犬の皮膚や呼吸器、循環器に悪影響を及ぼします。 そのため、湿度については50℃ほどを目安に調整しましょう。 ②寒さに備える:室内と室外の対策 犬を室内で飼っている場合と室外で飼っている場合では、寒さに対する耐性も違ってきますが、寒さに対する対策も違います。 そこで、室内・室外それぞれに適切な暖房器具やグッズ、寒さ対策や注意点について解説します。 室内での寒さ対策 室内で暖房器具を使用していたとしても、温かい空気は上に行くため、床が冷えていることも少なくありません。 そのため、床から寒さが伝わることを防ぐために、毛布などをひいてあげるだけでも寒さを和らげられるでしょう。 犬用の暖房器具やグッズを取り入れるのもおすすめです。 選び方や活用方法について解説します。 適切な犬の暖房器具の選び方と利用法 犬を室内で飼っている場合は、人間と同じ空間で過ごすため、人間が使用しているエアコンやストーブなどの暖房器具で暖をとることも多いでしょう。 しかし、犬は人間より体温が高めです。犬種によっては寒さに耐性がある場合は、人間が快適な温度と愛犬が快適に感じる温度は違います。 犬自身で温度の調節ができないため、暑いと感じたときに気温が低い場所に愛犬が自由に行ける状態にすると良いでしょう。 また、人間用の暖房器具ではなく、ペット用のコタツやヒーター、湯たんぽなどで調節ができます。 寝床の工夫や犬の暖房グッズの活用方法 温かい空気は上に流れ、冷たい空気は下に溜まりやすいため、クレートなど周りを囲んだ空間を寝床にすることで、クレートなどの中の保温性を保てます。 さらに、クレートなどの周囲を毛布などで囲むと、より保温性を高められるでしょう。 室外での犬の寒さ対策 愛犬を外で飼っている場合の寒さ対策としては、まず、日がよく当たる場所に犬小屋を移動させましょう。 犬小屋の中に毛布などくるまれるものを用意し、入口に風除けを設置します。 さらに、保温性の高い素材で犬小屋の周りを囲み、風を防ぎながら犬小屋内の保温性を高めます。 寒い日に散歩するときは、愛犬にも防寒対策をしましょう。 防寒対策としては、犬用の保温性のある洋服を着させてあげるのもひとつの方法です。 雪の日は足を冷やさないための犬用ソックスを履かせるのもおすすめですが、洋服やソックスを嫌がる場合は、無理強いせずに散歩をお休みさせても良いでしょう。 雪が積もる地域での犬の注意点 氷点下を下回るような雪が降るほどの寒さがある場合は、愛犬を玄関やガレージなどの建物の中に入れ、毛布などを用意するようにしましょう。 寒さの厳しい地方では、愛犬が凍死や低体温症などの危険な状態で運び込まれることは珍しくありません。 たとえ昼間は太陽が当たり、温かいと感じても、夜になると急激に冷え込むことがあります。たとえ雪が降っていなくても、気温が下がる冬の夜はなるべく室内、もしくは建物の中に入れるようにしましょう。 ③寒さ対策グッズ:愛犬と一緒に選ぶ 犬の寒さ対策として、犬用の服を着せたり、犬用の暖房器具やグッズを利用したりする方法があります。 そこで、犬用の保温性が高い洋服やヒーターなど、冬に活躍するアイテムの選び方や活用法についてご紹介します。 保温力抜群の「犬用洋服」 防寒性が高い犬用の服を選ぶ場合、ダウンやニットを手に取る人も多いでしょう。 ダウンやニットは、原産国が暑い地域やシングルコートの犬であれば、おすすめです。 しかし、犬の被毛がダブルコートかシングルコートかによっても選び方は違います。 原産国が寒い地域でダブルコートの犬であれば、寒さに耐えやすいため、着させすぎや保温性が高いものを選びすぎてしまうと、着用させることでストレスを感じさせてしまいます。 そのため、コットンなどあまり熱がこもらず蒸れにくいものがおすすめです。 ドッグウェアの選び方とおすすめポイント ドッグウェアの選び方は、原産国の気候や被毛がダブルかシングルかも選び方のひとつになりますが、室内用か散歩用など用途によって変わります。 室内での寒さ対策で着させる場合、軽くて動きやすいコットンやニットなどの素材がおすすめです。 また、抜け毛が多い場合は、身体全体を包んでくれるような「つなぎ」タイプを着せることで抜け毛を抑えられるでしょう。 愛犬のタイプによっても選び方があります。 例えば、噛み癖が強い場合は、誤飲の危険性を無くすためにも装飾の少ないシンプルな服にすると安心です。 また、洋服を嫌がる、ヘルニアなどで腰を悪くしている犬には、素早く着せられる背中側で開閉できる服がおすすめです。 頭から足元までを保護する犬用アイテム 犬用の帽子は、オシャレとして被る場合だけではなく、直射日光を遮ったり、耳のしもやけ防止や怪我の防止にもなるなどのメリットがあります。 抜け毛対策としても使用できる「つなぎ」タイプの中には、アレル物質の吸着や皮膚病から保護してくれるものがあります。 また、犬用の靴や靴下によって足の保護が可能です。 ツルツルと滑りやすい床の場合、靴や靴下を履かせることで怪我や関節を痛めずにすみます。 また、散歩についても炎天下による道路の暑さや、冬の冷たさによるしもやけなどから守れるでしょう。 犬の冬用ベッドとマット 犬の寒さ対策として、保温性が高い素材などでつくられた冬用のベッドを取り入れることもおすすめです。 ベッドは、縁のないマット型・かまくらのようなドーム型・低く縁があるカドラー型・ベッドの1辺だけ縁がないボルスター型などがあります。 低反発やコットン、コーデュロイなど多くの素材があるため、愛犬のタイプや好みの素材、愛犬に適した大きさのベッドを選びましょう。 清潔に使用するためには、自宅で洗濯ができるかどうかがポイントです。 ヒーター付きベッドや暖房マットの使用方法 ヒーター付きベッドや暖房マットは、モバイルバッテリーのタイプとコードタイプがあります。コードをかじられる心配はありますが、ペット用はコードにカバーがされていたり、本体からコードが抜けにくい作りになっています。 もしも愛犬が噛む力の強いタイプであれば、コードカバーをさらに強化しておきましょう。 ヒーター付きベッドや暖房マットについては、たとえ温度が低くても、同じ箇所を長時間温め続けることで低温火傷の可能性がでてきます。そのため、タイマー付のタイプがおすすめです。 また、愛犬の肌に直接触れることがないように寝具の下に入れて使用してください。 タイマーを設定できれば、寝る前やお留守番の際にも使用できるでしょう。 また、ヒーター付きベッドや暖房マットの使用で愛犬が暑いと感じた場合、避難できる場所を準備しておくことが大切です。 湯たんぽやブランケットの活用法 温かさだけではなく、安全面や経済面においても優しい寒さ対策は、湯たんぽの使用です。 一度温めるだけで、10時間以上、じんわり優しく温かさが残るタイプもあるため、タイマーがなくても安心して就寝前やお留守番の際に利用できます。 人間用の湯たんぽでも使用は可能ですが、犬が多少噛んでも丈夫にできている犬用湯たんぽの方が安心して使用できるでしょう。 また、ふわふわで保温性が高いブランケットを寝床やマットなどの上に置いておくのもおすすめです。 犬が自分でブランケットの中に入り込むことが多く、自身の体温とブランケットの保温性で温まるでしょう。オールシーズン使用できるタイプもあります。 PeCaretのおすすめ犬の寒さ対策アイテムリスト 寒さに備えて、用意しやすい主な防寒対策のアイテムをご紹介します。 防寒アイテムの紹介 犬の防寒として利用しやすいアイテムはウェアとマフラー、犬用ヒーターとカーペットです。デザイン性の高いものも多くあるため、愛犬をかわいく着飾ることもできます。 防寒ウェアとマフラー 出典:【犬服 / ドッグウェア】裏ボア付きフェアアイルニット ベストパーカー / DOG DEPT (ドッグデプト) ONLINE SHOP 裏ボア付きのため、見た目よりも保温性があります。 帽子付きのため、雪が降ったり気温が下がったときにサッと被せられます。 出典:【DOG GOODS】チェックマフラー 外出時に手軽な防寒具として利用できるのがマフラーです。 デザイン性の高いものが多くあるため、オシャレに防寒できます。 犬用ヒーターとカーペット 出典:季節のおすすめ商品 | ペットライフのよきパートナー DoggyMan-ドギーマン- サイズが豊富のため、愛犬に合わせて選べます。 温度も2段階調整ができるため、愛犬や気温に合わせやすいでしょう。 遠赤外線のため、熱効率がよく深部から温めることができます。 冬の愛犬ケアグッズの紹介 愛犬の寒さ対策として、ヒーター付きのベッドやマットを用意してあげたり、遊んであげたりすることで身体の体温をあげられます。 床冷えから守るためもありますが、関節を痛めたり怪我をしたりしないように、ご紹介するようなラグやマットなどをひいてあげましょう。 ヒーター付きベッドや犬用マット 出典:ペキュート Pecute ペット用 ホットカーペット 厚手 猫 犬用 ヒーターマット ペットカーペット Mサイズ 50×40cm カバー2枚付き 過熱保護 生地がふわふわで手触りが良く、洗濯機で丸洗いもできます。 高温燃焼防止装置があり、過熱すると自動的に電源が切れる2重保護デザインです。 38°C〜40℃の快適な温度を保ってくれます。 犬の快適な室内環境を作るラグやジョイントマット 出典:doramun88|タイルカーペットタイルマット 毛玉ができにくく耐久性があります。 また、吸着面の粘着率が高いため、愛犬が暴れてもズレにくいでしょう。 さらに防音効果もあるため、物が落ちる音であったり、ペットの鳴き声も抑えられます。 【まとめ】犬の冬季対策と寒さ対策の重要性 寒さは、愛犬の健康状態を阻害したり、場合によっては命を奪ってしまう危険性があります。 犬は寒さに強い、脱水症状は夏だけなどの間違った認識のままでいることは危険です。 寒い地方では、外で飼っている愛犬が凍死してしまうことが毎年起きています。 寒さから水分を取らずにいることから、脱水症状だけではなく腎臓病など病気の可能性も増えてしまうことなどの認識は必要です。 愛犬と一緒に過ごす冬の準備 犬がダブルコートかシングルコートかなど、被毛の状態や環境によって着せる防寒着や温度も違ってきます。 また、外で飼っている場合は犬小屋でも寒さをある程度はしのげるように、犬小屋の中だけではなく、周りについても保温性を高めるようにします。 真冬の厳しい寒さがあるうちは、玄関や建物の中で過ごせるようにする準備も必要です。 室内で飼っている場合、毛布やヒーターなどの用意も大切ですが、水分の取り方やオシッコがしっかり出ているかのチェックもしましょう。 適切な対策で愛犬の健康を守る 愛犬の被毛の状態や原産国、現在の過ごし方などによって、寒さを感じる度合いは違います。愛犬の健康を守るためにも、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察しましょう。 いつもは散歩に行きたがる犬が頑なに散歩を拒否する場合でも、何か通常と違う部分はないか、様子を見てください。 小刻みに震えていないか、水分は通常どおり取れているか、オシッコの量や色が極端に変化していないかなど、通常の様子と違うサインを見逃さないようにすることが大切です。 変化に気づいた場合は、動物病院につれていくなどすぐに適切な対応をしましょう。

  • おもちゃに噛み付く犬

    犬が喜ぶ噛むおもちゃの選び方とおすすめ商品

    噛むおもちゃは、犬の本能からくる「噛みたい欲求」を満たしてくれます。 さらに、デンタルケアやお留守番どきのストレス発散アイテムとしても重宝されるため、非常に人気のあるおもちゃです。 噛むおもちゃは、噛むだけではなく、嗅覚・味覚・聴覚など本能を刺激するようなさまざまな付加価値のある商品が展開されるようになりました。 そこで、本記事では、愛犬にあった噛むおもちゃを選びやすいように、人気商品やおすすめ商品についても解説していきます。 犬が噛む理由とは? 犬は、手で物をとったり言葉で伝えたりできない分、口で物をとり、噛むことで気持ちを伝えます。 恐怖心や驚き、痛さやストレスなどにより噛む行為につながりますが、犬にとって噛む行為は人間が「痛い」「やめて」と言葉にする場合と同じです。 また、子犬と成犬では噛む理由にも違いがあるため、それぞれ解説します。      子犬の噛む理由 噛む行為は犬にとっては、ごく自然なことです。 赤ちゃんが誰に教わることなくおっぱいを飲むように「噛む」ことも本能として備わっています。 例えば、驚いたり、怖がったりした際に人間が手を振り払うのと同じく、身を守ろうとしてとっさに噛んでしまうことがあります。 さらに、子犬は離乳する時期から歯が生え変わり始めるため、歯がむず痒くなるでしょう。そのため、物を噛むことが増えてきます。 大人の歯に生え変わる7〜8カ月頃までは、歯のむず痒さによる噛みつきが続きます。 歯が生え変わる時期はいろいろなものを噛もうとするため、人間の赤ちゃんの歯固めのような、犬用の噛むおもちゃを与えてあげましょう。 ただし、歯の生え変わりだからといって噛むことを許容してはいけません。この時期にしっかりと、人間社会で生きていくための噛むことについての「しつけ」をします。 噛み癖をつけたまま成犬にさせてしまった場合、悩まされることになるでしょう。 たとえ噛む行為が犬にとっては自然な行為だとしても、成犬が本気で噛むと怪我だけでは済まない場合があります。 ただし、犬の噛む行為を完全になくそうとするのは、人間にとって「話すな」「感情をだすな」と同じことです。 完全に噛まないようにするのではなく、犬が人間社会で生きていくためのルールを教えましょう。 また、しつけは愛犬と飼い主との主従関係と信頼関係を結ぶためにも必要です。主従関係や信頼関係がしっかりしていなければ、犬は飼い主のいうことは聞きません。 飼い主が愛犬を制御できなければ、愛犬は人間社会で生きられなくなります。特に「噛む」ことについては、子犬の時期からしっかりとしつけることが大切です。 しつけをしている最中に噛まれて困っている場合や、噛まれて欲しくない家具など、なるべく子犬の視界に入らないようにしたり、市販の噛みつき防止スプレーを使用したりしてみましょう。 成犬の噛む理由 子犬の時期にしつけをされていたとしても、噛む行為は「犬の本能」としてあるため、恐怖を感じたり身を守ろうとしたりする場合は、噛みます。 例えば、いくら愛犬に人間を噛まないようにしつけていたとしても、見知らぬ人間が近づいてきて突然手を伸ばしてきた場合、愛犬は驚きと恐怖で噛んでしまう可能性があります。 人間にとっては愛情表現のつもりでも、犬にとっては突然攻撃してきたと感じてしまうことはあるでしょう。 また、犬もストレスが溜まっていると攻撃性が高くなっています。攻撃は噛む行為につながるため、ストレスを溜めさせないことが大切です。 運動不足もストレスの原因となりますが、犬は群れとして生きることを本能的に必要とするため、留守番ばかりで家族とのコミュニケーション不足はストレスを溜めてしまいます。 しっかりとお散歩や運動をさせ、コミュニケーションをとることでストレスを発散させるようにしましょう。 また、病気やケガによって痛みを感じている箇所があり、痛い箇所に触れられてしまった場合、犬は反射的に噛んでしまうことがあります。 触れただけで噛んだ場合やいつもと様子が違う場合は、一度、動物病院で診てもらいましょう。 犬用噛むおもちゃの選び方 犬の本能のひとつに、獲物を捕まえたい欲求があります。 獲物を追いかけて口にくわえ、振り回して引きちぎって食べることが動物としての本来の生き方でもあります。 そのため、おもちゃで少しでも欲求を満たしてあげましょう。 安全性と素材の選定 犬だけ遊ぶためのおもちゃは、飲み込んでしまったり、引きちぎって食べてしまったりしないような大きさと硬さのあるおもちゃにしましょう。 犬は噛む力が強いため、思いもよらず壊して食べてしまう場合があります。食べてしまうことを想定した場合、食べても害のない安全な素材であれば安心感があります。 例えば、主原料がとうもろこしなどでできている100%食品のおもちゃもあるため、おもちゃを購入する際には主原料もチェックしましょう。 また、飲み込んでしまった場合を考えた際、内臓が傷つかないようなシンプルな形状であれば、さらに安心です。 犬の好みや興味に基づいたおもちゃの選び方 「狩猟本能」など、犬が持つ本能を満たせるおもちゃは喜びます。 「噛む」「追う」「捕まえる」「振り回す」「嗅覚を使う」などの満足度は高いでしょう。 例えば次の3つのタイプのおもちゃがおすすめです。 デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃ 引っ張るタイプのおもちゃ 追いかけ持ってこさせるタイプのおもちゃ ひとりでお留守番のときに重宝するおもちゃが、デンタルタイプやおやつを入れるタイプなどの噛むおもちゃです。特におやつを入れるタイプは嗅覚も刺激するため、長時間遊んでくれる場合も多いでしょう。 犬は家族と遊ぶことを非常に喜びます。 ロープ型などで引っ張りあうことで、獲物に噛みついて仕留めるような狩猟本能を満たせるタイプのおもちゃです。 獲物を追いかけて仕留めるような狩猟本能を満たせるのが、ボールやフライングディスクでしょう。 運動ができて、家族とも遊べ、本能も満たせる3要素が入っているため、愛犬にとって万能な遊び方です。ただし、屋外が主となります。 愛犬と一緒に、遊びながらしつけや信頼関係の構築をしていきましょう。 犬の体型・口の大きさに適したおもちゃを選ぶ 犬に対して、おもちゃの大きさが大きすぎると口にくわえることが難しく、小さすぎると誤飲してしまう危険性があります。 大型犬には大型犬用、小型犬には小型犬用のサイズのおもちゃを選びましょう。 また、おもちゃの硬さや噛み心地もポイントとなります。 子犬のようにまだ噛む力も歯も弱い状態で、硬いおもちゃを与えてしまうと、歯が欠けてしまったり顎を痛めてしまうため注意しましょう。 また、おもちゃにしてはいけないのは「人間の手」です。 犬が人間の手にじゃれてくる場合は、誘いに乗らず、すぐ、おもちゃを与えてください。人間の手で遊んでしまうと「人間の手は噛んでもよい対象」となってしまいます。 音・香り付きのおもちゃで犬を飽きさせない工夫 音や香りつきのおもちゃは、聴覚や嗅覚を刺激されます。 そのため、動物の本能的な部分が刺激されることから、比較的よく遊んでくれるでしょう。 香りはスイーツやフルーツなど多くのバリエーションがあるため、飽きさせずに楽しませられるでしょう。お留守番中や動きが静かなシニア犬にもおすすめです。 音つきのおもちゃの音は、犬が一般的に好きな音です。そのためテンションがあがり、遊びにさそう仕草をみせることも多くあります。 お留守番のときに、香りつきと音の出るおもちゃを入れて、少しでもさみしさを紛らわせてあげましょう。 おすすめの犬用噛むおもちゃ 犬用のおもちゃは、多種多様です。 デンタルケアができるものや知育タイプ、耐久性があるものなど、愛犬のタイプや生活環境・状況によって選択できるため、一部ご紹介します。 耐久性のある犬用おもちゃ 出典:小型犬用エゾ鹿の角 | ケアオール|エバナース株式会社 人気が高い、耐久性のあるおもちゃは「鹿の角」です。 耐久性の面で考えると非常に高い耐久性のため、どのおもちゃも噛んで壊してしまう犬でも壊れることは、ほぼありません。 「鹿の角」は人気が高いため、多くのお店で販売されています。 そのため、超小型犬・小型犬用以外にも、中型犬用・大型犬用のサイズ展開をしている場合も多くあります。 子犬・シニア犬については、硬すぎることで歯や顎を痛める可能性があるため、注意が必要です。 デザインの特徴 出典:ハンター ドイツのペット用品専門店(日本正規輸入代理店) ジャーマンペット HUNTERは欧州最大級のペットブランドで、オシャレで目を引くデザイン性の高い商品が多くあり、一見すると人間の子ども用に感じます。贈り物としても人気の高いおもちゃです。 また、デザイン性だけではなく品質や安全性にもこだわり、構造試験・燃焼試験・化学試験に合格しています。 水に浮かべて遊ぶものや凍らせて遊ぶものなど、楽しい商品も盛りだくさんです。 犬のサイズ別のおすすめおもちゃ 犬のおもちゃは、飼い主と一緒に遊べるおもちゃや自立して遊ぶおもちゃ、知育やデンタルケアができるおもちゃなど、目的に合わせて選べます。 おもちゃのサイズは愛犬の体格にあわせて選ぶことが大切です。 小型犬向け 出典:コングジャパン株式会社 ゴム製のおもちゃは人気がありますが、中でも超小型犬用か〜大型犬まで繊細なサイズ展開をしてくれている「コング」は、おすすめです。 サイズだけではなく、硬さについても子犬向けからシニア犬向け、成犬の中でも特に噛む力が強い犬向けと豊富に展開されています。 コングの中には、おやつだけではなく、ウェットなごはんも入れられるため、遊びながら時間をかけて食べてもらえます。 小型犬だけではなく、中型犬や大型犬にもおすすめですが、超小型犬用のサイズがあることや子犬やシニア犬でも利用できる硬さがあることから、小型犬向けでおすすめしました。 中型犬向け 出典:犬屋:「70cm超巨大 マグロ ぬいぐるみ」 中型犬から超大型犬まで対応とされている、鳴き笛入りの超巨大ぬいぐるみです。 大人が抱いても大きいと感じるほどの迫力ある大きさのため、格闘するような遊びかたをするなど本能を刺激してくれる商品です。 しっかりと厚みはありますが、やはりパーツが破損したり外れたりする可能性はあります。大型犬においては、早い段階でちぎられてしまう場合もあるため、ここでは中型犬向けのおすすめとして紹介します。 時々なる鳴き笛にテンションがあがる犬も多く、楽しそうな愛犬の姿を見て、ほつれを縫いながら使用したり、リピートしたりする飼い主さんもいるほど重宝するおもちゃです。 大型犬向け 出典:Jolly Pets 大型犬におもちゃを与えると、壊れにくくて丈夫とされているおもちゃですら、瞬時に破壊されることは珍しくありません。 破壊されずに遊べるおもちゃを探している大型犬の飼い主さんも多いでしょう。 丈夫で壊れにくく大型犬がおもいっきり遊べるおもちゃといえば、パンクしないと人気の米国ロングセラーのジョリーボールです。 取っ手と甘い香りつきのボールは、よく弾み、よく浮き、激しい噛みつきでもパンクしない優れものです。使用されているゴムは天然ゴムと安全性にも配慮されています。 弾ませれば予測できない動きをして、大型犬同士で引っ張り合って遊んでも破壊できないボールに夢中になる犬も多いでしょう。 犬用デンタルケアおもちゃの種類 犬のデンタルケアもできるおもちゃの種類は豊富にありますが、主なタイプは次の4つです。 ロープ型 ゴム素材型 鹿の角 ガム ロープ型は、飼い主と引っ張りあったり、太いロープを自分で噛んだりしながら歯垢を除去します。ただし、ロープの繊維を飲みこんでしまっている場合も多いため、注意しましょう。 ゴム素材型は食べ物を中に入れて長時間噛ませることで、歯垢を除去します。少しくらい飲み込んでも問題ないような天然素材のゴムを使用している場合がほとんどです。 鹿の角は、非常に強度があるため、長い時間噛ませられることで歯垢も除去されていきます。すぐにかみ砕いてしまう大型犬や噛む力が強い犬に、おすすめです。 デンタルガムは美味しく食べながら、歯垢を除去します。 味も大きさも豊富にあるため、おやつとして好んで食べたがることも珍しくありません。 ただし、噛む力の強い大型犬の場合は、太めの骨タイプのガムでもすぐに噛みちぎってしまうことがあります。早い段階で嚙みちぎってしまう場合、のどに詰まらせてしまい、取り返しのつかない事態もあるため、注意が必要です。 使用方法と効果 デンタルケアの使用方法は前述したとおり、遊びながら歯垢をとっていきます。 ただし、デンタルケアのおもちゃを使用しているから、歯磨きをしなくてもよいわけではありません。 デンタルケアのおもちゃが当たらなかった歯の箇所には汚れがたまったままです。 デンタルケアのおもちゃは、補助的なものと考えましょう。 そのため、しっかりと歯垢を除去していくためには、歯磨きは欠かせません。 ただし、愛犬に歯磨きは楽しいと思わせることが大切なため、嫌がる場合は無理強いせずにデンタルケアのおもちゃを小まめに楽しく使用してもらいましょう。 犬は虫歯になりにくいとはいわれますが、歯周病になる可能性はあります。 歯周病になってしまうと、骨や内臓にまで影響がでる可能性が高くなるため、歯周病の原因となる歯垢はしっかりと落としていきましょう。 知育おもちゃとおやつを組み合わせた犬用おもちゃ 知育おもちゃを活用することで、愛犬におやつで満足感を与えながら、楽しく頭をつかわせ、歯の歯垢を落とせます。 おやつと歯垢を落とすことを同時に行うことは、意味がないと考える人も少なくないでしょう。しかし、犬の歯垢を落とすためには、しっかりと噛んでもらうことが何より大切です。 また、歯垢になるには4日前後かかるといわれているため、毎日の歯のケアの継続を無理なくできるようにしましょう。 関連記事と人気の商品 犬の本能的な部分を満足させながら、歯垢をとったりストレスを解消させたりなど、効率的な使用ができるおもちゃは、飼い主としても助かります。 噛むおもちゃは、愛犬と飼い主の双方に必要とされる人気のおもちゃです。 そこで、売れ筋商品とおすすめ商品について、それぞれベスト5をご紹介します。 犬用噛むおもちゃの売れ筋ランキング 犬用噛むおもちゃ売れ筋ランキングベスト5をご紹介します。 第5位 【プラッツ PLATZ:SPORN スポーン マローボーン プチ】 ボーンの中心にジャーキーフレーバーペーストを入れ込んだ全く新しいデンタルケア用品です。 遊びながら噛むことで、デンタルケアができます。 無毒性の硬質ナイロンで作られているため、耐久性も高く素材の安心感もあります。 第4位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:犬 歯磨き おもちゃ デンタルトイ ティーザー S-M 】 楽しく噛みながら、歯の汚れを取る歯磨きおもちゃ(デンタルトイ)です。 のどの奥に入りにくいおにぎり型がポイントです。 しっかり噛むことで歯垢が取れます。 ベーコンフレーバー付きのため、強く噛んでしまいがちですが丈夫なナイロン素材で耐久性が高めです。 第3位 【住商アグロインターナショナル Hartz ハーツ:ハーツデンタル チューリング S~M ベーコンフレーバー】 4つのパーツがクルクルと回り、噛み方によってパーツが動くため、飽きずに遊べます。 また、パーツは噛み心地の違う形状でフレーバー付きです。 第2位 【ペットステージ Petstages:PTPS216 ウッディー・タフ・スティック スモール】 天然木チップを新技術で固めたチュートイです。 天然木の香りと本物の木を噛んでいるような噛み応えがあるため、犬の本能を刺激します。 噛んでもささくれになりにくく安心です。 噛む欲求の強い犬のストレス解消に役立つでしょう。 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 第1位は、2位とサイズ違いのペットステージ PetstagesのPTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージです。 天然木チップを新技術で固めているため、素材の安心感とささくれが出にくいことから怪我につながりにくい安全性も人気に繋がっています。 また、香りと噛む感触が、犬の本能を満たしてくれます。 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動) おすすめの犬用噛むおもちゃランキングTOP5 おすすめの犬用噛むおもちゃ5つをランキング形式でご紹介します。 第5位 【PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)キャタピーJr. 小型犬】 出典:PLATZ 第5位は、PLATZ PET SUPPLISES&FUN(プラッツ)のキャタピーJr.小型犬用です。 見た目が非常にかわいいことでも人気があります。 ポイントは、体の節ごとに入っているスクィーカーによって音がでることです。 肌ざわりは柔らかく、耐久性もあります。 第4位 【ドキーマン:毎日ハミガキコットンステックSサイズ】 出典:Doggy Man 第4位は、ドキーマン:毎日ハミガキコットンスティックSサイズです。 ハミガキコットンのスティックサイズは「Mini・SS・S」と3つあります。 定番のロープタイプで噛みやすく、ほどよい硬さです。 飼い主や犬同士で引っ張りあって楽しみながら歯垢を落とせます。 第3位 【ハーツ(Hartz):デンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバー】 出典:Hartz 第3位は、ハーツ(Harts)のデンタルトイボーン ソフトタイプ ミニベーコンフレーバーです。 硬さやサイズのバリエーションも豊富にあり、商品タイプによっては、いちごや青りんごフレーバーも用意されています。 また、丈夫なナイロン素材のため、耐久性が高めです。 歯の汚れを落としながら歯茎までマッサージできるため、噛めば噛むほど歯の歯垢もとれやすくなります。 第2位 【JW Pet:ホーリーローラーボール 中型犬 Mサイズ ライトブルー】  出典:PLATZ     第2位は、JW Petのホーリーローラーボールです。 100%ナチュラルラバーです。80℃以上の高温に耐えるため、熱湯消毒ができます。 耐久性も高く、中におやつなどを入れて楽しめます。 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 第1位は、北海道の天然物のエゾ鹿の角です。 鹿の角を時間かけて半割加工しているため、犬の嗅覚を刺激しやすくなっていることで食いつきが違います。怪我をしないように加工処理や熱処理殺菌をしているため安心です。 鹿の角は、強度が高く長く噛みつづけられます。 デンタルケアとしても優秀です。 実際に使用した愛犬家の意見やレビュー 売れ筋商品とおすすめ商品、それぞれの第1位の商品について、実際に愛犬家が愛犬に利用したときの口コミをご紹介します。 売れ筋商品 第1位 【ペットステージ Petstages:PTPS218 ウッディー・タフ・スティック ラージ】 出典:ヨドバシ.com - 噛むおもちゃ 人気ランキング【全品無料配達】         (※更新されるごとに順位や商品は変動)  飽きそうで飽きずによく噛んでいます。 (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ ラブのために購入 あげた瞬間からガジガジ齧りまくりで数日しか持ちませんでした(汗) 最後は手のひらサイズまで削り取られました 齧っても細かい破片にしかならないので食べても問題はなさそうです もう少し値段が安ければリピートしてたかなぁ (“ペットステージ Petstages PTPS218 [ウッディー・タフ・スティック ラージ] 通販【全品無料配達】”)https://www.yodobashi.com/product/100000001002822533/ おすすめ商品 第1位 【monolife:鹿の角 半割り15cm(中型犬用)】  出典:MONOLIFE 購入の決め手は、「無添加で自然素材」だったことです。 結論から言うと、購入して良かった。 何よりも、食いつきが違います。 何かに取り付かれたかのように 一心不乱にカミカミしています。 食事のあと、おやつのあとに与えていますが 歯磨き効果もあるようで 食後のフードの臭いが軽減されているように思います。 ママ、例のあれ忘れないでね?とばかりに 食後の鹿角をおねだり。 しまってあるところを分かっているので 扉の前に座って待っています。 今年の誕生日プレゼントは とても気に入ってもらえたようです。 犬友にも、おススメしたいと思います! (“鹿の角 鹿角 半割り 犬 おもちゃ 中型犬 15cm 無添加 おやつ エゾジカ 国産 鹿 角 ガム デンタルケア - 本革レザーのボディバッグ・ウエストバッグ メンズ 革製品のモノライフ通販”)https://monolifes.shop-pro.jp/?pid=145448004 売れ筋商品とおすすめ商品のどちらも、1位は「鹿の角」でした。 自然素材であることや食いつきがよく耐久性も非常に高いことから、長らく人気商品です。 噛み癖のしつけの最中や噛む力が強すぎて、おもちゃを瞬時に破壊してしまう大型犬などにも重宝されています。 ただし、サイズが合わないものを愛犬が使用すると、顎が外れたり歯が欠けたりする可能性もあるため、噛むおもちゃについても愛犬の体格にあわせたサイズ選びが大切です。

  • 犬Q&A

    犬の歯磨きの効果的な方法:口臭や歯周病予防に役立つケアのポイント

    犬の歯磨きの重要性 犬の歯磨きは愛犬の健康維持のためにとても重要です。 定期的な歯磨きによって口腔内の細菌や食べかすを除去し、口臭を軽減することができます。また、歯周病の予防にも効果的です。歯周病は進行すると歯の脱落や口腔トラブルを引き起こす可能性があります。さらに、歯磨きによって歯垢や歯石を予防し、歯の健康を維持することも重要です。犬の口腔ケアは、愛犬の日々の健康につながるので、定期的な歯磨きを習慣化しましょう。 歯磨きができない犬のコンディション 犬の歯磨きができない主な要因の一つは、歯磨きを嫌がることです。歯磨きが苦手な犬は、歯ブラシや歯磨き粉の使用に抵抗を示すことがあります。また、犬の口内に問題がある場合も、歯磨きが難しくなります。例えば、歯茎の炎症や歯の欠損がある場合、犬は痛みや不快感を感じるため、歯磨きを避けることがあります。 犬が歯磨きをする理由 歯磨きによって口腔内の細菌や食べかすが除去され、口臭を軽減し、歯周病のリスクを低減することができます。 口臭は、口腔内の細菌や食べかすが蓄積することによって引き起こされます。 歯周病は、歯垢や歯石の形成によって引き起こされる炎症性の疾患であり、重大な口腔問題を引き起こすことがあります。 定期的な歯磨きは、これらの問題を予防するために重要です。歯磨きは歯の健康維持にも役立ち、痛みや歯の損傷を防ぐことができます。しかし、犬が歯磨きを嫌がる場合や口内の問題が進行している場合、代替方法を利用することがとても重要です。 例えば、歯磨きが難しい犬には、歯磨きシートや歯磨きガムなどの歯磨き代替品を使用することができます。これらのアイテムは口内の細菌を抑制し、歯石の蓄積を防ぐ効果があります。また、定期的な歯科検診や獣医師の指導を受けることも重要です。獣医師や獣医衛生士に相談し、愛犬の口腔ケアの最適な方法を見つけることが大切です。 犬の歯磨きは、愛犬の健康に直結する重要なケアの一つです。定期的な歯磨きと適切な口腔ケアを行うことで、犬の口臭や歯周病の予防に役立ちます。定期的な歯磨きを習慣化しましょう! 犬用歯磨きアイテムとその使い方 歯ブラシ 犬用歯ブラシを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう! 1. サイズと形状: 犬用歯ブラシは、犬の口に適したサイズと形状を選ぶことが重要です。犬の大きさや口の大きさに合わせて選び、歯ブラシが犬の口内に適切にフィットすることを確認しましょう。 2. 柔らかさ: 歯ブラシの毛先は柔らかくなっているものを選びましょう。犬の歯や歯茎はデリケートなので、硬いブラシを使用すると犬に不快感や痛みを与える可能性があります。 3. ハンドルの使いやすさ: 歯ブラシのハンドルは、握りやすくコントロールしやすいものが望ましいです。犬の歯磨きは継続的な作業なので、飼い主さんが使いやすい歯ブラシを選ぶことで効果的に歯磨きができます。 4. 専用の犬用歯ブラシを選ぶ: 犬用歯ブラシは、犬の口に合わせて特別に設計されています。人間用の歯ブラシを使用することは避け、犬用の専用歯ブラシを選ぶことをおすすめします。 また、歯磨きのやりやすさや犬の好みに合わせて、歯磨きフィンガーブラシや歯磨きスポンジなどの代替商品を使用してみましょう。獣医師や獣医衛生士に相談して、最適な犬用歯ブラシを選ぶこともおすすめです! 歯磨き粉 犬用歯磨き粉は、口臭対策や歯石予防に効果的な成分を含んでいます。 抗菌成分により口腔内の細菌を抑制し、口臭を軽減します。 また、歯石予防成分が歯石の形成を抑えるため、歯周病のリスクを低減します。 犬用歯磨き粉は口臭や歯の健康をサポートするため、定期的な使用が推奨されます。 歯磨きシート・ガム・おやつ 犬が嫌がらずに楽しんで歯磨きができる方法です。 犬にとって美味しいおやつや噛むことが好きなガムとして利用することで、歯磨きの時間を楽しい経験に変えることができます。これらのアイテムには口臭予防や歯石除去の効果があり、犬の口腔ケアをサポートします。定期的な使用で犬の歯の健康を保ちながら、ストレスのない歯磨きを実現しましょう。 犬の歯磨きの方法 基本的な歯磨き方法 犬用歯ブラシを使用して歯磨きしましょう。歯ブラシを犬の口にフィットさせ、優しく歯や歯茎を磨きます。奥歯(臼歯)の磨き方は、歯ブラシを45度の角度で歯と歯茎に当て、小刻みに動かします。特に奥歯は歯垢や歯石が蓄積しやすいため、丁寧に磨くことが重要です。犬の歯磨きには犬用の歯磨きペーストを使用し、犬の好みに合わせた味を選ぶと効果的です。 歯磨きの頻度 犬の歯磨きの頻度は、一般的に週に数回から毎日行うことが推奨されます。 毎日の歯磨きが理想的ですが、実際には犬の性格や口腔の状態によって異なります。犬の歯磨きは口臭や歯周病の予防に効果的であり、定期的に行うことで口腔の健康を維持できます。獣医師の指示や犬の口腔の状態を考慮し、適切な頻度を決定しましょう。また、歯磨き以外にも、歯磨きシートやガムなどの代替アイテムを活用することも有効です。 犬の口腔ケアは日常的な習慣として取り入れ、定期的な歯科検診も行うことが大切です。 犬が歯磨きを嫌がるときの対処法 綿棒を使う方法 綿棒を使う方法では、歯磨きペーストを綿棒につけて、優しく犬の歯や歯茎を拭いて綺麗にします。愛犬にとってストレスのない方法で歯磨きを行えます。 犬用の歯磨きガムやシートを利用する方法 歯磨きガムやシートを利用する方法です。犬が好む味の歯磨きガムや歯磨きシートを与えることで、犬が楽しんで噛みながら歯磨き効果を得ることができます。口臭対策や歯石予防に効果的です。 犬用の歯磨きおもちゃ(歯磨きトイ)を利用する方法 歯磨きおもちゃ(歯磨きトイ)を利用して綺麗にする方法もあります。歯磨きおもちゃには歯ブラシの形状や歯磨き効果のある素材が組み込まれており、犬が遊びながら歯を磨くことができます。愛犬にとって楽しい体験となり、歯磨きが苦手なワンちゃんにもおすすめです。 これらの対処法を活用し、愛犬の歯磨きを楽しく行いながら口腔ケアを促しましょう。 ※ただし、獣医師の指示や犬の個別の状態に合わせた適切な方法を選ぶことが重要です! 愛犬に適した歯磨き習慣の築き方 子犬から始める歯磨きの練習 子犬に歯ブラシや歯磨き用品に慣れさせるために、優しく触れることから始めましょう! 指で口や歯茎をなでたり、犬用歯ブラシを咥えさせたりして慣れさせます。 次に、歯磨きペーストを少量与え、舐めさせることで味に慣れさせます。 最後に、歯ブラシに歯磨きペーストをつけ、優しく子犬の歯を磨きます。最初は数秒から始め、徐々に時間を延ばして慣れさせましょう。 練習を楽しくするために、ご褒美やたくさん褒めることも大切です!定期的に練習を続けることで、子犬は歯磨きに慣れ、健康な口腔ケアを維持できるようになります。 歯磨きが苦手な犬の慣らし方 歯磨きが苦手な犬の慣らし方にはいくつかのアプローチ方法があります。 まず、犬に慣れてもらうためにはゆっくりとしたステップで進めましょう。 最初は歯ブラシや指に触れるだけで終わり、徐々に歯磨きペーストを使ったり、歯を優しく触れたりするようにします。犬が落ち着いているときに行い、リラックスした状態を維持します。また、ご褒美やたくさん褒めることも効果的です。嫌がる場合は、代替アイテム(歯磨きガムやシート)を使ったり、獣医師や獣医衛生士の指導を受けることも検討してみましょう!継続的なトレーニングと忍耐が必要ですが、徐々に愛犬の歯磨きの苦手意識を克服することに繋がります。 歯磨き後のご褒美や口臭ケアの方法 1.おやつやおもちゃを活用して楽しく歯磨き 歯磨き後におやつやおもちゃを活用することで、歯磨きを楽しい経験に変えることができます。歯磨き後にお気に入りのおやつを与えたり、噛むことが好きなおもちゃで遊んだりすることで、犬は歯磨きを楽しい、嬉しいものだと思うことができます。 2.犬用口臭ケア用のガムやサプリメントの活用 口臭ケア用のガムやサプリメントを活用することも効果的です。口臭を軽減する成分が含まれたガムやサプリメントは、犬の口腔の健康をサポートします。これらのアイテムを定期的に与えることで、犬の口臭を抑えることができます。 歯磨き後のご褒美や口臭ケアは、愛犬との絆を深めながら口腔ケアを行う重要な要素です。愛犬の好みや健康状態に合わせて適切なおやつやガムを選び、楽しく歯磨きを行いましょう! ※ただし、与えるアイテムは適切な量を守り、獣医師の指示に従うことが大切です。 犬用デンタルケア商品の選び方 品質や安全性を重視する 犬用のデンタルケア商品を選ぶ際には、品質や安全性を重視することが重要です。 成分・原材料・製品のチェック 成分や原材料をチェックし、犬の健康に良いものを選びましょう。天然由来の成分や口腔ケアに効果的な成分(抗菌剤や歯石予防成分)が含まれているか確認しましょう。 信頼できるブランドや国産商品を選ぶ 製品の安全性についても注意が必要です。製品が適切な基準や規制に準拠しているかを確認しましょう。信頼できるブランドやメーカーからの製品を選ぶことで、品質や安全性についての信頼性が高まります。 さらに、国産商品を選ぶことも一つの方法です。日本では品質管理が徹底された製品が多く、信頼性が高いです。国内で製造された商品は、原材料や製造プロセスの安全性についても厳格な管理が行われています。 デンタルケア商品を選ぶ際には、成分・原材料・製品のチェックや信頼できるブランドや国産商品を選ぶことで、愛犬の健康と安全を保護することができます。獣医師や獣医衛生士のアドバイスも参考にしながら、最適なデンタルケア商品を選びましょう! 犬の好みやサイズに合わせて選ぶ 歯ブラシや歯磨き粉の種類 歯ブラシや歯磨き粉の種類を選ぶ際には、犬の口に合ったサイズや形状を選びましょう。 犬用歯ブラシは小型犬と大型犬では異なるものがありますので、犬のサイズに合わせて選びます。また、歯磨き粉も犬用のものを選び、愛犬の好みに合う味や香りを選びましょう。 ご褒美用のおやつやガムの選び方 ご褒美用のおやつやガムの選び方も重要です。愛犬が喜ぶおやつやガムを選び、歯磨き後のご褒美として与えましょう。噛むことが好きな犬には噛むタイプのおやつやガムが適しており、口臭ケアや歯石予防の効果があるものを選びます。ただし、与えるおやつやガムの量には注意し、獣医師の指示に従いましょう。 愛犬の好みやサイズに合わせて適切な歯ブラシや歯磨き粉を選び、褒美用のおやつやガムも口臭ケアや歯石予防に効果的なものを選ぶことで、犬のデンタルケアを充実させることができます。定期的な歯磨きと適切なデンタル商品の利用を組み合わせましょう! 犬の歯磨きの注意点 歯石がついてしまった場合の犬の対処 歯石がついてしまった場合の対処法についてです。 歯石は硬化した歯垢であり、定期的な歯磨きが行われないと蓄積されます。 歯石がついてしまった場合は、獣医師の診断と処置が必要です。専門的な歯石除去を行うために、獣医師に相談しましょう。一般的な処置方法は、麻酔下での超音波スケーリングや手作業によるスケーリングです。歯石の除去はプロの手によって行われるべきで、自己処理は避けましょう。 また、歯石の再発を予防するためには、定期的な歯磨きと口腔ケアが重要です。歯磨きを日常的な習慣にし、獣医師の指示に従って適切なデンタルケア商品を使用しましょう。また、食事によって歯石が蓄積しにくい食事療法も検討できます。 犬の歯石は口腔の健康を脅かす要素となるため、早期の対処と定期的なケアが重要です。 獣医師の診断と適切な処置を受けながら、口腔ケアを継続しましょう。 人間用歯磨き粉の注意 犬に人間用歯磨き粉を使用してしまった場合、人間用歯磨き粉には、犬の体にとって有害な成分や香料が含まれている場合があります。 まず、すぐに獣医師に相談しましょう。人間用歯磨き粉による犬の摂取量や体重によって、犬の健康への影響が異なるため、獣医師の指示を仰ぐことが重要です。 また、人間用歯磨き粉は泡立ちやフッ素の含有量が高く、犬にとっては飲み込むことができない場合があります。飲み込んだ場合は消化器系の問題を引き起こす可能性がありますので、すぐに獣医師に相談してください。 今後の予防策としては、犬用の歯磨き粉を使用しましょう。犬用歯磨き粉は犬の体に適した成分と配合比率が調整されており、安全に使用できます。 犬に人間用歯磨き粉を使用した場合は、獣医師の指示に従い対処することが大切です。定期的な獣医の診察や適切なデンタルケアの実施を心がけましょう。 まとめ 犬の歯磨きは口腔の健康維持の為にとても重要です。犬の歯磨きには口臭の改善や歯周病予防などの効果があります。歯磨きによって歯垢や歯石を除去することで、口腔内の細菌の繁殖を抑え、口臭を軽減することができます。また、定期的な歯磨きによって歯周病のリスクを低減し、歯茎や歯の健康を維持することができます。 さらに、歯磨きは犬の全身の健康にも影響を与えます。歯周病は炎症を引き起こし、細菌が血流を介して他の臓器に広がる可能性があります。これによって心臓病や腎臓病などの重篤な疾患のリスクが増加します。歯磨きによって口腔の炎症を抑え、全身の健康を維持することができます。 また、犬の歯磨きは早期から始めることが重要です。子犬の頃から歯磨きに慣れさせることで、成長しても歯磨きがストレスなく行えます。また、定期的な歯科検診も重要です。獣医師による専門的なチェックや歯石の除去によって、口腔の健康を守ることができます。 愛犬の歯磨きは飼い主さんの責任です。歯磨きが苦手な犬には代替アイテムを活用したり、練習を行い、最後にはたくさんの愛情を与えましょう。正しい歯磨きの方法や適切なデンタルケア商品を選ぶことも重要です。 最後に、犬の歯磨きは口臭の改善や歯周病予防だけでなく、全身の健康にも関わる重要なケアです。定期的な歯磨きと口腔の健康管理は愛犬の幸せと長寿につながるため、飼い主として責任を持って努めましょう。獣医師のアドバイスなども受けながら、犬の口腔の健康をサポートしましょう!

  • 【2023年】犬 爪切りおすすめランキング!嫌がる犬の爪切り対処法

    犬の爪には血管と神経があるため、犬の爪切りの際には切る側も切られる側も不安を感じてしまうことは少なくありません。 犬の爪切りをしなければ、肉球に爪が刺さってケガをしたり、歩きにくくなったりする可能性があります。 さらに、爪の中の血管と神経も一緒に伸びてしまうことから、爪と一緒に血管と神経まで処置が必要になってしまう場合もあり、爪切りをせずに放置してしまうことは非常に危険です。 そこで、本記事では人気の爪切りやおすすめの爪切りの紹介とともに、爪切りを嫌がる犬についての対処法を詳しく解説していきます。 犬用爪切りの選び方と注意点 犬用の爪切りは、ニッパー(ハサミ)・ギロチンタイプ・ヤスリタイプ・電動ヤスリタイプなど種類が多めです。 犬の爪は白っぽい場合と、黒っぽい場合があり、白っぽい爪であれば、血管や神経が通っている部分が透けて見えます。しかし、黒っぽい爪は血管や神経のある部分がわかりにくいため、切りづらさがあります。 そこで、愛犬に痛い思いをさせないように、扱いやすい爪切り選びが必要です。 爪切りそれぞれの特徴から、犬に合わせた爪切りの選び方、安全性などについて解説します。 犬種やサイズに合わせた選び方  爪がしっかりしている犬種や大型犬などは、切れ味のしっかりしている「ギロチンタイプ」であれば、スムーズに切りやすいでしょう。 反対に爪が柔らかく細い小型犬や子犬の時期であれば、犬種に関係なく「ハサミタイプ」がおすすめです。 ただし、飼い主さんが扱いやすい爪切りであることが、非常に大切です。 犬用爪切りの種類と特徴 犬用の爪切りは、主に5種類あります。 ・ニッパータイプ ・ハサミタイプ ・ギロチンタイプ ・ピコットタイプ ・電動タイプ 初心者におすすめな爪切りはニッパータイプです。 手で握りやすい大きさのものが多く、小型犬や子犬のような細くて小さめの爪でも使用しやすいでしょう。大型犬や爪が太めで大きい犬の場合は、大きめサイズのニッパーがおすすめです。 ハサミタイプは、子犬や小型犬、爪切りを嫌がる犬の爪の先だけを切るときにおすすめです。通常のハサミのような間隔で使用できますが、大型犬や爪が太く大きめの場合には、歯も小さめで力も必要となるため、負担が大きくなります。 ギロチンタイプは、小型犬から大型犬まで幅広く使用されています。切れ味が良いため、初心者でも使用できますが、切るときに怖いと感じてしまう場合もあるでしょう。そのため、ギロチンタイプは、血管や神経の部分が見えやすい白っぽい爪の犬におすすめです。 巻き爪になりやすい犬であれば、爪の横から差し込むピコットタイプがおすすめです。 小さい爪や柔らかい爪でも切りやすいため、爪切りを怖がる小型犬にも使用しやすいでしょう。 電動タイプは、電動の爪ヤスリです。 爪切り後の爪を整えたり、爪切りを怖がる犬に使用したりできます。また、普段のお手入れとして気軽に使用できるため、大変便利です。 電動タイプの振動や音を苦手とする犬もいますが、犬の血管や神経の部分を、誤って傷つける不安も少なくなります。 切れ味と安全性の重要性 ギロチンタイプ、ピコックタイプは、それほど力を入れなくても爪が切れます。 そのため、少し力を入れただけで思いもよらない長さを切ってしまい、愛犬に痛い思いをさせてしまう可能性があります。 ただし、切れ味が悪いと力が必要になるため、切る位置が悪いと愛犬にかかる負荷が非常に大きくなるでしょう。 どの種類の爪切りでも、切れ味が悪いと扱いにくく、爪を切る側も切られる犬も負担が増すため、切れ味の良さは大切です。 犬の爪は、血管と神経が薄っすらと見えている場合もありますが、境目がわかりにくいため、切りすぎに注意しなければなりません。そのため、爪を切る側の爪切りの握りやすさと力の入れやすさは非常に大切です。 持ちやすく力を入れやすい「ラバークリップ」を持ち手に使用していたり、爪の切りすぎを防止する「安全ストッパー」がついていたり、安全性に配慮した商品もあります。 爪切りは、定期的なケアが必要なため、少しでも安全に使用できる商品を選びましょう。 2023年最新!犬用爪切りおすすめ人気ランキング 国内3大ネット通販サイトである、Yahoo!ショッピング・Amazon・楽天市場より、2023年度「犬の爪切り」最新ランキングをご紹介します。 Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング Yahoo!ショッピングによる「犬の爪切り」売れ筋ランキング、2023年最新ベスト3をご紹介します。 1位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:Yahoo!ショッピング 創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられている、ペット用のつめ切りです。日本刀と同じ本格鍛造から70年の技を取り入れているため、群を抜いた切れ味です。 太くて硬い爪も、力を入れることなくキレイに切れます。刃の切れ味をドライバー一本で調整できることもポイントです。 また、切り口を滑らかに整えられるヤスリが付属されています。 2位:高輝度LEDライト付き ネイルトリマー|初心者も安心の高機能ニッパータイプ 出典:Yahoo!ショッピング 初心者でも扱いやすく機能的なことから、人気が高いニッパーです。 愛犬の爪を切るとき、血管や神経の部分を傷つけてしまいそうで、爪切りができなかったり、苦手意識を持っていたりする人も少なくありません。 しかし、商品に搭載されているLEDライトによって、見づらかった爪の中の血管や神経のある部分が見やすくなります。 さらに、グリップも握りやすい形で、刃先も丸いため、安心感は高めです。 ヤスリまで収納されているため、こちらの商品ひとつでしっかりと爪のお手入れができます。 3位:Pateker(パテッカー) グラインダーネイルケア|インスタでも話題の電動爪ヤスリタイプ 出典:Yahoo!ショッピング 全犬種対応の電動爪ヤスリです。小型犬・中型犬・大型犬用と3つのグラインダーを使用できます。 また、4.8ボルトのハイパワーモーター搭載とダイヤモンドビットホイールの使用により、他社製品で苦戦していたような大型犬の硬い爪を、数分で終わらせることも可能です。 研磨速度は通常モードと高速モードの2段階ですが、音や振動も非常に少ないため、音や振動に敏感な犬でもケアをしやすいでしょう。 USB充電式コードレスで3時間の充電で2時間使用可能です。 Amazonランキング Amazonによる「犬の爪切り」売れ筋ランキング、2023年最新ベスト3をご紹介します。 1位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:Amazon Yahoo!ショッピング売れ筋ランキングでも1位となった、創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられている「Zan-斬-」ギロチンタイプが、Amazonランキングでも堂々の1位です。 Amazonのレビューにおいても、切れ味のすごさを評価している声が目立ちました。刃の先が薄いことから、切る際に血管や神経の部分が刃に隠れることなく目視しやすい安心感があります。過度の負担をかけずに手早くケアができるため、爪切りに慣れた人だけではなく、初心者でも扱いやすいでしょう。 2位:Dudi Pet ネイルクリッパー|初心者でも安心安全機能付きのニッパータイプ 出典:Amazon 人間工学に基づいた設計により、無駄な力を入れなくても扱いやすい爪切りです。小型犬・中型犬・大型犬の全てが使用できるように、MとLサイズが用意されています。 また、爪の切りすぎを防止する「セーフティーストップ」が備わっているため、犬の手を傷つけることも防ぎます。 必要以上に力を入れずに済むため、切り口をキレイに仕上げられるのもポイントです。 3位:Casfuy 犬爪切り電動|音と振動を抑えた電動爪ヤスリタイプ 出典:Amazon 商品に搭載された2つのLEDライトによって、爪の血管や神経が通る部分が見えやすくなります。 威力のあるモーターとダイヤモンドドラムビットグラインダーにより、大きくて硬い爪でもパワフルかつ安全に削れます。 また、使用時の振動と音を極力抑えた設計のため、爪切り時の振動や音が苦手な犬でも使用しやすいでしょう。 2種類の速度と3つの研削ポートがあり、小型犬・中型犬・大型犬それぞれに合わせた選択ができます。 USB充電式コードレスで3時間の充電で2時間使用可能です。 楽天市場ランキング 楽天市場ランキングによる「犬の爪切り」2023年最新ベスト3をご紹介します。 楽天市場は、Yahoo!ショッピングとAmazonのランキングとは、少々違うタイプのランキング結果でした。 1位:LEDライト付き ペット爪切り|人間工学に基づいた小型ハサミタイプ 出典:楽天市場 ハサミタイプは初心者には力の入れ具合などが難しく、扱いづらいイメージがあります。 しかし「LEDライト付き ペット爪切り」は、LEDライトと人間工学に基づいたQ型ハンドルにより、血管や神経が確認しやすく、無駄な力を入れずに爪を切れます。 小型犬向けの爪切りです。 安全ロックがあるため、小さなお子様がいるご家庭においても事故に繋がりにくく安心です。 また、UV紫外線ライトも搭載されており、犬の皮膚に照射すると皮膚病の一種である「白癬(はくせん)」が光ることで発見できます。 高性能のバッテリーにより、1度の充電で約半年間の使用ができるため手間もかかりません。 2位:「Zan-斬-」ギロチンタイプ|爪切りに慣れた人におすすめのギロチンタイプ 出典:楽天市場 Yahoo!ショッピングとAmazonのランキングでは、1位の「Zan-斬-」ギロチンタイプは、楽天市場でも2位の人気商品です。 安全・安心の日本製に加えて、日本刀と同じ本格鍛造70年の技をもつ、創業昭和22年大阪の総合工具メーカー廣田工具製作所でつくられていることによる、群を抜く品質の良さがポイントです。 切れ味は折り紙つきでありながら、切れ味の調整もドライバー1本で簡単にできます。 商品は、小型犬と中型犬用・大型犬用の2サイズから選べます。 3位:「Zan-斬-」ピコックタイプ|巻き爪におすすめのピコックタイプ 出典:楽天市場 3位も2位と同じく廣田工具製作所の「Zan-斬-」ですが、ギロチンタイプではなく、巻き爪も切りやすく、狼爪(ろうそう)用としても全犬種に使用可能なピコックタイプです。 気になる点は、刃の位置が左にあることにより、左利きの人が使用しにくい点です。 しかし、ギロチンタイプ同様、ピコックタイプも切れ味が素晴らしく調整もドライバー1本と簡単なため、巻き爪や狼爪(ろうそう)以外の爪にも使用しやすいでしょう。 見出し:人気商品紹介 犬用爪切りの人気商品の中から、おすすめ商品を3つご紹介します。 DKPlus No.1爪切り 出典:Amazon ひとつ目は、Yahoo!ショッピングでも上位にある「Dudi Petのニッパータイプ」です。 人間工学に基づいた設計により、グリップが握りやすく滑りにくいため、無駄な力を入れずに切れるでしょう。強度と切れ味の良いステンレススチール製の刃によって、硬めの爪も無理なく切れます。 また、爪を切りすぎて血管や神経を傷つけないように、セーフティーストップがついていたりするのもポイントです。 爪ヤスリが付属されているため、爪切り後の切り口もキレイに整えられ、日々の爪のケアに重宝します。 安全かつしっかりと爪を切れる「Dudi Petのニッパータイプ」は初心者にもおすすめです。 ドギーマン ペティオ プレシャンテ 「ドギーマン ペティオ プレシャンテ」はペットのために考えられた、ピンクカラーがポイントのグルーミングシリーズです。 爪切りについても、お手頃な価格でしっかりとケアができる商品が揃っているため、ドギーマン ペティオ プレシャンテの中から、犬用爪切り4つをご紹介します。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターストッパー付き 出典:楽天市場 一定の長さで爪をカットできる、深爪しにくいストッパー付きのハサミタイプです。ストッパーによって爪の部分が少し見づらく感じるなどの場合は、取り外すこともできます。 全犬種に適応し、小さい爪も切りやすいため、小型犬におすすめです。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターハサミ式 出典:楽天市場 お手頃な価格なのに切れ味が良いと評判の商品です。 硬い爪の場合は、力の入れ具合が難しい場合もありますが、それほど力を入れなくてもスムーズに爪が切れます。全犬種適用の商品です。 ペティオ プレシャンテのネイルカッターギロチン式 全犬種適用で、刃もなめらかに動きます。硬い爪の場合は力の入れ具合が難しい場合もありますが、持ちやすく切れ味も良いため、初心者でも使用できます。 プレシャンテシリーズの刃の多くは、サビにも強く耐久性のあるステンレス製の刃を使用しているため、扱いやすいでしょう。 ペティオ プレシャンテ 電動ネイルヤスリ 出典:楽天市場 爪の飛び散りを防ぐカバー付きで、乾電池式のため、手軽に使用できます。 高めの回転音がするため、音に敏感な犬は怖がる可能性がありますが、音以外の理由で爪切りを怖がる犬や爪切りが不安な飼い主さんにおすすめの商品です。 WOLFWILL 電動爪ヤスリ 出典:楽天市場 「WOLFWILL 電動爪ヤスリ」は人間工学に基づいた設計により、パワフルに爪を削るため、爪切りに慣れてきた人におすすめの商品です。 ヤスリの部分にプラスチックカバーがついていることで、爪と粉が落ちることはある程度防止できます。ただし、カバーによって爪との接触部分が見づらく感じる場合もあるため、大型犬でも適用できますが、使用のおすすめは小型犬から中型犬です。 見出し:爪切りの正しい方法と頻度 犬の爪切りの頻度や手順、爪切りを嫌がる場合や出血したときの対応について、詳しく解説します。 犬の爪切りの知識 犬の爪切りの頻度は、月1回が目安です。ただし、ほぼ家で過ごしている場合は、2週間に1回を目安としてください。 また、犬が歩いているときに音がしたり、頻繁に足を気にする仕草が見られたりすることでも、爪が伸びているとの判断ができます。 爪を伸ばしたままの状態で放置してしまうことだけは避けてください。肉球に爪が刺さってしまったり、爪とともに伸びた血管や神経の手術をしたりする場合があります。 犬が爪切りを嫌がる場合は「1日1本」や「1週間に1度足一本分」のように、無理のない範囲で進めていきましょう。 正しい犬の爪切りの手順 爪を切る順番は、スムーズに爪切りをするために大切です。 例えば、爪を切るときは前から順番に切りたくなる場合も多くありますが、怖がられる可能性があります。 犬は、足の先・鼻の先・しっぽの先・口の先(マズル)など先端を触られることが、あまり得意ではありません。そのため、足の先を触ろうとする仕草や爪切りが視界に入ってしまうことで、怖がったり嫌がったりする可能性が出てきます。 まずは、念の為に止血剤とティッシュ、おやつ(ヨーグルトやペースト状の舐めやすいもの)を用意しておきましょう。そして、次の5つの順番で爪切りをします。 1.犬が逃げづらい場所に移動させる 犬が爪切りを嫌がって逃げ出しそうであれば、体を支えやすい台の上にのせます。 2.後ろ足の爪から切る 体を包み込むようにして足を持ち、足の指をしっかりと片手で固定して爪を切ります。 3.血管や神経の位置を確認する 白っぽい爪であれば、爪の中にうっすらとピンク色の血管が見えます。 黒っぽい場合は、少しずつ爪を切りつつ、切り口の状態を確認してください。パサついた感じの切り口は、血管部分から遠く、しっとりした感じの切り口は血管が近いと考え、切るのを止めましょう。 4.声をかけたり、おやつをあげたりしながら少しずつ爪を切る 爪の切り口と犬の様子を見ながら、少しずつ爪を切っていきます。 血管や神経のある位置より、余裕をもって切り終えましょう。 5.必要に応じて爪ヤスリを使用する 角が気になる場合は、ヤスリでなめらかにしましょう。服や絨毯に引っかからなくなります。 嫌がる犬に対する対処方法 爪切りを嫌がる犬に対する対処法は主に3つです。 1.逃げづらい場所で爪を切る 2.爪を切っている間、声をかけたり食べやすいおやつをあげたりする 3.一度にすべての爪を切らず、日にちを分けながら徐々に切る 犬が爪切りを嫌がる場合は、無理をさせずに、少しずつ慣らしていくことが大切です。 家での爪切りが難しい場合は、トリミングサロンや動物病院でやってもらいましょう。 出血した場合の犬の対応方法 止血剤が用意できていれば、まずは清潔なガーゼやティッシュで血を抑えた後、患部に止血剤を覆うようにつけてから押しつけるとすぐに血が止まります。 止血剤の代わりになるのは、小麦粉・片栗粉などを少量の水でかために溶いたものです。 止血剤や代用品がない場合は、清潔なガーゼやティッシュで患部を押さえながら、爪の横から優しく圧迫してください。そのまま3分間、犬が動かないようにしてもらいます。 血が止まらない場合は、さらに5分間圧迫します。 まだ少し血がにじむ場合は3分間、全く止まらない場合は、さらに5分間ほど圧迫を続けてください。それでも止まる気配がなければ、動物病院に連れていきましょう。 見出し:注意事項とメンテナンス 爪を切りすぎて出血した際の対応をしっかりしないことで起こる危険性や、爪切りを定期的にする重要性について解説します。 切りすぎによる危険と対策 犬の爪の中にある血管や神経を切りすぎて傷つけてしまうことで、痛い思いをさせてしまいます。また、出血した後、十分に処置をしないまま通常通りに散歩に連れて行ったことにより、菌に感染してしまう可能性があります。 犬の定期的な爪切りと手入れの重要性 爪のケアをしないまま、伸ばし続けると次のような危険があります。 ・爪が肉球に食い込んで傷つく ・長い爪によって地面をしっかり捉えられず足腰の関節を痛める ・爪が折れたり指骨折などの怪我をする 前述でもあるように、爪が伸びると同時に「血管と神経」も伸びていくため、犬の爪を伸ばし放題にした後に適切な長さにする場合「血管と神経」を切る手術も必要となります。 日頃の爪のケアによって、愛犬の怪我や痛みを抑えることに繋がるため、定期的な爪切りは大切です。 犬の爪切り傷ケアに必要な知識 爪切りで愛犬を傷つけてしまう可能性はゼロではないため、傷をつけてしまった際の対処法の基礎知識は非常に大切です。 「出血した場合の対応方法」でもお伝えしている止血の仕方と、止血後の過ごし方の2つについて、覚えておきましょう。 爪切りで傷ついた直後は、クレートなどで休ませることで、患部の状態が安定します。 かさぶたが取れるほどの激しい運動は避け、感染症を防ぐためにもお散歩は控えましょう。 ただし、お散歩が必要な場合は、犬用の靴下などで患部を保護することをおすすめします。 見出し:まとめ 犬用爪切り選びで大切なポイント  犬用爪切り選びで大切なポイントは主に次の3つです。 ・犬種やサイズに合っているか ・切れ味が良いもので安全に切りやすいか    ・持ちやすく切りやすく使いやすいか ただし、愛犬の状態によっても選ぶ爪切りのタイプが変わります。 例えば、爪切りを怖がる場合は電動ヤスリにすると無理なくケアできる場合もありますが、音や振動が苦手な犬の場合、短時間でサクサク切れる爪切りが良い場合もあります。 飼い主さんが使用しやすく、愛犬の不安が少しでも減るような爪切りを選びましょう。

  • 犬用シャンプーの選び方とおすすめ商品

    犬用シャンプーの種類は豊富です。オーガニック系や特定の犬種専門のシャンプー、皮膚トラブル改善のための薬用シャンプーなどがあります。 愛犬の皮膚を健やかに保つためにもシャンプー選びは大切です。本記事ではシャンプー選びの基準や正しいシャンプーの仕方などを詳しく解説します。 犬用シャンプーの必要性と選び方 犬用シャンプーではなく、人間用のシャンプーでもよいのではと考える場合も、少なくありません。 しかし、犬と人間では皮膚の厚さや状態が違います。そこで、人と犬のシャンプーの違いと、犬にとって安全で心地よいシャンプーの選び方について解説します。 犬用と人用の違いと適切なシャンプー成分 犬の皮膚は、人の皮膚の3分の1ほどの厚さしかありません。 人間の赤ちゃんの皮膚は、大人の皮膚の約2分の1であることから、犬の皮膚は非常にデリケートです。 シャンプーも含めた洗剤の成分は、水素イオン濃度pH(ペーハー)値によって「中性・酸性・アルカリ性」と大きく3つの成分に分けられます。 pH(ペーハー)値の最高値は14で、7が「中性」です。7より低ければ酸性となり、7より高ければアルカリ性となります。人間の肌のpH(ペーハー)値は4〜6ほどで、肌の細胞にとって心地よい状態が弱酸性です。そのため、人の肌は弱酸性に保つことで、皮膚表面の菌が増えにくくなります。 犬の皮膚のpH(ペーハー)値は、犬にもよりますが、おおよそ7.4 です。7よりも若干高めのため、弱アルカリ性となります。人間の肌とは逆の皮膚タイプであることからも、人間のシャンプーを犬に使用することは避けた方がよいでしょう。 シャンプーの主な成分は「界面活性剤」「添加剤」「補助剤」の3つです。 界面活性剤:主成分 添加剤:洗剤の性能をあげたり、香りや質感などをプラスαしたもの 補助剤:界面活性剤の働きをあげるもの 界面活性剤は、皮膚や毛の汚れを落とすための主成分であり、シャンプー選びで最も重要な成分でもあります。 界面活性剤は洗浄力が高ければ皮膚の油分を必要以上にとってしまい、毛をパサつかせてしまったり、皮膚にダメージを与えたりします。しかし、洗浄力が弱すぎるシャンプーは、汚れと皮膚の分泌が多めの犬には向きません。 界面活性剤には多くの種類がありますが、代表的なものは次の3つです。 ・高級アルコール系界面活性剤 ・石鹸系 ・アミノ酸系 高級アルコール系界面活性剤は、洗浄力も皮膚への刺激も特に強いため、肌が敏感であったり、アレルギー性皮膚炎など肌に少しでも異常があったりする場合は避けましょう。 石鹸系も洗浄力が強めです。石鹸は環境にとっては優しい成分ですが、皮膚に対しては刺激が強いため、皮膚が弱め・敏感肌・肌トラブルがある場合は避けましょう。 界面活性剤の代表的な3つの中でも、アミノ酸系は比較的新しいタイプです。 低刺激のため、皮膚にも毛にも優しくはありますが、しっかりした洗浄力を求めているのであれば、物足りなさを感じる場合があります。しかし、皮膚が弱い犬に対しても使用しやすく、保湿しながら汚れを落とせるメリットがあります。 皮膚に優しいだけでなく、洗浄力も欲しい場合は「ラウロイルメチルアラニンNa」というアミノ酸系界面活性剤のシャンプーがおすすめです。 ただし、補助剤としてラウレス硫酸Naやラウレス硫酸アンモニウムなどのラウレス硫酸タイプが入っている場合は、洗浄力が強化されます。皮膚への刺激が強すぎてしまう可能性もあるため注意しましょう。 犬用シャンプーで特に注意することは、成分表示が法律で義務付けられていないことです。 たとえ成分の記載がされていたとしても、全ての成分が表示されているわけではありません。 添加物として使用されている合成着色料の中には、アレルギー性を含むものや海外では禁止されているものがあります。 無添加と書かれているシャンプーにおいても、添加物が何も添加されていないと思われがちですが、ひとつの添加物だけ無添加の場合でも無添加表示されてしまうのです。 例えば、防腐剤は無添加ですが、海外では禁止されているようなタール系色素が入っている場合でも、無添加表示されています。そのため、どのような成分が無添加なのかの確認は大切です。 また、見落としがちなのが香料です。 人間にとって良いニオイと感じるシャンプーのニオイが、人間の1億倍ともいわれる嗅覚をもつ犬にとっては、非常につらい場合があります。 たとえ良いニオイだとしても、ニオイが強めのシャンプーは避け、無香料かニオイの優しいシャンプーにしてあげましょう。 犬種や肌質、コートタイプに基づく選び方 犬用シャンプーは、トイプードル向けやチワワ向けなどの犬種別もあります。 犬種別のシャンプーは、犬種ごとの毛や皮膚の特徴にあわせた成分でつくられているため、安心感があります。 例えば、特徴的なトイプードルの毛は抜けづらく非常に柔らかいため、シャンプーによって毛の仕上がりに違いがでやすいのです。そのため、トイプードルの毛に合わせてつくられたトイプードル向けのシャンプーによって、毛の仕上がりに期待できます。 また、チワワは肌が弱く、皮膚が炎症を起こしやすいため、洗浄成分が弱い低刺激のシャンプー向きです。 チワワ用であれば、チワワの皮膚の傾向に合わせた成分を配合しているため、トラブルを起こしにくく安心です。 ただし、皮膚に炎症がある場合は、薬用シャンプーを選びましょう。 薬用シャンプーには治療に有効な成分が配合されています。ただし、犬の皮膚の症状に合わせた薬用シャンプーを選ぶ必要があるでしょう。 薬用シャンプーには主に次のような6つのタイプがあります。どのような病状に有効かについては、次の表をご覧ください。 薬用シャンプーのタイプ病名または症状一般的な初期症状または原因抗菌用膿皮症皮膚に赤や白のブツブツが発生。痒みや脱毛などもみられる。抗真菌用マラセチア皮膚炎皮膚にべたつき感があり、フケや赤みがみられる。抗脂漏性用脂漏症皮膚にべたつき感があり、痒みや脱毛、乾燥がみられる。角質溶解用フケ乾燥・ストレス・感染性皮膚炎・アレルギー性・アトピー性・脱水・栄養不足など保湿用乾燥・肌あれ皮膚の薄さ・室内乾燥・過剰なシャンプー・栄養バランスなどかゆみ止めかゆみ皮膚の乾燥・シャンプー残り・エアコン等による乾燥・換毛期・虫刺され・ストレス・アレルギー・アトピー・感染症など 高温多湿であったり、ひどく乾燥していたりする環境やシャンプーの選び方とやり方によって、皮膚炎や感染症をひきおこしてしまう可能性があります。 犬の置かれている環境の調整や皮膚の状態にあわせたお手入れは、予防のひとつです。 子犬は成犬よりもさらに皮膚がデリケートで、環境によって体調を崩しやすいため、シャンプーにも気をつける必要があります。 子犬の初めてのシャンプーは、ワクチン前は感染症のリスクがあるため、3回目のワクチン接種が完了した2週間後からにしましょう。 また、まだ体力がないため、体調がよくないときや嫌がる場合は、無理にシャンプーをする必要はありません。ニオイや汚れが気になるときは、シャンプーシートや蒸しタオルなどで、優しくふき取るようにしてください。 子犬を初めてシャンプーする際に使用するシャンプーは、無添加で刺激が少ない天然由来のものがおすすめです。 おすすめの犬用シャンプー商品紹介 犬用のシャンプーは、オーガニックや天然由来、無添加や無香料などの刺激を抑えた肌に優しいもの、人気の高いブランドシャンプーやプロが使用するシャンプーなど多種多様です。 そのため、多くの犬用シャンプーから、選りすぐりのおすすめ商品をご紹介します。 オーガニック成分が豊富な犬用シャンプー オーガニックシャンプーは無添加シャンプーと混同されてしまう場合もありますが、似ているようで違います。 無添加シャンプーは着色料や香料、防腐剤などの合成化学物質を抑えたものに対して、オーガニックシャンプーは天然由来の成分を使用したものです。 どちらも皮膚や毛に優しいシャンプーといえますが、オーガニックにおいても合う合わないがあります。たとえオーガニックシャンプーであったとしても、初めて使用した場合は愛犬の皮膚の状態に注意しておきましょう。 オーガニックについては、オーガニック由来指数がひとつの目安です。 オーガニック由来指数とは、オーガニック原料とオーガニック由来部分が製品に何%含まれているかを示す指数です。ただし、表示は義務ではありません。 表示される指数は、使用原料の由来・処理方法により、以下の4つがあります。それぞれ水を含むか含まないかの表示もあります。 ・自然指数 ・自然由来指数 ・オーガニック指数 ・オーガニック由来指数 どのような天然成分がどれほどの割合で入っているのかがわかると、より安心です。 オーガニック成分が豊富なおすすめのシャンプーは、100%国産天然由来成分でできているオーガニックドッグシャンプー「LaNatule」です。 出典:楽天市場 洗浄成分は100%植物由来のため、肌への刺激を極力抑えながら汚れを落とせます。 また、消臭・虫よけ・保湿成分・リラックス効果のある香りなどの全てが天然由来からです。アミノ酸系のため、泡立ちがよく優しく洗えることから、肌が敏感でも安心して使用できます。 さらに、合成着色料・石油系界面活性剤・シリコン・パラベン・鉱物油・サルフェート・紫外線吸収剤の7つが無添加です。また、全成分が表示されていることも安心感に繋がるでしょう。優しさと安心感が詰まったオーガニックドッグシャンプー「LaNatule」は、おすすめです。 ティーツリーシャンプー ティーツリーはティートリーとも呼ばれる精油です。 ティーツリーの効能は、免疫調整・抗ウィルス・抗菌・抗真菌・抗炎症などですが、リフレッシュしたいときにも有効で、活力ももらえます。 ティーツリーシャンプーでおすすめは、オーストリア産「APDCのティーツリーシャンプー」です。 出典:楽天市場 主にティーツリー・紅藻エキス・ユーカリオイル・ローズマリーオイルなど、6つの植物成分が配合されています。 オーストラリアの植物科学者と共同開発し、安全と効果の両方にこだわったシャンプーです。 また「APDCのティーツリーシャンプー」のティーツリーコンディショナーも出ています。 愛犬の被毛にさらにハリやコシ、ボリューム感が欲しいと考えているのであれば、シャンプーとセットでの使用がおすすめです。 シャンプー&ボリュームアップコンディショナーミニボトルセット(各50ml)でお試しが可能です。 出典:楽天市場 長毛の犬種の被毛のもつれや毛玉を抑制し、ツヤ感ある仕上がりになる、紅藻エキス&植物性ヒアルロン酸など配合のティーツリーコンディショナーもあります。 出典:楽天市場 愛犬の皮膚や被毛に優しいだけではなく、コンディショナーとセットで使用すると理想の毛の状態になれる可能性もある、おすすめの商品です。 リンスインシャンプー 犬用のリンスインシャンプーでおすすめの商品は、ライオンペット株式会社の「毎日洗えるリンスインシャンプー」です。 出典:楽天市場 毎日洗えるほど優しい、100%植物生まれの洗浄成分が使用されています。無着色で微香性でもあるため、シャンプーのニオイが苦手な犬も安心です。 洗浄成分が優しいだけではなく、アミノ酸配合により泡立ち豊富で優しく洗えるため、肌が敏感でも利用しやすいでしょう。 液状のリンスインシャンプーシリーズは「ノミ・マダニとり」と、フケやかゆみを抑える「皮ふを守る」タイプを含めた3種類です。全てにボトルタイプ(330ml)・ポンプタイプ(550ml)つめかえ用(400ml)があります。 トリマー監修のプロ仕様犬用シャンプー トリマー監修のプロ仕様シャンプーでおすすめの商品は、WDPドッグサロンの専属プロトリマー監修の「ボタニカルドッグシャンプー」です。 出典:楽天市場 「アボカド油」「オリーブ油」「ひまわり種子油」の3種のオーガニック認証成分と15種の天然由来成分が配合されています。 また、パラベン・シリコン・鉱物油・サルフェート・紫外線吸収剤の5つが無添加です。 泡立ちと泡切れがよく、優しい使用感で愛犬の肌を守りながら、清潔にします。 仕上がりもコンディショニング成分配合のため、ふわふわです。 シャンプーの香りは、たとえ良い香りだとしても、人間の嗅覚の1億倍ともいわれる犬にとってはストレスとなる場合があります。 そのため、アロマセラピストが香りをブレンドして、香りの強さも意識しながら犬の好む香りにこだわってつくられています。 ポンプタイプのため、部分洗いなどの使用する範囲によって、シャンプーの量を調節しやすいことから、無駄に消費させることなく経済的です。 ボタニカルドッグシャンプーはシャンプーのしやすさとシャンプーによる心地よさの双方を考えてつくられている点でも、おすすめできます。 犬用シャンプーのおすすめブランド 犬用シャンプーにおいて信頼と実績のある、おすすめのブランドは次の3つです。 ・キールズ ・ライオン ・サロンフォードッグ キールズは、ニューヨークでアポセカリー(欧米の調剤薬局)として創業しました。薬草やさまざまな原料を用いて、薬やお茶を調合して販売するお店です。世界中の植物を研究し、厳選した天然由来成分の配合をしていました。 現在もその精神と経験を活かし、世界中の植物を研究しながら、天然由来成分を多く使用したスキンケアの開発を続けています。そのため、犬用シャンプーキールズドッググルーミングシャンプーについても、長年の研究や経験が活かされています。 出典:楽天市場 ライオンは、長く愛されている歴史あるブランドです。ペット用品以外では、歯ブラシ・洗剤・スキンケア・薬品など、数々の事業を展開しています。 ペット用品については、ライオンペット株式会社で展開をしており、犬用シャンプーは全て、洗浄成分の100%が植物生まれです。 世界的に注目されている最先端評価法である「皮ふ刺激性試験」を取りいれており、肌にやさしい「刺激性なし判定処方」との結果がでています。 ライオンのシャンプーはリンスインシャンプーが主です。 出典:楽天市場 大きく分けて「泡タイプ」「液体タイプ」「水のいらないシャンプー」と3つのタイプを扱っています。 毎日洗える・のみダニ・子犬子猫・ニオイ・肌ケア・香り・手足用など目的別でシャンプーがつくられているため、愛犬の状態に合わせたシャンプーが見つけやすいでしょう。 サロンフォードッグスは、トリミングサロンのプロのトリマーやドッグショーで活躍されている多くの人に愛用されています。 出典:楽天市場 サロンフォードッグスのシャンプーとコンディショナーは、企画・製造が日本です。 商品開発者の愛犬が、生まれつき皮膚が弱く刺激の強いシャンプーが合わないことがきっかけで、商品が開発されました。そのため、死海の天然ミネラルや天然植物エキスが多く配合された、皮膚に優しいシャンプーを開発しています。 また、毎日多くのシャンプーをするトリマーなどの、手荒れ予防にもなる成分でつくられており、犬だけではなくお世話する人にも優しいブランドです。 犬用シャンプーおすすめ人気ランキング 犬に優しく仕上がりの満足度も高い、犬用シャンプーおすすめ人気商品ベスト3をご紹介します。 1.レッドハート 自然流 全犬種用シャンプー おすすめ人気ランキング、1位は「レッドハート 自然流 全犬種用シャンプー」です。 出典:楽天市場 犬の皮膚と被毛にとことん優しくありながら、しっかり洗浄、仕上がりふんわりと三拍子そろった優秀なシャンプーです。 和漢洋のハーブや植物エキスが配合された天然素材100%であることに加え、化学合成の蛍光剤・漂白剤・香料・着色料、石油系の界面活性剤の使用はされていません。 肌や被毛に優しいシャンプーは、どうしても洗浄力が落ちてしまいがちですが、レッドハート 自然流 全犬種用シャンプーは刺激を抑えつつ、高い洗浄力でしっかりついた汚れも落とせます。 濃縮タイプのため、汚れの度合いや肌の状態に合わせて、シャンプーの濃度を調整可能です。 また、長毛タイプや毛の乾燥やフケ症などのトラブル肌であったり、シャンプー頻度を高めたりしたい場合には、スーパーグレードタイプがおすすめです。ただし、トラブル肌については獣医師にご相談のうえご使用ください。 2.サロンフォードッグス  おすすめ人気ランキング2位は、前述のおすすめブランドとしてもご紹介したサロンフォードッグスです。 出典:楽天市場 サロンフォードッグスのシャンプーとコンディショナーは、使用した後の仕上がりの良さを一度は体験して欲しい、おすすめ商品です。 生まれつき皮膚が弱い犬でも、安心して利用できる天然ミネラルや天然植物などを使用した優しいシャンプーでありながら、お世話する人にも優しく、満足感を与えてくれます。 皮膚に優しいだけではなく、レモングラスやイランイランなどが使用された上品で華やかな香りと圧倒的な美しいツヤのある仕上がりは、ドッグショーで活躍する方々が愛用するほどです。 3.プロフェム ベーシックシャンプー おすすめ人気ランキング3位はプロフェム ベーシックシャンプーです。 出典:楽天市場 愛犬に合うシャンプー選びに迷った場合、一度は利用して欲しいおすすめの商品です。 プロフェム ベーシックシャンプーは、犬猫の皮膚と被毛の科学を基に作られた、全犬種全猫種に利用可能なシャンプーであり、JIS規格により安全性が確認されている成分のみでつくられています。 シャンプーの際に注意していても、刺激に敏感な目や傷口に入ってしまう可能性がありますが、痛みを減らせる刺激低減成分(加水分解ローヤルゼリータンパク)の配合がされているため安心です。 また、汚れの度合いにより、原液〜5倍希釈で調整して利用ができるため、犬の肌にも優しく経済的です。 犬用シャンプーの使い方と注意点 シャンプーの事前準備やシャンプーの仕方、シャンプー後のケアなど、注意事項も含めて詳しく解説していきます。 犬のシャンプー前の準備と適切な頻度・量 シャンプーの負担を軽減したり、シャンプーの効果を高めたりするためにも、事前準備や適切なシャンプー頻度、適切なシャンプーの量にすることが大切です。 まずは、シャンプー前に4つの事前準備を行います。 1.ブラッシング できれば用意しておきたいものは、次の3つですが、コームなどのブラシだけでも問題ありません。 ・霧吹き ・スリッカー ・コームなどのブラシ まずは、シャンプー前に、ブラッシングします。 霧吹きなどで犬の被毛を湿らしてから、スリッカーで余分な毛やもつれた毛をほどいていきましょう。 最後にコームなどのブラシで毛並みを整えたら、シャンプー前のブラッシングは完了です。 スリッカーや霧吹きについては、必ずいるというわけではありません。しかし、ダブルコート(被毛をかき分けたとき地肌ではなく被毛が生えている2重毛)の犬にとっては、大きなメリットがあります。 シャンプー前に少し身体を湿らせて、スリッカーでムダ毛やもつれた毛を取り除く工程を行うことは、シャンプーをスムーズに行えるようにするメリットだけではありません。 被毛で見えない部分のケガやダニの付着を発見できる可能性もあります。 また、犬がシャンプーに緊張をしている場合、優しくブラッシングすることで、リラックスさせることもできるでしょう。 2.耳栓(脱脂綿など) 犬の耳に水が入らないようにするために、脱脂綿などで耳栓をします。耳栓が見えるくらいでよいため、奥に入れ過ぎないように注意しましょう。 3.身体を濡らす 犬のシャンプーに使用する適切なお湯の温度は、人間が少しぬるいと感じる37度前後です。 適切な温度のシャワーで身体を濡らしていきますが、濡らす方向は、お尻側から顔の方に向かって少しずつかけていきます。被毛の中までしっかり濡らすことが大切です。 シャワーで身体を濡らしていく際に、勢いよくお湯をはじかせないためには、犬の地肌近くまでシャワーヘッドを持ってきましょう。 シャワーを怖がったり嫌がったりした場合は、カラン(蛇口)からお湯をだしたり、洗面器などにお湯をためて、手で少しずつかけてください。慣れたころに、水圧を弱めたシャワーをかけてみましょう。怖がる場合は無理に続けず、その日は終わりにしてください。 頭のあたりを濡らすときは、犬の鼻にお湯が入らないように、鼻を上に向けましょう。 目に入る分には問題ありませんが、鼻に入ってしまうと、犬は息ができなくなるため注意が必要です。 4.肛門絞り 片手でしっぽを持ち上げます。 肛門の斜め下、時計でいうところの4時と8時の位置に、小さく盛り上がった2つの袋状のものがあります。人差し指と親指で挟み、下から押し出すように肛門に向かって絞りますが、このまま絞ると分泌物が飛び出してくるため、手のひらで覆うようにして絞ってください。力を入れすぎると痛がるため、優しく行いましょう。 出てきた分泌物のニオイは非常に強いため、すぐに洗い流してください。 シャンプー前の事前準備は以上です。 事前準備をしっかり行うことで、シャンプーも乾かす工程もスムーズに行えます。 肛門絞りは月に1度は行う必要があるため、シャンプーのときに一緒に行えば効率的です。 それでは、次の章でシャンプーの正しい方法を解説します。 犬のシャンプーの正しい方法 シャンプーが液体の場合は、洗面器などにお湯と少量のシャンプーを入れてからシャワーをあてて、しっかり泡立てておきましょう。 希釈タイプのシャンプーは、商品や犬の汚れなどの状態によって濃度の調節が可能です。そのため、ボトルに水とシャンプーを入れて希釈したものを利用する方法があります。ただし、希釈したボトルはカビや菌が繁殖する危険性があるため、そのまま保管せずに1回のみの使用にしましょう。 シャンプーの用意ができたら、順番に洗浄していきます。 シャンプーをしていく方向は、事前準備で身体を濡らしたときと同じように、お尻側から顔の方に向かって洗っていきます。なでると喜ぶ場所から洗い始めたり、慣れている場合は背中から洗い始めてもよいでしょう。 シャワーの温度も事前準備のときと同じく、37度前後です。 ①お尻やなでると喜ぶ場所の洗浄 片手でしっぽを持ち、お尻を洗います。 ②あしの洗浄 足先は汚れやすいため、指の間と肉球のすきまもよく洗います。 忘れがちな部分でもあるため、注意しましょう。 ➂背中や胸など全体の洗浄 爪をたてないように注意し、背中から優しくなでるように洗いましょう。 ④顔まわりの洗浄 シャンプーが目に入らないように注意しましょう。もし入ってしまった場合は、すぐに洗い流してください。 また、耳の縁の汚れや目ヤニは見落としがちです。目ヤニについては、お湯で十分ふやかしてから、指先でとってあげましょう。 ⑤顔から流す シャンプーを流すときは、鼻に入らないように顔から流していきます。 シャンプー残りがないように、ぬるついた感じがなくなるまで、しっかり流していきましょう。脇・お腹・お尻周り・足裏のすすぎ忘れに注意してください。 また、目にシャンプーが若干入ってしまっている可能性もあるため、最後に目も忘れずに流してください。 ⑥リンスやコンディショナーをする リンスインシャンプー以外の場合、シャンプーの後にリンスやコンディショナーをつけましょう。リンスやコンディショナーを手で全体に伸ばしてから、洗い流してください。 リンスやコンディショナーには、摩擦を軽減し、毛のもつれの原因ともなる静電気の発生を抑える目的もあります。 犬のシャンプー後のケアと皮膚トラブルを防ぐ方法 ドライヤーをあてる時間を短縮するためには、まず、毛の水分を手でとります。その後、数枚のタオルや吸水タオルを使用して、しっかりタオルドライしましょう。 タオルドライ後は、毛の根元からドライヤーで乾かします。しっかり乾かそうとしてドライヤーを近づけ過ぎないように、20cm〜30cmほど離して乾かしてください。  また、ドライヤーを顔まわりに使用する際は、後ろから冷風でかけるようにしましょう。 チワワやパピオンのように耳の毛が長い犬種は、癖のつきやすい耳から乾かすことがポイントです。 生乾きは菌の繁殖をおこす可能性があります。ドライヤーをかけ忘れがちな、指の間・わきの下・お腹・内またもしっかり乾かしましょう。 嫌がる犬への対処法とシャンプーの使用期限 犬がシャンプーを嫌がる理由は、恐怖心からくる場合が多いため、安心させてあげることから始めましょう。 嫌がる犬を強制的にシャンプーすることだけはしないでください。さらに恐怖心が強固なものとなってしまいます。 もしも、お風呂場に入ることすら怖がる場合は、次のような3つのスモールステップで、お風呂場に慣らすことから始めてください。      ①愛犬がシャンプーを嫌がる場合は、お風呂場自体に慣らすことから始めてください。 歩かせたり、その場でじっとさせたりするだけでも構いません。 飼い主は、お風呂場にいる愛犬に「お風呂だよ。こわくないよ」など声をかけてあげると、さらに良いでしょう。 ②場所に慣れてきたようであれば、カラン(蛇口)から、チョロチョロと水を流して見せてください。その際も「お水がでるね」など声をかけましょう。次にお湯をだして、蒸気がでる様子も見せてください。 怖がるようなことがあれば、その日はやめましょう。 怖がったらやめるの繰り返しで、少しずつ根気よく、恐怖心を取り除いてください。 お風呂場で一緒に遊んだり、お風呂場に入ったらおやつを与えるなど、お風呂場を楽しいものと認識させることも有効です。 ③シャワーをだし、お尻から優しくかけてみましょう。 シャワーを怖がる場合は、シャワーから出したお湯を洗面器などにためて、タオルで身体を優しく拭くことから始めます。 まずは、①と②を何日か繰り返し、お風呂場に慣れてから➂を行いましょう。 少しずつ、練習して恐怖心を取り除くことで、シャンプーができるようになります。 ただし、せっかく慣れたとしても、最初のシャワーやシャンプーで痛い思いや嫌な思いをしてしまうと、さらなる恐怖心をつくってしまいます。そのため、最初のシャンプーは刺激やニオイを極力抑えたものがおすすめです。 また、シャンプーの使用期限については記載されていないことが多いのですが、未開封であれば2年や3年としている商品もあります。ただし、開封してしまったら1年を目安に使い切るようにしましょう。 正確な使用期限や推奨されている使用期限については、シャンプーの成分にもよるため、商品に記載されているか、記載がなければ製造メーカーに問い合わせてください。 たとえ開封前のシャンプーであっても、保管方法によって変化がおきていないともいいきれないことから、皮膚トラブルを起こしてしまう可能性があります。 犬用のシャンプーも、できることなら数年放置はさけ、なるべく早めに使い切るようにしましょう。 まとめ 犬用のシャンプーは想像以上に多種多様です。 犬種や肌の状態、被毛のタイプなどによって、有効なシャンプーを選べます。 犬用シャンプーおいても、天然成分でつくられたボタニカルやオーガニック、無添加商品が人気です。ただし、皮膚や被毛に非常に優しい低刺激の成分でつくられているとしても、愛犬に合わない場合もあります。 かゆみやフケが出た場合は、低刺激のシャンプーではなく、薬用シャンプーが必要な場合もあるでしょう。ただし、肌トラブルにおいて薬用シャンプーを使用する場合は、自己判断せずに獣医師に相談することをおすすめします。 愛犬の肌と毛の状態は、健康のバロメーターにもなります。 日頃から愛犬の肌と毛の状態を把握し、新しい商品を使用した場合などは、注意して観察するようにしましょう。 その時々の愛犬の状態に合わせたシャンプー選びが、何より大切です。